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日本の民主主義についてお教え下さい。

日本では政教分離が民主主義だとされています。 でも民主主義国のアメリカ合衆国では大統領就任式には聖書に宣誓したり、通貨には「イン・ゴッド・ウィ・トラスト」と書かれてあって政教分離ではありません。 我国では政治家が神社に参っただけでニュースになります。 日本国はこれでは宗教を否定する共産主義非民主国家と同じではないかと思うのですが、如何でしょうか。

みんなの回答

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.3

こんばんは夜分に失礼します。このご質問ですが、「前提に誤解があり」ますので、その部分からお話ししていきます。  質問者様が課題として記されている「民主主義」ですが、他の回答者様の説明に対する補足から「権利」と混同されている可能性があります。  >人権を重視するアメリカ合衆国では人権は神から与えられた物だから重視します。日本では人権は何によって保障されているのでしょうか。法は人が造ったものだから日本人の人権は日本人が保障するのでしょうか。  この部分の冒頭部にある「人権を重視するアメリカ合衆国では人権は神から与えられた物」の部分ですが、「権利(Human Rights)」が神から与えられたものであるとの部分は明らかな誤解です。  西洋での「権利」とは「天賦人権論」に見られる様に「人間が生まれながらにして持つ、自由と平等そして幸福を追究する権利」として使われます。別な表現をすれば「自然権」とのことになります。  西洋の近代社会がこうした思潮に至ってきた背景には「絶対的な価値の基準」となる「教会の宗教的権威による支配」がルネサンスを境として衰退傾向に向かい、それと共に「あるがままの人間をあるがままにとらえる」思考様式が形成されてきたことによります。こうした現象を「近代の萌芽」などと呼んでおります。  つまり「宗教もしくは信仰による支配」を前近代と規定することで、近代との違いも明確になることになります。近代には「信仰もしくは宗教による支配」はありえないとの話になり、もしこれがあるならばぞれは「近代のハリボテを被った前近代」であるとのことになります。  さて、日本ではそれがどうだったか、との話になればNo.1の方が詳細丁寧にご説明されていますのでそちらにお譲りしますが、それ以前とは異なる構造を模索したものの、実際の日本近代といえば「天皇制国家」との新たなイデオロギーを神道に基づいた形で構築した形であり、庶民の生活レベルで言えば徳川幕藩体制下で貫徹されていた「イエ意識」を支える儒教的道徳の刷り込みがそのままに重層低音のように継承されていた形です。  質問者様は何か誤解されているか相当に思い込みの強い方であるかの様に見うけられますが、一つ一つの事実を検証していきますと、アメリカが政教分離ではないなどとは必ずしもいえないことになります。  実際にアメリカがイギリスから独立した当時、フランスからは自由の女神が贈られたとのエピソードもありますように、当時のフランスは18世紀末のフランス革命に象徴されるように「王権から人民主権へ」と変貌を遂げてもいます。フランスが政教分離ではないといえますか?    また>宗教を否定する共産主義非民主国家との一節ですが、これも事実とは言えもしません。20世紀の露西亜革命以後現在のロシアに至る迄もユダヤ教やカトリックそしてロシア正教があることなどロシア史を少し繙けばわかる事実です。  そして「共産主義」とは経済学上の概念であり、政治学としての「民主主義」とは同じ土俵で語ることもできないとの話になります。つまり「共産主義=非民主主義」との定式化は成り立たないとの話になります。  なお、九段坂上のあそこにある神社は宗教法人ですので、日本国憲法第20条第3項により、国及びその機関は如何なる宗教活動も許容される性質の行為ではありません。本来ならば、新年に伊勢神宮を参拝することもこれと同じ扱いになるはずですが、なぜかメディアも世間もこの問題には指一本触れてはいません。考えてみればオカシナ話です。

noname#184471
質問者

補足

簡単に先進民主国家は政教分離の筈なのに宗教が絡んでいる国が多い様です。日本が今まで欧米諸国に見習って政教分離を称えて来たこととは矛盾するのではないかと考えているのです。

noname#194996
noname#194996
回答No.2

アメリカは政教分離の国とされています。 仰る儀式の方法は単なる彼らの慣習だと思います。日本人よりも圧倒的に多くの人間が神を信じているからです。 >人権は何によって保障されているのでしょうか。法は人が造ったものだから日本人の人権は日本人が保障するのでしょうか。 まあ、そのとおりでしょう。人間が自分たちのために憲法をつくったのです。日本国の構成員たるわれわれ人間がみんなでがんばって守り、これを保障しなければ、誰も守ってくれません。どこでもそうでしょうが、神頼みではだめでしょうね。

noname#184471
質問者

補足

政教分離は解りました。 人権ですがだから日本では人権虫が多いのですね。みんなで頑張って守っているとは見えませんが。

回答No.1

元々、国全体に一定の信仰を持たない国だから政教分離は自然の事です。 日本は、国家のために宗教や思想を弾圧した事があるのです。しかもこの100年以内に。 治安維持法や不敬罪はそこから生まれた発想なのです。民主主義というのは権力者の 自己規制を謳えなければ、戦中と同じ国家社会主義に陥ります。歴史の変遷で、自力で 自由を勝ち取った国と異なり、日本はアメリカに礎を作ってもらった箱庭のような物です。 宗教・思想・哲学に関しては、国家権力とは相容れない、少なくとも弾圧しないように 憲法が制定されたのです。それは民主主義としては間違った発想ではない。政治は、 特定の宗教を絡めない、だから靖国の公式参拝も違憲としているのです。 自公政権の児童ポルノ規制という名の創作物規制も、中国の手法と大差ない。 文化大革命を調べてみれば、理解できると思います。正しいかどうかではなくて、 国民や風土にあった政策ではないかと思います。基本的に、日本人の平均的な宗教観は 無いも同然ですから。 それに、日本は宗教を否定してはいないし、信教の自由も認めている。 この点は小学生にでも理解できるでしょう。

noname#184471
質問者

補足

人権を重視するアメリカ合衆国では人権は神から与えられた物だから重視します。日本では人権は何によって保障されているのでしょうか。法は人が造ったものだから日本人の人権は日本人が保障するのでしょうか。

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