• ベストアンサー

民主主義は 日本人のお家芸か

cyototuの回答

  • cyototu
  • ベストアンサー率28% (393/1368)
回答No.1

貴方の注目点に基づいた問題の設定が間違っていると思います。 《買収》とは政治を行うための説得の手段であり、軍事力、文化的に同化、政治制度の移入、経済、結婚、盟約、談合、外交手段、宗教などと同様な説得手段の一つです。民主制、愚民制、独裁制、賢人政治、帝政、封建制、共和制に限らず、どの制度でも、相手国や自分の国民を説得出来れば、上のどれか一つあるはその組み合わせの手段を、どの為政者でも試みてきました。 ですから、江上波夫の、騎馬民族の社会云々の文章が前に書いてあったから、買収が民主制の実現の要件であるとの論理を展開するのは短絡的だと思います。 買収で民主制がうまく行くこともあり、失敗することもある、そして、買収で独裁制がうまく行くこともあり、失敗することもある、と言うことでしょう。 また、Q.3に関しても、企業は利益を上げるのが至上目的ですから、その企業のあり方が民主的であるかどうかは本末転倒です。 利益を挙げるためには、短期的あるいは長期的、それぞれ違った条件で、欧米式の、上意下達方式(上から下方式)か、かつての日本式の、現場の意を上司が承認する方式(下から上方式)か、あるいは、みんな対等な所謂「民主的」な方式(上下なし方式)のどれが、一番良いかを論じるべきだと思います。 私は個人的には、米国のように貧富の差が大きく、はじめから不平等で、命令に従うことに慣れている国民性を持った国では上意下達方式が効率が良く、国民全員ドングリの背比べで平等意識が徹底している日本では、現場の意を上司が承認する方式が効率が良いと思っております。 また、豊かで安定した社会を持続するためには、企業間の競争による緊張が必要条件ですから、従業員民主制をそんな安定した社会で持続するのは無理でしょう。また、競争原理を排除したら、恐ろしい社会が出来てしまうと思います。「必要は発明の母」と言う言葉をご存知でしょう。競争がなく、したがって工夫をする必要がない社会は滅んでしまいます。 民主主義は企業内という狭いところで実現するのではなく、国民の総体的な文化の中で実現するものだと思います。 蛇足:オーストラリアの労働組合の会長がトヨタや日産の幹部と食事をした時の逸話を紹介します。その日本人の幹部のお抱えの運転手が、西洋人では考えられないほどの丁重な態度で自分の上司に深々とお辞儀をしていたのですが、その運転手が他の会社の幹部とはほとんど対等で会話をしていた場面を見て、そのオーストラリア人の幹部は日本の平等社会に感心させられたと言う話を大分前に読んだことがあります。欧米では会社の上下関係がそのまま、人格の優劣に基づいていると考える人が多いのですが、日本の企業内では上下関係とは人格に属するものでなく、機能に属していることに、この会長さんは気が付いたのです。一旦機能に無関係な所に置かれると、日本人は一気に平等を取り戻しているようです。 貴方も、「命令されたらやりたくないが、頼まれてしまったからしょうがない」という日本人には誰でも分かることなのに、そのくせ西洋人には理解出来ない感覚をもっているのではありませんか。

noname#80116
質問者

補足

 cyototuさん ご回答をありがとうございます。  少し背景を説明します。  次のような江上の説に短絡的に――事実かどうかを別にして 思弁的に――乗ってみたのです。結論だけになりますが  ▲ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  近代を特徴づける民主主義・個人主義・植民地活動・実用的な学問・実験の発達は 本来 遊牧騎馬民族の間にあったものだと思うんです。・・・  核家族制 契約制 土地よりも人間を問題にする人間主義 能力主義 平等主義 恋愛の謳歌 開拓・植民 知識・情報の愛好などは 早くから騎馬民族を特徴づけたものです。・・・  動かざる 農耕的な 古代的文明をつくったものと それから 動く 一つ一つは滅びて消えていったけれども それぞれが常にその時代におうじた 騎馬民族的な役割を持ったものと その両者によって世界ができているんだと私は思うわけです。  (江上波夫vs佐原真:『騎馬民族は来た!?来ない?!』1990 p.115f.) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ☆ 日本の民主主義をあつかう場合 どうしても 庶民ともっぱらの公民との二つの世界を問題にしなければならないと 常々考えていますので 思想的な形態として・つまりは生活態度としての類型的なあり方を問うものとして 強引に借りて来たものです。  そのような乱暴に設定した仮構にわが身をおくとした限りでは たとえば買収にかんして 国家のそれと企業のそれとは それほど 質を異にするとも思えない。その【質問1】では 能力主義にもとづく平等という思想が 買収を 進めると考えられるのに対して 農耕民族としては 企業の歴史にかかわってきた人びとが まづは優先的に 大きな舵取りを決めてしかるべきだと考えるでしょう。能力に応じた平等ではなく あるいは 法律制度優先としての機会均等でもなく 存在無差別の思想に立つでしょう。それでこそ 民主主義だというものです。外からやってくる者は まづは 信頼関係を築くことが 第一だというわけです。  これらのどちらを 民主主義という主題をめぐって どういう理由で 支持するか これを尋ねています。   【質問2】は これを 国家という範囲と内容にまで拡大した場合を尋ねるものです。極論の例をあげれば 例の国譲りについて 現代では 譲り返せという要求が 正当なものであるかどうか などです。  【質問3】は 両質問を踏まえて 将来のことを尋ねます。焦点は 会社ではたらく人びとの仕事ぶりや協働の関係が それぞれの生活態度にもとづく内容を実現することができるか これです。現在 どうであるかは――それが 考えうる範囲の未来にまで 変わらないという見方の場合を別として―― 無視してしまって 思弁的に夢想的に 考えたなら どうだろうか これです。  * いくつか例をあげて 現状の実例や分析やまた市場主義経済の原理などなど 詳論してもらっていますが だいたい上のわたしの説明をもって ご返答に代えることができるかと思うのですが いかがでしょう?  最後の  ★ 貴方も、「命令されたらやりたくないが、頼まれてしまったからしょうがない」という日本人には誰でも分かることなのに、そのくせ西洋人には理解出来ない感覚をもっているのではありませんか。  ☆ については おっしゃっている意味がよく飲み込めなかったです。つまり 民主主義と どういう関係にあるかです。

関連するQ&A

  • 天皇(万世一系、皇紀、教育勅語)について教えてください

    表題の件について、全項目でなくても構いませんので、教えてください。 (1)万世一系について 天皇は「万世一系」と言われていますが、血族が本当に継いでいたのか怪しいところがありますよね(特に都が何処にあったかも分からないような、戦国時代等) そこで、今の天皇から溯って、血が繋がっていることがはっきりしているのは、何処までなのでしょうか。 信頼に足る文献等ご紹介頂けたら幸いです。 (2)皇紀について 西暦紀元前660年が皇紀元年にあたる(日本書紀から)と辞書に載っているのですが、どの様に記述されているのでしょうか。 また、皇紀というのが一般に広まったのはいつ頃からでしょうか。 「紀元2600年」からでしょうか。 (3)教育勅語について 意味が良くわからないところがあります。 口語訳されたものは無いのでしょうか。 以前、ある神社のHPで見たことがあるのですが、戦後の平和・民主主義に合うように書きかえられていた文章でした。 また、あの文章は誰が考えたのでしょうか。 明治天皇が一人で考えたのでしょうか。 何か元となる文献等があったのでしょうか。

  • 騎馬民族征服?三韓征伐の神功皇后が夫余の出身?

    Korean Impact on Japanese Culture (Japan's Hidden History) http://www.hanbooks.com/korimonjapcu.html という本に影響を受けたというオーストラリア人から、天皇陛下は元々は朝鮮半島の出身者であると言われました。この本は読んで無いのですが、江上波夫氏の騎馬民族征服王朝説がもとで書かれているようです。 騎馬民族征服王朝説に関しては私なりに調べ、弓の形状が違ったり、天皇陛下の行事に騎馬に関連する行事が一切無い事、また遺跡などからも支配者が大きく変わったという形跡が無いことなど例に挙げて否定していたのですが、納得させるまでには至っていません。 その本の主張としては「神功皇后は朝鮮半島北部の皇女であった。それを日本書紀は皇后を日本人だと思わせる為に三韓征伐の出発地点を九州であると歪曲した。」ということで、その根拠として下記の件を挙げています。 (1)神功皇后が誓いを立てた場所が最北部の鴨緑江という、日本人であれば誰も聞いたことも無いような河であること。 (2)三韓征伐の最初の地点がKoryong (Taegu)現在の大邱(?)という場所で、そこから南下して行くのだが、敵地である南部朝鮮半島をどうやって安全に渡って大邱まで来たのか? 日本の学者の間では江上氏の騎馬民族征服王朝説はほぼ否定されているとのことですが、上記の点についての反論はあるのでしょうか?それともこの点は未だに解明されていないのでしょうか? このような過去の事は完全に立証する事は難しいし、憶測や推察がどうしても含まれる以上はそれぞれの解釈で、誰もが信じたいように信じればいいとは思います。しかし韓国は韓国起源説を大々的に国家戦略として行っていて、英語圏には彼らの主張は山のようにありますが、日本側の見解は殆ど目にすることはありません。このようなことが延々続いて行けばいずれは韓国の見解が主流の世の中になってしまうのでは?と危惧しています。 もし上記の点で日本が反論できる要素があるのであれば、ぜひ教えて下さい。 以上よろしくお願いします。

  • 何故蓮舫のような純粋な日本人ではない輩が偉そうに国会議員として跋扈しているのか教えて下さい。

    昨年実施され大きな話題となった「事業仕分」。 その中でも特に辣腕(大笑)を振るっていた民主党の蓮舫氏についてですが、何故あのような日本人でない者(彼女は台湾人の父と日本人の母を持つ所謂MIXで、日本の国籍法により中華民国の国籍と日本国籍の両方を持っており当初は父方の性を名乗っていたが、22歳で最終的に多重国籍を解消しなければならなくなった時点で日本国籍を選択したような輩であり、決して帰化したという訳でもなく日本人とは言えないと思うのですが)が国会議員として偉そうに日本のエリート官僚に対しあのようなぞんざいな態度で事業仕分に参加できたのか不思議でしようがありません。 やはり日本の政治、特に国政レベルでは万世一系の天皇を頂点に頂く優良な単一民族であるわが大和民族によってのみ運営されるべきであり、あのような純粋な大和民族ではないものは国政の世界からは排斥されるべきと考えますが皆さんはこのことについてどう思われますか? また現在の民主党はアメリカより中国を重視した外交政策を行ったり、永住権を有する外国人に地方の参政権を付与するなどという、華僑や朝鮮人共の陰謀ともいえる恐ろしい法案を今国会に提出したりと、我が大和民族の存在を脅かすような政策を次々と取っていますが、こういった政策とたかが一期目のしかも参議院議員でしかない蓮舫氏が政治の第一線で活躍できるのには何か関連性があるのでしょうか? 私は全くの無党派・無宗教の人間であり、民主党に特別な感情がある訳ではないのですが、大和民族の尊厳が脅かされているようで心配でなりません。どなたか真相を教えて下さい。

  • 日本国って・・・

    アメリカ合衆国。いろいろ国内的にも問題をかかえながら一応自由主義資本主義民主主義の世界NO.1国家ではあると思います。 日本はアメリカなくしては成り立たない国でもあると思います。国という体をなしているアメリカのひとつの州ともいえると思います。とくに沖縄県は。普天間基地問題も、そう考えると合点がいきます。 私は盲目的に、自由な気風と民主的な国だと憧れをもっていました。 ただ、よく考えてみると、アメリカも特別な国ではなく、国家権益を最優先にする普通の国なんだとようやく最近になってわかってきました。 そうなると、アメリカの世界の警察きどりな態度や民主主義大国だと主張する態度はおかしいと思うようもになってきました。 中東の国なんかは、アメリカ以上に他宗教(派閥)の民族が入り混じっているので、民主主義より独裁体制(良い独裁であるべきですが)のほうが合っているような気がするのに、勝手に戦争をしかけて、かえって国を混乱させて(何か利権を得る)いるとしかおもえないし(フランスやイギリスも悪いですが) ユダヤ人をとりこもうとイスラエルを勝手にでっちあげて、パレスチナを混乱させる。 古くはドイツのナチス独裁、中国の大躍進政策・文化大革命・チベット差別、共産党独裁を批判していますが、一番あからさまな(人種)差別しているのはアメリカ、、フロンティア精神と称して、アメリカ東部から西は西へ、インディアンを虐殺し、黒人をこきつかいながら、西海岸まで到達すると、それでも飽き足らずにハワイを征服し、フィリピン沖縄に進出する。日本の軍部独裁、中国進出を恐れて、 原子力を武器としてつかったのもアメリカだけ、東京大空襲と並んで史上最大の民間人大虐殺です。ほんの65年前の話です。戦争に勝てば勝手に裁判して、JAPAN州を作る。 それも独裁を批判して民主主義という言い訳を盾にして、そういうことをするからたちが悪い。 国家権益で動くのは世界のルールみたいなものなので、強いものが勝つのは当たり前で、中国が東アジア制海権を主張するのも当然かなと思います。 日本ってどうして、どんな場面でもお人よしなんでしょうか?ヨーロッパ経済のせいで円が不当に高くなっていきます。 別に自衛隊を増強したり、戦闘を合法化する必要はないとおもいますが、アメリカにも中国にもロシアにもヨーロッパにもつかずに、ずるく立ち回ることってできないんでしょうか?日本人なら頭もいいしできるとおもうんですが・・。何か重大な機密を日本はにぎられているんでしょうか?

  • 日本は民主主義でしょうか?

    結局は勝ち組のためだけの世の中ですか? それが民主主義と言ったらそれまでですが。 高学歴、高収入、高身分など、一度世の中に認められたら何をしても大丈夫な世の中ですよね? 政治家や大企業の幹部を見ているとそう感じます。 そしてそういう世の中を作ったのは我々庶民のせいにされます。 選挙で選んだのは我々だと。 普段から特別にいいこともなく、シワ寄せがすべて来ている庶民がすべて悪いと言うのでしょうか? 選挙にせよ、事前に敷かれたレールの選挙をしているから変わらないのに。 我々庶民は何をすべきですか? 何ができますか? 国民全員が高学歴になれば幸せになれますか? どうかご意見をください。

  • 日本はいつから民主主義になりましたか?

    私は昭和20年の敗戦後に日本国憲法が制定されて 民主主義になったと思っていました。 しかし実際にはどうだったのでしょうか? 本当に民主主義になったと言えるのはいつごろですか? またその根拠も教えてください。

  • 日本の民主主義

    「国会議員を選んだ有権者も問題ある」という発言をよく耳にします。 しかし、ここで言われている有権者とはいったい誰なのでしょうか? 各党には支持団体があり、選挙ではその団体の「組織票」が大きいと思います。 その中でどこにも属してない一般人が、「この人がいい」と投票しても それは本当に反映されているのでしょうか? 自分には一部の支持団体の票だけできまり、一般市民の票は圧殺されているように感じるのです。 そこで今回質問させていただきたいことは (1)上で述べたことは正しい認識か否か。 (2)日本の民主主義は、崩壊しているのか。 (3)もし一院制にした場合のメリットとデメリット

  • 日本の民主主義についてお教え下さい。

    日本では政教分離が民主主義だとされています。 でも民主主義国のアメリカ合衆国では大統領就任式には聖書に宣誓したり、通貨には「イン・ゴッド・ウィ・トラスト」と書かれてあって政教分離ではありません。 我国では政治家が神社に参っただけでニュースになります。 日本国はこれでは宗教を否定する共産主義非民主国家と同じではないかと思うのですが、如何でしょうか。

  • 日本に民主主義は根付くのか

    民主主義とは多元論と言うか、多様な存在や価値観を(それに賛同するかどうかは別として)認めるものだと思うのですが、 近年の国会における党議拘束の乱用や自分たちの主張を半歩たりとも譲らない姿勢など、 およそ民主主義とはかけ離れた動向が見受けられるように思います。 マスコミ等においても、自分と考え方が異なる存在を全否定するような権力者の言動、 あるいは、それに反発する同様な言動を面白おかしく取り上げるのみで、民主主義という面からの 問題点を指摘するような論調は無いように感じます。 私の知見が足りないせいかもしれませんが、このような傾向が続く延長線上には、 民主主義が根付いた社会は形成されないように思われるのですが、何か見落としているものがあるのでしょうか。 何らかの方向性を示唆するような書籍なりサイトなりをご存知ありませんか。

  • 日本って民主主義なのでしょうか?

    そもそも私は民主主義が何なのかよく解っていないのですが、 欧米などには 「自分達が投票し自分達が選んだ政府の行った事は  自分達にも責任がある。」 といった発言をする人も居る事に驚きました。 日本では特にそんな人が居ない様な気がします。  あれは駄目だ これは駄目だ  あいつが駄目だ こいつが駄目だ  あいつの所為だ こいつの所為だ  あいつをやめさせろ こいつをやめさせろ  ○○党に騙された ○○党に騙された などとりあえず否定ばかりが目につきます。 「そこまで問題意識があって具体的に指摘できる知識があるなら  自分で政治家になって国を動かせるんじゃ?」 と言ってみると 「自分は政治に関しては素人だから解らない。」 「自分は生活で精一杯だから政治に手を出す余裕はない。」 などなど次から次へと否定的な理由が出て来ます。 何か、言い知れぬ違和感を感じます。 自分が何に違和感を感じているのかもよく解りませんが、 民主主義ってこういうものなのでしょうか。 日本って民主主義なのでしょうか。 欧米の民主主義とどういう所が違うのでしょうか・・?