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焼きばめ作業について
- 焼きばめ作業の温度と時間について教えてください
- 焼きばめ作業の基準について教えてください
- 焼きばめ作業での軸と穴の結合方法について教えてください
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質問内容では材質が不明で質量や形状が不明ですが 勝手に鋼として又、片手で軽く持てる軸とプーリーとして説明します まず、焼きばめするためには 1、プーリー全体を300度以上(詳しくは後記)に上げることの出来る熱源 が必要です(この案件ではダメですが温度が低くて良い場合はホット プレートも使います) 2、軸を固定する台(バイス等でも可)と挿入位置を決められる挿入後簡単に はずせる耐熱治具(一般的にはカラー等で軸の決められた位置でプーリー が止まるようなもの)が必要です 3、安全めがね、厚手の皮手袋、プーリーを熱くするとき必要なら耐火煉瓦 などが必要です 4、軸と治具をプーリーが挿入し易いように固定します 5、プーリーを熱くします(表面が磨かれていれば温度によって変わりますの で目安になります、色具合は「テンパカラー」で調べてみてください) 6、皮手袋でプーリーを持ちすばやく軸に挿入し、治具まで押し込みます 7、冷える(2、3分でプーリーが動かなくなると思いますが実際に実施して から程度を体験してください)のを待って治具をはずす 8、常温まで放置します 注意 a、やけど、一瞬の作業(挿入)、テンパカラーがプーリーに付く b、挿入しなおしは非常に困難 c、軸と穴に有害な傷等が無く、公差内に加工されていること プーリーの温度は A、鋼の線膨張係数は約10x10-6/℃です これは100mmの長さで1度変わると(0度以上ですが) 0.001mm長さが変化すると言うことです B、13mmでは1度で0.00013mm変わることになります C、軸径は最大で13.029mm、穴径は最小で13.000mmとします D、温度を上げたとき軸と穴の隙間を0.01mmとるとして 穴径は0.039mm大きくする必要があります E、0.039/0.00013=300 つまり常温(軸の温度を20度して)+300度で320度にプーりーを する必要があります F、実際には挿入時軸に熱が奪われるので熱している時はさらに高い温度 (プラス50度くらい)にします(正確では有りませんがテンパカラーは 青色から紫に変化するあたりか?) 以上説明しましたが 更なる質問は追加ください、経験談ですが追加説明します
お礼
早急なご回答を頂き、誠にありがとうございました。とても分り易いご説明で非常に感謝しております。早速ご教示頂いた内容で試みたいと思います!