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心臓マッサージの危険性
私は20年ほど前に日赤救急員の資格をとりました。(有効期限が切れていますが) その際に、人工呼吸は指導を受けましたが、心臓マッサージは素人が施しても効果が無いばかりか肋骨や内臓に損傷を受けている場合、逆効果になり、最悪、肋骨が肺や心臓に突き刺さり死に至る場合があるのでやらないように指導を受けた記憶があります。 同時に救急員は事故の安全確保が第1で薬品の投与や心臓マッサージのように、結果責任を問われるような行為はしてはいけないとの指導も受けました。 現在は一般的になったようで広く講習が行われているようですが、ちょっとした掲示やちらしにも人工呼吸とともにマッサージも載っています。それには少々戸惑っています。 いかにもお手軽な行為のように書かれていますが、私はすんなりとできそうにありません。 しかし、できなければ無責任とか薄情といわれそうでそれも気がかりです。 最近自己責任と言う言葉を耳にしますが、結果責任を問われることもあるんでしょうか。 知り合いが登山中の事故者に対してマッサージと人工呼吸を行ったところ、事故者は血をはいて助からなかったそうです。責任は問われませんでしたが、内臓が破裂していたため逆効果だった....との陰口をたたかれたそうです。 20年まえはしてはいけない行為との指導がありましたが現在は何か基準があって一般に広めているか知りたいのですが。 たしかにマッサージはすばらしい行為ですが、その普及のしかたが無責任なような気がしてなりません。 マッサージが一般的になった経過をご存知のかたがみてたらご教授いただけますか。
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2ヶ月ほど前に、やっとこさ、 消防の『上級救命講習』を受けてきました。 (内容的には、あまり『普通救命』と 変わらない気がしましたが。。) 日赤のほうも何回か防災セミナー等を受講し、 指導も受けていますが、 両者を比べてみると、 日赤のほうは看護に重点があり、 消防のほうは、 とにかく『救命に!』という感じを受けました。 (やはり、救急車に乗って、日頃危篤状態の人たちを 目の当たりにしているからかもしれませんね。) ご質問の中の『心臓マッサージにより、 責任を問われることがあるのか?』という点は、 自分でもかなり気になっていましたので、 当日消防隊員に説明を求めましたが、 やはり、命を救うと言う事が際優先であり、 心臓マッサージを行わないことにより、 脳死に至っては、救命は望めないということで、 たとえ、肋骨が折れても心臓マッサージをしてください。 (と、こう言うところで断言して言いものか?汗;) と言うようなことを言われました。 実際に、老人の心臓マッサージの際には、 専門家である救急隊員ですらも、 ボキッと骨を折ることがあるそうです。 なお、当日配られました、東京法令出版のテキスト、 『応急手当講習テキスト(改訂版)』によれば、 救急手当てを試みたことにより、 法的な責任が問われるということについて、 アメリカでは「よきサマリア人法」という法律があり、 緊急時に市民が勇気を持って 善意から行なった行為については、 法的な責任は問われないこととされている。 わが国では、これについて直接に定めた法律はないが、 一般市民が善意で実施した応急手当については、 悪意や重大な落ち度が無ければ、 その結果の責任を法的に問われることは無いと 考えられている。 (参考:総務庁長官官房交通安全対策室 『交通事故現場における市民による 応急手当促進方策委員会報告書 平成6年3月』) 事実、わが国においては、現在まで 救命手当てを行うことによって、 法的責任を問われた事例はない。 また、感染が心配な場合は、人工呼吸を行なわずに、 心臓マッサージだけを行なってもよい。 なお、救急現場に居合わせたあなたが、 例えば救急隊員の協力要請に基づいて救命手当てなどを 行なった際に、あなた自身がけがをしたり、 何らかの病気に感染した場合などには、 一定の要件のもとでは災害保障がうけられるしくみがある。 (消防法による救急業務に協力した者への災害補償制度、 警察官の職務に協力援助した者に対する災害給付制度) とあります。(文中敬体⇒常体に変更) 現在は、たしか、自動車学校や高校でも 救命講習の時間がとられているはずです。 とりあえず、 『呼吸をしているかしていないか』 『脈拍はあるかないか』 はよっぽど特殊な病気でもない限り、 ある程度の確認は取れますよね? 講習会に出ればその方法も教えられます。 病床にいる場合と違い、 想定しているケースは、おそらく事故の場合が殆どです。 『呼吸が停止している』⇒『人工呼吸を!』 『脈拍が停止している』⇒『心臓マッサージを』 というある意味至って簡単な判断ですし、 例えば、両足切断時における、 心臓マッサージはしていいのか? なんて、かなり複雑なケースは、 やはり専門家でないと対処は出来ないでしょう。 でも、実際には、子どもがおぼれた⇒息をしていない。 感電した⇒心臓が止まっている。 こう言ったケースでは、 先の講習で受けたクラスの救護法で、 十分に息を吹き返す可能性が大きいのです。 きちんとした講習を受け、 目の前でなすすべもなく、息絶えていく人を、 少しでも延命するてだてを皆が習得して行きたいものですね。 それが回りまわって自分を救うことにもなるのですから。 う~ん、ちょっとご質問から、はずれちゃったかも? (^^ゞ
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- bhoji
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心肺停止は時間との勝負ですから、医師や救急車の到着は待てません。 それで、心臓マッサージを広めていると思います。 特に遭遇しやすい?水難事故にでは効果があるでしょうから。 http://www.aceplanning.com/knowledge/02.htm http://square.umin.ac.jp/enzan119/pages/page3.html 文中より「何もしなければ4分間で「命の砂時計」の砂が落ち切るのである。」 キーワード:蘇生率 停止後 他には http://gunmagun.gunma.med.or.jp/index%20heart%20sosei.htm http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/text/kyukyu/sosei00_text.html 心臓病の一部にも不用意に実施できないものもあるようです。 >逆効果だった....との陰口をたたかれたそうです その場に居なかった人でしょう。 何もしないよりは、より良い選択として心臓マッサージをされたはずです。
お礼
ありがとうございます。 #1さんのコピペでスイマセン。 確かに止血、マッサージ、人工呼吸が有効なことや時間勝負なことはわかります。 しかし、お手軽な行為のように広められているのに抵抗を感じます。 心臓が停止しているか、弱っているだけか、マッサージがよいのか人工呼吸がよいのか。おそらくほとんどの人は判断できないと思います。 判定を説明しないで方法が一人歩きしているのが気になります。 早速、参考HPを見てみます。 HPが普及したいま、それを媒体にして、どんどん救急法が普及するとよいですね。
言うまでもないですが、ケース・バイ・ケースじゃないでしょうか? 知り合いの方の登山中の事故の件ですが、これは「陰口をたたく人がいた」ことが問題なのであって、心臓マッサージの是非は問題にはなってないんじゃないでしょうか。 なぜならば、完全に孤立した状態で救助の望めない状態では、仮に素人が下手して失敗したとしても、『何もしないよりはマシ』ですから。 もちろん、ほんの10分待てば救急隊が来る、なんて状況では待った方が懸命というものですが、そうでない場合だってあるでしょう。 お互いの命綱はお互いだけ、といった孤立した状態では、失敗すると分かっていても蘇生処置を施さなきゃいけないこともあります。 そんな場面で法的責任を気にする人がいたとしたら、救助隊が駆けつけてくることを信じて待てばいいでしょう。 それだって間違った選択ではありません。 ですが、仮に実際には10分で到着することになったとしても、事故発生時点で「いつ来るか見通しが立っていない」のであれば、俺なら蘇生処置を開始すべきだと思います。 なぜならば、人間の生死に関わる場面では、本当にそうするしか道がない場合以外、「奇蹟に賭けてはいけない」と思うからです。
お礼
ありがとうございます。 今の状況はわかりませんが、当時の日赤の考えは問題があった場合、日赤として責任が取れないし、救急員に責任を取らせることもできないからだったからだと思います。 正確な判定方法と蘇生法が広まっているかが疑問です。意気込みだけで誤った対応をするのも許されないと思います。 ただ、その場にたてば自分でもあらゆる手段をとるとおもいますが。そのために資格を取ったことがあるのですから。 多少なりとも知識があるために誤ったときの怖さが分かるような気がします。今は完全な心停止か弱っているだけかの判断も満足にできないとおもいます。 その判断を誤ると人工呼吸をするべきときに心臓マッサージをしてしまうと大変なことになりますから。 昨今の自己責任論を唱えるかたがたのように「責任は取らないが責任を取らせる」風潮が救急にまで広がるのはこまりものです。 皆さんのご意見をお聞きしてすっきりした気分になりました。もっと自信を持てるようにまた救急法を勉強してみようと思います。
- yow
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レッドクロスで講習をうけました。数年まえですが。心臓マッサージは心臓がうごいているときは絶対にやっていけない、といわれました。そして、相手が子供のとき、肋骨が折れてしまうかもしれないけれど、それでも心臓マッサージをするほうがまし、と指導されました。 アメリカは訴訟が多い国ですが、レッドクロスで講習をうけた人が、心臓、呼吸がとまってしまった人にCPRをおこなってもなお死んでしまい、遺族にその責任を問われて訴えられてしまった場合、レッドクロスが保証してくれる、とそのときの講習でききました。 質問に対する答えじないですね。。。。
お礼
ありがとうございます。 回答になっています。 なんとなくすっきりしました。 おそらく現場では動転してしまうでしょうが、なにか手を尽くさないといけないですね。 人工呼吸でも気道確保、頚椎の損傷の確認、意識の確認.....。と指導をうけましたから、心停止の判断方法や人工呼吸との使い分けなどもしっかり指導してほしいものです。決してお手軽なものではありませんから。
- pinkteddy
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以下の文章は詳しい経緯を述べていませんが… 確かに20年前とは心肺蘇生法についての考え方が 異なってきましたよね。医学は進み救命救急に ついても考えドンドン変化しています。 来年にはドラマで見る心臓への電気ショック (正しい名前が分かりません。)も、 日赤の講習で一般の方が習い始めるそうです。 大人が倒れて万一の時は心臓マッサージより 電気ショックをするほうが延命率が高いとのこと。 医学は日進月歩ですね。
お礼
ありがとうございます。 医学は進歩しているんですね。 しかし、決して蘇生方法自体が簡単になったわけではありませんよね。ミニコミ誌のコラムに「お手軽マッサージ」感覚で載せられるのは抵抗がありますが。 改めて救急法の資格を取ってみようかな?
- Quattro99
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心停止状態を放置すれば、間違いなく死なのですから、心臓マッサージをしても何の問題もないと思います。たとえやり方が稚拙でうまくいかなかったとしても、やらなきゃ死んでしまうのですから。やらなかった方がいいということがない以上、問題ないと思います。逆効果というのは心停止に対する処置に対してはあり得ないと思います。ほんの1、2分で専門家が到着することがわかっている場合なら別ですが。
お礼
ありがとうございます。 確かに止血、マッサージ、人工呼吸が有効なことや時間勝負なことはわかります。 しかし、お手軽な行為のように広められているのに抵抗を感じます。 心臓が停止しているか、弱っているだけか、マッサージがよいのか人工呼吸がよいのか。おそらくほとんどの人は判断できないと思います。 判定を説明しないで方法が一人歩きしているのが気になります。 やらなきゃ死んでしまうのは確かですね。その点についてはすっきりしました。あらためてありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。 締め切ろうと思ったのですが貴重な意見をいただいてセーフでした。 短時間でこんなにたくさんの方々からアドバイスをいただけるとはびっくりです。しかもすべて前向きな意見を。 いよいよ、再度救急法を受講する気分になりました。 (昔習った毛布のたたみ方も忘れてしまったので改めて教わりたいですし??) 周りの人がまともな知識がないのなら自分で広めればよいですから。