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「かしこまりました」は謙譲語なのでしょうか

OKATの回答

  • OKAT
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回答No.14

 質問者の補足について、いちいち引用していると、いつも長文になるので、今回はご意見を含んだ上で書きます。 Web上の辞書は信用できないというお考えですが、質問者が要求されるのが「謙譲語II」に関する記述であれば、「大辞林」「大辞泉」の再新版が出てから何年か経っているはずだから、ないのが当然です。一方、敬語の指針の答申がでたのは平成19年でした。その後の文科省の扱いがどうなったかというと、新展開は見られなさそうです。まだ教育にどう生かすか、という所までは行っていないようです。  したがって、辞書の方でも用語等の書き換えは進んでいないと思います。いわば、様子見の段階でしょう。質問者が指摘された、大辞林が「参るを丁寧語と記している」のは当然のことでした。それ以外に書きようがなかったからです。ただ、デジタル辞典を称している「大辞泉」はネット上では2万語以上補充されたそうですから、次のような記述に影響は見られると思います。             大辞泉の「参る」の説明 2 主として会話に用い、聞き手に対し、「行く」「来る」を、へりくだる気持ちをこめて丁重に表現する丁寧語。 (ア)「行く・来る」の先方が聞き手のところの場合には、その先方を敬いながら、「行く・来る」を丁重にいう。「明日、お宅へ―・ります」「御当地に―・って、はじめて知りました」 (イ)単に「行く・来る」を丁重にいう場合。このときにも謙譲の気持ちは残るので、敬うべき人の動作には用いない。現在、「先生もまいられますか」のような言い方は適切でないとされる。「私の家に弟が―・るはずです」「列車が―・ります」「雨が降って―・りました」 「敬語の指針」にいち早く反応したのは、当然ながら国語学者と敬語に関心を持つアマチュア(わたしも含む)、そしてネット上に「敬語」付いて書く人々です。すでにこの考えが支配的になると予想し、先取りする形で書物を出版していた学者もあり、ネット上にもWikipedeaの記事が書かれたました。  しかし冷静に考えてみると、この分類法の変化によって、従来からの敬語の用法に根本的な変化はありません。あるとすれば敬語の説明の変化でしょう。  一方、問題にされた三省堂のサイトとWikipediaの一覧表ですが、同一人物が書いた物か、どちらかが引き写したと思います。質問者がおっしゃる「丁寧語」はどちらにも載せてあります。取り敢えず、紹介だけします。  上げる(注)・申す・参る・おる・求める・参る・亡くなる(注)・致します・頂く・休む の10語です。「致します」が有る理由は不明ですが、(注)が付いているものはそのサイトに理由が記されています。

1311tobi
質問者

お礼

 いわば「様子見の段階」という面はあると思います。  ただ……〈大辞林が「参るを丁寧語と記している」のは当然のこと〉ですか?  3分類では、現在の謙譲語Iも謙譲語IIの区別なく「謙譲語」としていたので、「参る」は謙譲語だったのでは? 当方は敬語のちゃんとした勉強を始めたのはほんの数年前で、なんとか5分類で考えようとしているのせいもあって、そのへんは曖昧です。  Wikipediaの「敬語」の表を見ても、『大辞泉』の「謙譲語」の項を見ても、〈区別なく「謙譲語」としていた〉と思うのですが……。 『大辞泉』の「参る」の項も不明点が多いのですが、『大辞林』よりもマシな気がします。本題から外れるのでパスします。ちなみに、2013年10月19日の朝日新聞には下記のようにありました。その影響かもしれません。 ================引用開始 独自性を問われる生き残り競争の中、大辞泉が追究するのは「生きのよさ」だ。電子版は4カ月に1回、2千~3千語を増やしている。(夕刊1面) ================引用終了 「三省堂のサイトとWikipediaの一覧表」に関しては「丁寧語」の定義がさっぱりわからないので……(とくにWikipediaは)。これも本題から外れるのでパスします。  本題に関して確認させていただきます。 「かしこまりました」は謙譲語ではない、ということでよろしいでしょうか。  No.2のコメントを見るに、「承知する」も〈「謙譲語」とは断じ難い〉ということですよね。

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