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どうして日本人は

バサザード(@BASAZARD)の回答

回答No.11

労働が買い叩かれている、ということです。 つまり労働市場が健全でないということですね。 商品市場と同様に、労働も需給の関係でその価格が定まると思われがちですが、労働と商品には決定的な違いがあります。 商品にはどんなものでも基本的に原価や経費というものがあります。ですから普通は最低でもそのラインをクリアした価格が設定されます。もちろん実際には原価や経費に加えて利益を見込むわけですが、とにかく「これ以下には下がらない」という価格がある。例外的に原価割れなんて現象もあるにはありますが、それは何らかの特殊な事情によるもので、それが通常ではあり得ません。そのような取引が常態的では商売は成立しないのは言うまでもないでしょう。 ところが労働にはそういった最低ラインというものがありません。自分が我慢しさえすれば原理的にはこれはどこまででも下がるのです。そして、多くの人は賃金を貰わなければ生活できないわけで、生活のために出来るだけ自分を安売りしなければならないということです。その結果、見合わない対価での取引が常態化してしまう。 そういった、あまりに非人間的な労働の買い叩きを防止するために法的に最低賃金というものが定められたわけですが、今度はその賃金に対していかに過剰な労働をするかで労働者は実質的に労働の安売りを強いられることになったわけです。 労働者が労働の安売りを強いられるのは、そうしなければ生活が成り立たないからです。 日本国憲法には健康で文化的な生活が国民の権利であること、言い換えればそれを保証するのが行政の義務であることが明記されていますが、現状では生活保護はそれには不十分です。 回転寿司もスーパーの特売パックの肉を買うこともともすれば批判されるのが日本の保証する「健康で文化的な生活」の実態です。「これが健康で文化的な生活だ」というのがこの国の民度だということでもあります。 ところがこれは実際には多くの人にとって健康で文化的な生活というには不十分なのです。 だから労働を不当に買い叩かれてでも奴隷的な労働に甘んじるしかない。 社会保障が十分であればそのようなことにはならないでしょう。 労働者の生活上の必要というやむにやまれぬ圧力によらず、需要と供給の関係で健全に市場原理に基づいた労働の取引が為されるようになるはずです。

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