集団いじめから助けたい！

質問

いじめについての質問です。長文ですがどうか聞いてください。

私には親友のAさんがいます。彼は最近なにをしても（何もしなくても）周りの人達に文句をつけられ、一般常識ではあり得ないぐらい酷い事をみんなの前で言われたりされ続けています。しかしAさんはそんな酷い事をされても「え、そんなことないよ～。」と言ってただ微笑むだけでした。でも私にはそれが彼の本当の笑顔には当然見えませんでした。もちろんAさんだって自分の一番嫌な事を言われれば怒ります。しかし、その怒り様さえもいじめる側から見たら面白いらしく、さらにいじめは加速しているようにさえ思えます。
ある日、私がAさんと一緒に帰っていると突然彼が目にうっすらと涙をためながら「（自分が）いじめられてるのかなあ...。」と呟きました。その日にAさんの心の内を全て聞きました。彼は「これ以上友達を失うのが怖い」とか、「そういうことは苦手だ」などの理由でやられっぱなしになってしまったそうです。
彼は人を傷つけたり、けなしたりする事は絶対にできないとても優しい性格の持ち主です。だけど、正直にいうと成績はあまりよくなく授業で指名されるといつも間違え、体育でもいつも失敗し、特技は無く、見た目だっていいとは言えません。しかも個性的で独自の存在感を出しながら、何をするにもぎこちなく見えてしまいます。
...だからいじめられてるのかもしれません。
彼は、「心配しないで、いいよ。」と言いつつも、ときどき学校を休んでしまったり、急にお腹が痛くなって保健室へ事が多くなったりするまでになってしまいました。私からも「あんな奴ら友達なんかじゃないよ」と言ったりするのですが、ただうなずいて聞いているだけのようです。手遅れになる前に彼を救ってあげたいです。
いじめられる原因って一体なんなのでしょうか？
また、どうしたらいじめられなくなるのでしょうか？
皆さんの意見が欲しいです。宜しくお願いします。

回答No.6

hakobulu

いじめは、「排斥」と「支配」の２パターンに大きく分類できるように思います。
ご質問のケースの場合は前者のパターンになるかと思われます。
なぜ排斥しようとするかといえば、「少し変わっている」と感じる人に対する一種の怖れが原因でしょう。
つまり、異質（と感じる人）に対する（無意識的な）怖れです。
では、なぜ異質な人を怖れるのかというと、異質は理解できないからでしょう。
しかし、よく考えてみれば、全く同質な人間などというものが存在するわけはないのであって、異質という概念自体が奇妙なものであるということになります。
それにも拘らず（無意識的に）異質を見つけ出そうとするのは、人間が安易に流れやすい生き物であるからでしょう。

この場合の安易とは、人間というものがつい相対的な価値観に基づいて自己の基盤を確立したがるものだ、という意味です。
自分自身が努力して自己の成長をはかるよりも、自分とは異なる（しかも低位と勝手に認定した）人間を貶めることによって自身の優位性を確認し、それによって安心感を得るため、ということが言えると思います。
ただ、異質であるかどうか、というのはあくまで感覚的なものです。
たとえば背が低いからといっていじめられる人もいますし、太っているからといっていじめられる人もいます。
しかし、同じ条件の人が全ていじめの対象になっているわけではありません、
「背が低いからといって、太っているからといって、それがどうしたの？」
という認識に包まれている中においては、もはや異質性は存在せず、いじめの対象になりようがないからです。
つまり、現実問題として難しい場合もあるかもしれませんが、「彼の短所を異質として解釈しない風潮」が最も効果的なはずです。
そういった風潮は、教育者としての教師の強い指導力によってもたらされるものですが必ずしも期待できる教師ばかりではありません。
どのようなタイミングでアプローチするかは当事者の方々の判断によるしかないでしょう。

しかし、今my_1028さんにできることは、my_1028さんだけでも彼と「ごく普通に」「堂々と」接することだろうと思います。（今現在もそうされているとは思いますが）
これだけでも彼にとっては百人力で、たとえ別の学校になり離れたとしても、my_1028さんのような味方がいてくれたという事実は、心の支えとして長く記憶されることでしょう。
可能であれば、そういった仲間を一人でもふたりでも増やしていければさらに良いのですが、無理をせずあくまで自然体で臨むことが肝心です。
いじめられないためには彼に自信を持ってもらうのが一番ですが、my_1028さんのような親友がいること自体、すでに彼の自信の一部となっていることでしょう。
彼がいじめる人たちを軽くあしらえるのも、my_1028さんという存在があればこそではないかと思います。
うわべだけの友達が何人いるよりも、余程充実した日々ではないでしょうか。
その記憶は高校に行ってからも彼の心の支えとなるはずです。
http://hakobulu.seesaa.net/article/43766784.html

お礼

ご回答ありがとうございました。ついつい、うなずきながら読んでしまいました。確かに周りの人はみんな彼の事を「異質」だと思っていることでしょう。しかも周り（いじめる側）に比べ劣っている「異質」だからいじめられてしまうんですかね。それと「短所を異質として解釈しない風潮」にする事はやはり難しい事ですね...。でも今は私ができることをして、少しでも心の支えになってあげたいです。