• ベストアンサー

三軸圧縮試験と一軸圧縮試験の圧縮強度結果の差

建築士独学中です。 「普通コンクリートの三軸圧縮応力下の圧縮強度は、一軸圧縮応力下の圧縮強度よりも大きい」 とありました。 なぜこのような差が生まれるのでしょうか? 三軸は一軸と違い供試体の側面からも圧縮する試験ですが、 RC造の柱やプレストレストコンクリートのように軸圧縮力が作用することでせん断強度が増すのと同じ理由なのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • k_riv
  • ベストアンサー率57% (105/183)
回答No.1

多分、考え方は、 一軸圧縮の場合、当然ですが、圧縮方向に縮みます。 このとき、試験体の体積を変化させないために、圧縮方向に直角の方向に膨張します。 このときの圧縮力と直角方向の変形を関係付けいるものがポアソン比です。また、こういう性質をテンソルと言います。 三軸圧縮の場合、特定のある1圧縮方向に注目すると、 当該圧縮方向に縮むと同時に、他方向の圧縮により当該圧縮方向に膨張します。 結果的に、 当該圧縮方向の変形量=圧縮方向そのものの縮み量-他方向の影響による膨張量 となり、同じ圧縮力に対し、一軸の場合より三軸の方は変形が少ないことになります。 試験体の強度と変形の関係は、フックの法則より線形の関係にあるので、破壊耐力=破壊変形となるためには、 三軸の方がより大きな圧縮力によって、一軸と同じ変形を得る必要がある、となり、 >>「普通コンクリートの三軸圧縮応力下の圧縮強度は、一軸圧縮応力下の圧縮強度よりも大きい」 が成り立ちます。 と言うことだと思います。

untipon
質問者

お礼

お礼が大変遅くなりましたがご回答ありがとうございます。 テンソルについては大学の教授が熱く語っていたので非常に懐かしい響きです。その時はかなり意味不明でしたが・・ アバウトな理解ですが、変形量→力の大きさが決定付けられるってことなんですね。 それにしても試験法によって測定値が異なるなら、それらの整合性を持たせるために、補正による換算方法を考案したらよいのではないか、と安易に思ったりもしたのですが、そんなうまくもいかないのでしょうね。

関連するQ&A

  • コンクリートの短期許容圧縮応力度

    建築士独学中です。 鉄筋コンクリート造の柱の設計で、 「柱の断面は、短期軸方向力をその柱のコンクリート全断面積で除した値が、 コンクリートの設計基準強度の1/3以下となるように設定する」 とありました。 コンクリートの短期許容圧縮応力度はFc*2/3(Fc:設計基準強度)なので「2/3以下」では? と思ったのですが、どこかで勘違いしているのでしょうか?

  • ロックハンマーの一軸圧縮強度式について

    ロックハンマーを使って一軸圧縮強度F(N/mm2)を出したいです。 サンプルの報告書がありその通りに計算してみるのですが答えが合わずに困っています。 反発度20点の合計(ΣRi)    1427 反発度20点の平均( R )    71.4 一軸圧縮強度推定F(N/mm2) 4128 F(kg/mm2)=logZ(0.0331(R+ΔR)+1.5112)/1.0782 ※一軸圧縮強度 kg/cm2×0.0980665=N/mm2 含水補正は0で打撃方向補正は-45°で+1です。 式が間違っているのか、書いてある数字が違うのかが解りません。 どなたかお願いいたします。

  • 脆性材料の圧縮強度について

    脆性材料の圧縮強度は引張り強度と比べるとかなり大きな値になるのはなぜですか? 参考URLのように以前同じような質問があったようですが,イマイチ納得が生きませんでした. 脆性材料が圧縮応力を受けるとき,内在するき裂が応力によって閉口するか,もしくは圧縮の応力軸と平行にき裂が安定成長するために破壊に至るまでの応力が大きくなると考えているのですが,これで合っているのでしょうか. 金属の圧縮について http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=254593&event=QE0004

  • コンクリートの引っ張り強度

    初めて投稿いたします。よろしくお願いいたします。 建築構造学を学ぶ学生です。 RC造梁の実験を行っておりまして、梁にひび割れが生じる時点の応力を計算で算定したいと考えております。ひび割れ時の応力ということはコンクリートの引っ張り強度が分かればよいと思うのですが、手元の文献には載っておりません。どなたかコンクリートの引っ張り強度をご存知でしたら教えてください。出典元も併せて教えていただけるとありがたいです。

  • 住宅基礎、同じquという記号の「極限支持力」と「一軸圧縮強度」の違いについて

    他のサイトとマルチポストで申しわけありません。 全くの文系なのですが、仕事で住宅基礎の極限支持力計算をしなければならなくなりました。国交省告示1113号の式に従って計算しようとしておりますが、ここでquという単位に二つの概念がある気がします。 一つは、「極限応力度」若しくは「極限支持力」。そしてもう一つが、支持地盤の粘着力「c」を算出する前提としての「一軸圧縮強度」。 この二つのquは、同じことを言っているのでしょうか? それとも別の概念なのでしょうか。 別だとすれば、相関関係はあるのでしょうか? 物の本によれば、両方ともN値から算出可能なようですが、一軸圧縮強度quは、極限応力度quの3分の1くらいになるように思います。 確かに、一軸圧縮強度というのは、土を取り出して、上から圧縮したときの強度概念であり、地盤の極限応力度となれば、4方からの圧力を考えた上での概念だと思いますから、全く別の概念なような気がします。 でもそれにしては、何故に同じquという単位が使われているのか、その辺りが不思議なのです。 どなたか教えていただけないでしょうか。

  • コンクリートの圧縮破壊試験の供試体について

    お世話様です。現在海外で仕事をしております。コンクリートの圧縮破壊試験の供試体について。 日本では円柱供試体(シリンダー)ですが海外は正方形供試体(キューブ)が主です。この正方形供試体の試験値は円柱供試体に換算するにはどの様にすれば宜しいでしょうか?ご教授頂ければ幸いです。 宜しくお願い致します。 補足 円柱供試体(シリンダー)で目標強度N-30となっている場合、正方形供試体(キューブ)での目標強度はG-? or C-?とすればよいのでしょうか?

  • スプラインの軸強度

    前質問に誤記があったので、修正いたします。失礼いたしました。 スプラインの軸強度を計算しようとして調べると、外歯の歯底円上に発生するねじり応力(せん断)τを算出する下記式が見つかりました。 τ=(16Tq/π)*(1.24/D1)^3    ・・・・(1) 円柱のねじりで生じる応力は τ=(16Tq/π)*(1/D2)^3    ・・・・・(2) です。 ここでTqは負荷トルク、D1は歯底円の直径、D2は円柱の直径です。 (1)式の 1.24 の根拠が分かりません。どなたかわかる方がおいででしたら教えてください。 ※OKWAVEより補足:「技術の森(材料・素材)」についての質問です。

  • コンクリートの圧縮

    鉄筋コンクリート正方形断面の図心軸からeだけ離れた位置に、軸圧縮力N'が作用した時の、 終局曲げモーメントMuと終局軸圧縮力Nu'を求めよ。 という問題が分かりません。 図を見ると、eは比較的小さいので断面に引張応力が発生しない場合だと考えられます。 どなたか分かる方教えてください。

  • 軸圧縮力を考慮した全塑性モーメントとは?

    H4の問1で 「幅a、せいbの等質断面に軸圧縮力Nおよび曲げモーメントMが作用している。この断面の降伏応力度をσyとし、N=0.4abσyのとき、この断面における軸圧縮力を考慮した全塑性モーメントの値を求めよ」 とあります。※以前のコピペですみません 問題は解けるのですが この『軸圧縮力を考慮した全塑性モーメント』 と言うのがどう言う意味なのでしょうか? 軸圧縮力を考慮しない場合はどうなるということなのでしょう?

  • 鉄筋の材料強度について

    RC造の建物において終局強度を算出する際に、 JIS規格の鉄筋であれば、圧縮および引張の材料強度はF値の1.1倍してもよいとありますが、なぜせん断補強筋は1.1倍しないのかがわかりません。 わかりやすく教えていただけるとありがたいです。 宜しくお願いいたします。

専門家に質問してみよう