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拒絶理由における引用文献
特許の拒絶理由通知の中で挙げられている引用文献とは、殆どが国際公開されているものなんでしょうか?というのは、その引用文献を欧州特許庁による特許検索HP「espasnet」で検索すると殆どヒットするからです。国際出願しているからこそespasnetでその特許情報が閲覧できるという風に理解しています。それとも、国際出願でなくてもespasnetには全ての特許情報がDBされているのでしょうか?
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j-dreamさんは特許事務所にお勤めの方でしたね? 専門家と称してもいい方に対してお答えするのは差し出がましいのですが、知ってる範囲でお答えさせていただきます。 >というのは、その引用文献を欧州特許庁による特許検索HP「espasnet」で検索すると殆どヒットするからです。 これは、対応外国出願が見つかるということではなくて、Abstractの英訳を見ることができるという意味なのではありませんか? 日本の特許庁の電子図書館でも、英語ページがあり、そちらから検索すると既存特許出願のAbstractの英訳は出てきます。 http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg_e.ipdl ヨーロッパ特許庁でもその英訳を利用しているようで、日本にしか出願されていないケースでもそういうAbstractが出てくるんです。 >国際出願しているからこそespasnetでその特許情報が閲覧できるという風に理解しています。それとも、国際出願でなくてもespasnetには全ての特許情報がDBされているのでしょうか? Abstractしか出てこないのであれば、その理解は間違っています。 日本国内の特許出願であって国際出願されていないものでも、上に書いたように、ヨーロッパ特許庁のデータベースに要約書(Abstract)の英訳だけは置いてあるんです。 しかし、英語による国際出願又はパリ優先権主張をした英語圏(特にアメリカ)での出願がなければ、明細書や特許請求の範囲の英語は閲覧できません。 例えば、フランス語でされたPCT出願は、対応英語圏又は日本出願が公開されていなければ、フランス語で閲覧することしかできません。 でも、比率的に言うと、対応(英語による)外国出願が見つかるケースは、技術分野にも依るのでしょうが、7割ぐらいはあるのではないかという気がします。 ちなみに、上記の電子図書館の英語ページを使うと、機械翻訳をゲットすることもできます。 機械翻訳ですからその内容はデタラメな部分も多いですけど、うまく活用すれば役に立つ場合もあります。
お礼
おっしゃる通り、参照していたのはabstractであり、 国際出願されているとは限らなかったようです。 いつもながらどうもありがとうございました。