腕時計を欲しがる

質問

以前、テレビで聞いた話しですが、バッグが欲しくなる時というのは、その人の人生において「旅立ち」を迎えている場合があるとの事で、バッグの大きさは、その変化の大きさを表しているとの事。
当時確かベッキーさんの妹さんがそのように言われており、やはりその後人生ががらりと変容したようです。

私の身近なある女性も、普段節約家で、ブランドもの等購入したこともなく、ずっと質素な生活をしていたのですが、ある時急にバッグが欲しくなったらしく、しかもCOACHの新作を一度に四点も購入するという事があり、さすがに本人も、その分これからも頑張って働いてお金を稼がなくちゃといった感じでした。
ところがその矢先に、ストレスや過労が蓄積し、急に原因不明の体調不良を患い、退職をする事に。
現在もまだ社会復帰の目処はたっていないものの、それまで低賃金で奴隷のような生活をせざるを得なかった彼女は、二度と人に雇われる仕事はしないと決め、闘病しながらも新たな道を模索しているようです。

そんな彼女が、最近、急に腕時計が欲しいと言い始めました。
今までは携帯の時計で十分だからと全く興味が無かったにもかかわらず、また、無職で収入のめどもない状態でもあるのですが、数万円の腕時計を幾つも欲しがるのです。

そんな彼女は、退職以来精神疾患や体調不良に見舞われ続け、最近は死を予感しているような事を口走り、体温も下がり、心臓痛も再発、食欲もなく、やりたいこともない。楽しいことがない。
温かいものをのんでも、お風呂に入っても、何をしても幸福感を感じられない。
と、状態が悪化するばかりです。

以前は、症状の出方にも起伏があり、気分よく、美味しいと喜ぶ時期や今回のように何をしてもダメな時期を繰り返していたようですが、最近は死の予感を強く感じているようです。

そんな彼女がどうしても腕時計が欲しいと、言い出し…

バッグの件が実際に該当しただけに、この時計を欲しがる事にも何かしら意味があるのではと気になりました。

スピリチュアル的な知識のある方からの回答をお待ちします。

回答No.5

tomban

スピリチュアルというよりも「心理分析」ね。
ユング的には、みたいなね。

買い物って「気分転換」ですよね。
それと消費って「蓄財の発散」ですから、これは「ストレスの開放」というものと同期しているようなところがあります。

バッグの件は、確かにそういったところもあるかもしれません。
バッグは「物を入れ、持ち運べる容器」ですから「現状（自己）の保全と同時に、環境の変化を求める」という意味で言えば「旅」というものと繋がらないでもないでしょうね。
ただ「容器」としての色合いが強い場合、そうとも言えないかもしれないですね。
今回のブランド物を欲しがっているので、どちらかと言えば「保全」の色合いが強いかもしれない。
変化を求めつつ（散財もこの意識の一つと見てもいいかもしれない）現状を保全し、他人の視線から隠蔽したい、という願望があったのかもしれないですね。

何かを買うことで頑張る、というのは、精神衛生的に言えばあまり宜しい事ではないでしょうね。
買うということは、自分の中に蓄積されたものを放出するという意味合いも持っていますから（だから買い物はスリリングな感じもありますよね？）それは「欲求の解消」です。
解消したいのに、かえってストレスを貯めてたら何もならないわけです。

基本的に彼女は以前と全く変わらない「考え方」であり、行動であるようですね。
腕時計、というのが、どんなキーワードなのかは想像でしか無いですが、もし「時計」というものに「時を司るもの」を期待しているのであれば、あまり良好な精神状態とはいえないと思います。

いずれにせよ、専門家の手が必要な段階なのは言うまでもないし、専門家の指導によって、考え方とか、生活行動について、もう少し整理していく必要があると思います。
少ない収入の中でも喜びを見出すことは出来ますし、物品に囲まれなくても人は幸せでいられるのは言うまでもないことですから。