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私は司法書士を目指していいのでしょうか

tak_tsutuの回答

  • tak_tsutu
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回答No.3

今年の合格者です。 私が質問者と同じ立場(年齢や境遇)であれば、企業への就職を模索すると思います。26歳の社会人経験の無い方が就職先を探すというのは、それはそれで厳しいと思います。ですが、司法書士試験に挑むよりは、随分楽だと思います。運良く不動産事務として就職できたのであれば、1年とは言わず、続けられるだけ続ければ良いと思います。どうしても司法書士になりたいというのであれば、働きながら、毎日少しずつの時間を捻出し、職を辞することなく勉強を続ければ良いと思います。 私は、元は旧司法試験の受験生でした。択一の合格経験もありますし、司法書士試験の受験を決意した当時、既に行政書士試験にも合格していました。私には、同じ時期に司法試験から司法書士試験へと転向した知り合いが9人程いました。法律予備校の講座を通して知り合ったのですが、皆、能力的には私と同じかそれ以上の方ばかりだったと思います。全員が、1回か2回の受験で合格するつもりでした。ですが、私を含む合計10名の結果は悲惨なものでした。講座終了から3年が経ちましたが、合格した者は3名にすぎません。私の受講していた講座のライブクラスには、我々10名の旧司法試験受験生以外にも、これから法律の勉強をはじめるという方や司法書士試験の勉強を何年か続けているという方も20名ほどいました。この方々の中から合格した者は、3年経った今でも1人もいません。 この試験は、簡単に人生を狂わせます。司法書士試験の個々の問題自体の難易度はそこまで高いわけではありません。コツコツと努力を重ねれば、どなたでも、ある程度までは確実に伸びます。日々の努力さえ怠らなければ、択一の基準点を超える位の実力を身に付けることは容易だと思います。ですが、本当の壁はその先にあります。その壁に至るまでに何年かかかり、そこに至ってはじめて、この試験の本当の難しさに気付くのだと思います。 この試験は、本当に難しい試験です。また、仮に合格できたとしても、それだけで人生が安泰となる訳ではありません。司法書士は「先生」と言われるようですが、所詮はサービス業です。国家から独占業務を与えられている「資格」というものは、その仕事をしても良いというだけのもの、出発点に過ぎません。実力が伴い、顧客の信頼を得てはじめて尊敬され、食べていけるようになるのだと思います。依頼人の立場になって考えてみて下さい。「肩書きがあるから尊敬されてしかるべき」という認識を持ち、実務をまるでできない司法書士を、あなたは尊敬できますか?きっと、他の司法書士を探すことでしょう。 司法書士は、依頼人からの信頼を得なければ食べていけません。それには、より良いサービスを提供し続け、依頼人からの期待に応え続けなければなりません。そのためには、日々の努力を怠ることができず、その結果、尊敬されるようになるのだと思います。私も、今は実務書や要件事実の参考書を読み、暇を見つけては会計や簿記の勉強をしています。一通り身についたら、その後は税務についても学んでみるつもりです。私の尊敬する先生も、「司法書士とはいえ、最低限の税務の知識は身につけておかないと、現場で恥をかくことになる。最終的には税理士に相談するようにと話を持っていくが、その話の過程が大事なんだ」という趣旨のことを仰っています。この試験、合格するための勉強は大変ですが、その後の勉強もまた大変です。同業者との競争も厳しいでしょう。安定して食べていけるようになるだけでも、相当の苦労が予想されます。また、仮にそういう立場になれたとしても、国が制度を少し改めるだけで、途端に右往左往しなければなりません(崩壊した弁護士制度をご覧いただければ、ご理解いただけると思います)。 私は、質問者には妙に共感するところがあります。20代の頃の自分にとっては、資格試験の合格こそが最終目標でした。その先のことはあまり考えていなかったように思います。具体的なプランも持っていなかったにもかかわらず、「普通かそれ以下で終わるつもりは無い」と妙にプライドだけは高かったのを覚えています。そのため、無謀にも司法試験に挑み、人生の大切な時を棒に振りました。私が今、20代の自分にアドバイスができるのであれば、就職活動をしてそれなりに食べていける職業につきなさいと諭すでしょう。費用対効果の面で言うならば、司法書士はお勧めしません。(1)資格をとれるのか、(2)とったとして、その後の人生はどうなるのか、(1)だけではなく、(2)についても真剣に考えてみると良いと思います。

enderuku
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 他の回答者の方へもすぐお礼を書きたいのですが文章を書くのが遅いので時間がかかってしまうかもしれません、ご容赦下さい。 かなり大変な思いをされたようですね、挑戦を始めればこれから自分がその立場になるのかもしれないと思うと憂鬱な気持ちになります。 やはり受からないかも知れない、受かってもやっていけない可能性があるというネガティブな気持ちと戦っていかなければならなそうですね。 お話を聞くと努力を積み重ねれば合格できるという話が本当なのかと疑わしくなります。 宅建を勉強しているときに安定して模試で35点を取るという私にとっての壁があったのですが司法書士試験での壁とは具体的にどのようなものなのでしょうか。 また差し障り無ければ現在の年収を教えていただけますか。

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