相続人の死亡について

質問

相続において、「同時死亡の推定」にならないとき、つまり同時ではないが被相続人の死亡の直後に相続人Ａが死亡してしまったときは、Ａは相続人の資格があるとの理解ですが、それは民法上の「死亡によって権利能力を喪失する」という考えと矛盾しないのでしょうか。

回答No.1

f272

相続は，被相続人の死亡によって発生します。被相続人の死亡した時点では相続人Aは生きていたのだから何ら「死亡によって権利能力を喪失する」という考えと矛盾することはありません。被相続人が死亡した時点で相続は完了しています。
Aが死亡したら，今度はAの相続が発生するのであって，それはまた別の話です。

お礼

ありがとうございます。
なるほど！被相続人が死亡した時点で「相続は完了」しているのですね。
相続に関係する実際的な手続きが「相続」という概念だと思っていたので、そうではないとわかり、納得しました。