仕事

質問

私は、社会人になってから保育士で働いていました。
しかし、現実は悲惨で実力がなく周りにもついていけず、毎日怒られる日々でいつしか何の為にこの仕事に着いたのかも分からなくなり、仕事を辞めました。
でも、やはり子どもが好きで次は障がいを持った子の施設に就職しました。
そこでは、小学生の子に勉強を指導するという事でした。
私自身、はっきり言って勉強が全く出来ません。学力レベルは小学2年生止まりです。
そんな私が、勉強を教えるなど不可能に近いと諦めかけていました。
しかし、小学生の勉強をやり直し子ども達にも指導しやすいよう。勉強指導ノートを作成したりして、なんとか指導出来るようになりました。
それから、保育士をしていた頃と違い、ずっと自分の中にあった霧が晴れた気がしました。
こうして子どもたちに勉強を教える楽しさやどうしたらもっと上手く指導できるか試行錯誤したり、過去の自分と似た境遇の子どもに寄り添う事に生きがいを感じます。
でも、どうしても消せない物が1つだけあります。
それは、自分をいつまでも認められない事です。どんなに努力しても周りは、小学生の勉強など出来て指導出来るのは当たり前。
学年最下位の劣等生だった自分が、今はこうしてこの場に立っていることすら実感が湧きません。挙げ句の果てには、人と自分を比べ卑下し他の人より劣っている自分に毎日泣きそうになります。
自分に良く頑張ってるよと言っても甘いという考えが浮かびます。
友人にもこの頃は、お前ちょっと変だよと言われる始末です。
だけど、今の仕事は辞めるつもりはありません。
だけど、このままいくと何か自分を見失いそうになります。
この状態を打破する方法はあるでしょうか

回答No.2

0Q2EOUIGT5M

質問者様は学生時代勉強が苦手だったのかもしれませんが、そのことは

「どうしたら上手く教えられるか」

「どうすれば解ってくれるのか」

という思考錯誤に繋がり、相手を救うことに貢献している所があります。人は自分が苦労した事でないと中々理解できないのが普通ですし、質問者様は勉強で大変な思いをした分、それだけ同じ悩みを書かている人の気持ちが解るのだと思います。ですので、「自分は昔劣等生だった」等と卑下される必要は全くないです。

以下の内容は文章を読ませて頂く中、お勧めしたいと考えたポイントになります。宜しければご覧になって見て下さい。

①　教えるのには才能がいる

「小学生の無い様なんて誰でも教えられる」

と質問者様は感じられているかもしれませんが、実はそうでもないのです。私は昔教育業界に関わっていたことがあり、多くの教育者を見てきたのですが、

「高学歴で優秀だったとしても小学生の内容をまともに教えられない」

という例をたくさん見てきました。今まで勉強できたかどうかは教える能力と一致していませんし、寧ろ優秀な分だけ

「勉強ができない人の気持ちが解らない」

というパターンも本当に多いです。その為、「質問者様が小学生に対して解りやすく教えられる」というのは、実を言うと才能で、誰でもできる訳では無いのです。

②　教育者に重要なのは内容ではなく「上手く伝える事」

教育者が勉強を教える上で重要な事は、内容ではなく

「どう伝えるのか」

という点にあります。ある人にとっては簡単な内容でも、別の人にとっては難しいというのは本当によくある話で、例えば質問者様にとっては大したことないと感じる小学生の勉強でも、初めて学ぶ子供にとっては難易度が高く、中々理解できないものなのです。その為、伝え方が悪いと相手に解ってもらえないのが普通です。

「解らない内容をどう理解してもらえるのか」

というのが教育者に求められる役目であり、教える内容自体は本質ではないのです。その為、「自分が教えている内容は大したこと無いのでは」等とご自身を卑下される必要は全くありません。

③　理解と貢献を深めて行けば自身になる

心理学的な話になりますが、

「人は周囲に理解が深まっていくと自然と自分に自身が持てるようになる」

「人の心は相手に尽くす事に対して喜びを感じる様に出来ている」

とされています。その為、今後も

「教える立場として、自分は何を出来るか」

「子供たちに理解を深めると同時に、自分が彼らに対して伝えられる内容を伝えて行こう」

といった事を意識し続けて活動されると、質問者様の自身は自然とついてくるのではないかと思います。

また、これは私の知っている方(以下Ａさんとします)の話ですが、彼女は大学受験や公務員試験に失敗し、「この仕事がまだマシ」という消極的な理由で教師になったという経歴がありました。教えるのは得意だったものの、自分が昔勉強で失敗した経験を持つことや、ネガティブな理由で教師になった背景から自分に自信が持てず、常に劣等感を持っていたそうです。ですが、とある先輩の先生に

「教師に必要なのは経歴ではなく、相手に解ってもらう事」

「生徒の気持ちを理解し、彼らに伝えられることを伝えていけば役目は果たせているから安心して良い」

といったアドバイスをもらい、それらを意識して教師生活を送られた結果、今までの自分と決別することが出来たそうです。

質問者様も①～③で申し上げた内容を意識した上で、行動に移していくと、Ａさんの様に自身を持てるようになる時が来るのではないでしょうか。

長々と申し訳ございませんが、質問者様の今後を陰ながら応援させて頂きます。