溶接棒(MAS-1)について

このQ&Aのポイント
  • アルミニウム合金の熱間押出しに携わっているものですが、とある合金(A3000系)の外観アレが問題となっています。
  • 経験的なものですが、押出し用のダイスを溶接修理した後の製品では外観がきれいにあがっています。溶接棒を調べたところMAS-1とのことでした。
  • この材料はマルエージング鋼であるとのことですが、なぜ外観が良くなるのか因果関係がはっきりしません。どなたか是非お教えください。また、他の方法でのアプローチがあるなら併せてご教授願います。
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溶接棒(MAS-1)について

アルミニウム合金の熱間押出しに携わっているものですが、とある合金(A3000系)の外観アレが問題となっています。経験的なものですが、押出し用のダイスを溶接修理した後の製品では外観がきれいにあがっています。溶接棒を調べたところMAS-1とのことでした。この材料はマルエージング鋼であるとのことですが、なぜ外観が良くなるのか因果関係がはっきりしません。 どなたか是非お教えください。 また、他の方法でのアプローチがあるなら併せてご教授願います。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

Alの押出しダイスですから材質としてはSKD61またはその改良鋼をご使用 のことと思います。また表面処理としては摩耗低減のため窒化処理され るのが通常ですので、そのようにされていると思います。窒化層は非常に 高硬度であるため、耐摩耗性は向上しますが、逆に脆いという短所があり ます。押出し製品の外観が悪くなる理由としては、この窒化層が部分的に 剥離し、長手方向にキズや筋として現れているものと考えられます。 一方MAS-1は、成分的に窒化性を向上するCrを含有されていませんの で、窒化した場合SKD61に比べて最表層硬度が低く窒化層も薄くなります。 このため、窒化層の剥離が起こりにくく、製品の外観が良くなったものと 考えられます。 但し、窒化性が劣るため耐摩耗性は低下しているはずですので、加工数量 が多くなった場合、SKD61対比製品形状が悪くなる懸念がありますので、 その点に注意されることをお薦めします。 MAS-1は窒化性はSKD61対比で悪いものの、窒化効果はありますので もし使用中に表面硬度が低下している場合、再窒化により表面硬度の回復 は可能です。 ただし摩耗してしまった場合は、ダイスの形状が変化してしまっているわ けですから、窒化だけでは形状は回復できません。再度肉盛溶接が必要で す。 要は、SKD61対比耐摩耗性が低いですので、SKD61+窒化ダイスの再窒化 サイクルよりも短いサイクルで再窒化しないと、摩耗で形状が変化してし まうと考えてもらえばいいと思います。

noname#230358
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。 窒化層が薄いため加工数の増加に対する、ダイスの表面状態の対策として再処理(再窒化)はこのMAS-1でもある程度の表面状態の回復は期待できるのでしょうか? お手数ですが、是非ご教授ねがいます。 早速の回答ありがとうございます。 窒化層が薄いため加工数の増加に対する、ダイスの表面状態の対策として再処理(再窒化)はこのMAS-1でもある程度の表面状態の回復は期待できるのでしょうか? お手数ですが、是非ご教授ねがいます。 重ねての質問にご丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。

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