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幸せの国ブータン
IXTYSの回答
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こんにちは。 とても意味のある深い質問です。 1990年、仕事でブータンに行きました。 当時、日本から農業指導のためブータンのパロと言うところに西岡京治さんと言う方が派遣され、国家の発展に多大な貢献をしておられました。 正直、国民にまったく不満がないのかと聞かれれば答えるのは難しいと思います。 しかし、この国の人々は誠実で良く働く人たちです。 主な産業はと言えば農業だけ。 4万平方キロの山岳地帯に60万の人口。 だからこそ西岡先生の貢献は絶大なものがありました。 先生は全家庭に一本ずつリンゴの苗木を送り、リンゴの栽培を奨励。 でも日本のように若木の時から針金を使って枝を大きく横に広げ日の光を均等に受けてたくさんの実を大きく育てる育成技術は指導してもなかなかに定着しません。 人々は未だに山岳地帯に住み、外地との接触が少ない。 ですから国民に不満も少ないのだと思います。 ブータンには谷で区切られ、それぞれが長く閉鎖的な社会を構成していたのが、前世紀にようやく統一され、近代化の歩みを始めたばかり。 仏教の思想が定着して、人々もそれに満足しています。 山岳の美しい風景に囲まれてのんびり暮らす善良な人たち。 でもいずれはグローバル化の波はこの山国にも伝わって来ます。 その時、どんな対応をするのでしょうか? 今は地域社会がお互いに助け合って静かに暮らしている。 不平や不満があっても行政が何とか解決している。 王様が定期的に各村々を訪問し、住民から不平や不満を聞く。 日本の皇室の方々が災害時になさる視察と良く似ています。 その時、王様を真ん中にして村人全員で記念撮影をします。 その写真がとてもユニーク。 王様の周り前後左右は身寄りのない人たち、貧しい人たち。 最後列が視察に随行した政府関係者。 この辺が自由民主党に席捲された日本国の集合記念撮影との大きな違いだと思いました。 日本人は何故だか偉い人が最前列に座りたがる。 この国の人たちはすべて英語で教育されています。 鼻たれの田舎者と思ったら大間違い。 世界の情勢にはみんなとても詳しい。 テレビにはCNNやBBCだって映るんです。 私は或る時、『この国始まって以来の才媛』と言われる方を自宅に泊めた事があります。 この方はニューヨークのコロンビア大学法学部の出身。 この方が学生時代日本人の高校生の家庭教師をなさったとか。 この高校生のお父様は当時の国連大使。 ですから大使のお嬢さま。 そしてご存知の方は少ないと思いますが、この方も皇太子妃候補のおひとりでした。 ブータンの才媛は我が家に着くなり、この元教え子に電話してカウンセリングしておられたのを印象深く覚えています。 とても聡明な女性で、表情が日本人そっくりでした。
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ご回答ありがとうございます。 民族浄化や無償化のお金を支援している国が日本だとしても幸福なんでしょうかね?