コロナとスペイン風邪

質問

コロナが弱毒化して終息です。
歴史は繰り返します。
スペイン風邪は良い例です。
奈良の盧舎那大仏開眼供養のことなど歴史から学べます。
親は後数年は生きられたのに悔しいです。
皆様のコロナに関して思うことはどのようですか。
お詳しい方にお答え願います。

回答No.3

eroero4649

＞皆様のコロナに関して思うことはどのようですか。

14世紀のヨーロッパのペストパンデミックや、スペイン風邪パンデミックと同じ流れになっていてびっくりですね。
ペストのときもスペイン風邪のときも、収束した後は激しいインフレが起きているのです。このときのインフレの原因は明らかです。労働力不足なんですよ。特にペストは栄養環境や衛生環境がいい貴族より農民のほうが死者が多かった。それで深刻な労働者（農民）不足が起きたんですね。それまでヨーロッパでは農民は農奴と呼ばれるような奴隷同然の暮らしをしてきました。しかし農民が不足したので、貴族は労働者（農民）の待遇改善をしなければ労働者が集まらなくなりました。少しでも多くの労働者を確保するために待遇改善競争が起きたのです。それで特に被害が深刻だった西ヨーロッパでは労働者の権利が認められるようになり、これが後の「スイスの独立」なんかにつながっていって農民階級の勃興と騎士の没落を招き、文化にも影響を与えてルネサンスを興すことにもなります。

不思議なのは、ポストコロナでも深刻な労働者不足が起きていることです。ペストやスペイン風邪では、とんでもない数の死者が出て人間の数そのものが大きく減りました。コロナも少なくない死者を出しましたが、多くはどこの国でも非生産者人口である高齢者です。コロナは高齢者にとっては命を奪う怖ろしいウイルスでしたが、中年以下にとっては「キツいインフルエンザ」くらいのものでした。
なのに、日本でもアメリカでも深刻な労働者不足が起きています。コロナで失業した人が大勢出たはずなのですが、彼らはどこに行っちゃったんだろうと思います。

欧米やその他の国々の事情はあまり分かりませんが、少なくとも日本では「ビフォーコロナ」「アフターコロナ」で経済を筆頭に世の中が大きく変わったなと感じます。
この時代の大きな変化は、1995年以来じゃないかなと思います。1995年は阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、Windows95発売があった年です。日本はとっくにバブルは崩壊していたのですが、まだ世間はどこかしら浮かれていたというか、「今はちょっと景気が悪いけど、そのうちまた良くなるだろう」と誰もがなんとなく思っていたと思います。でも震災やサリン事件などが起きて「もう景気が良くなるということはなくて、このままどんどん悪い世の中になっていくのではないか？」とみんな気づかされてきた年でした。Windows95もパソコンオタクの間では大きな話題になっていましたが、一般の人々はピンときませんでした。しかし、今の世の中は半分Windowsでできてるようなものなので、時代の転換点だったと思います。

ウクライナ戦争なんかもあって、今、世界は新しい時代になったんだなと思います。

お礼

ご回答ありがとうございます。 自分で思う事を質問してご意見をいただけました。 まことにありがとうございます。 今後とも宜しくお願いします。

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