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「かしこまりました」は謙譲語なのでしょうか

OKATの回答

  • OKAT
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回答No.11

 >「承る」の原形は微妙です。 『敬語再入門』のP.247に下記のようにあります。 ================引用開始 1)「聞く」・2)「(命令・依頼・役割などを)引き受ける/承諾する」意の謙譲語I。 ================引用終了  ところが、同書のP.226~229の「1)主な同誌の尊敬語形・謙譲語形」には「承る」は出てきません。「聞く」の謙譲語Iは「伺う」「お伺いする」「お聞きする」です。 「大辞林」によれば、「承る」に対して、 「聞く」の謙譲語  「引き受ける」の謙譲語  「承諾する」の謙譲語  「受ける」の謙譲語 という四つの原形を挙げています。一冊の書物に(有る限りの)敬語の一覧を載せるのは大変でしょう。ネット上にも敬語のの一覧票はありますが、見たところ  http://www.sanseido.net/main/words/hyakka/sonkei/ が充実していそうですが、謙譲語の動詞としては(お【ご】~する・お【ご】~いただく・お【ご】~申し上げるなどの定型を除くと、いわゆる個々型は)42例に止まっています。  やはり、辞書のように時間や手間をかけて作ることは無理でしょう。 わたしは、この例だけでも、謙譲語IIを選別してみようかと思うのですが、間違っているとみっともないので、手を出しかねています。せっかくネット上に辞書があるのですから、「謙譲語」などで検索できるとありがたいのですが、難しいことかなあ。 >〈(2)「行く」「来る」の意の丁寧語〉とあるが、文化庁&『敬語再入門』を信じるなら、これは謙譲語II(丁重語)。「丁寧な言い方」ならOKだろうが(相当曖昧だけど)、「丁寧語」と言ってしまったら×。    ところが、「大辞林」の説明にも一理あります。なぜなら「駅まで一緒に参りましょう」の場合、参るのは話し手だけでなく、聞き手も一緒。聞き手を立てるための丁重語なのに、聞き手の動作にまで及ぶのではどうなのでしょう。当たり障りなく「丁寧語」にしてしまったのかと思いますが、勿論この場での理屈に過ぎません。 >時には、主語を低める性質を失って、単に聞手に丁重に述べるだけの用法で用いられる(丁重語)。「電車がまいりました」「暖かくなってまいりました」  ということは、菊池氏は「謙譲語II」と「丁重語」とを区別していらっしゃるのですね。わたしは、二つは同じと考えていました。「敬語の指針」では「謙譲語II(丁重語)」だったと思いますが。

1311tobi
質問者

お礼

http://www.sanseido.net/main/words/hyakka/sonkei/    情報ありがとうございます。  このサイトがWikipediaのもとになっているようですね。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E8%AA%9E  この一覧に関しては疑問点がいろいろあります。「丁寧語」の欄はなんなのでしょう。  当方は、丁寧語は1)デス・マス体2)美化語(など)と考えています。  1)をわざわざ表に記す意味が不明です(Wikipediaは除いています。その結果、ますます「丁寧語」ではなくなっています)。 「申す」「おる」などの謙譲語IIを「丁寧語」にするのは意味不明です。 「求める」「休む」は「見出し語」に比べて〈上品に言ったりするもの〉なのでしょう。菊地本の「改まり語」に近いものだと思います。しかし、これは「敬語」とは言えないでしょう。 『敬語再入門』のP.226~229の「1)主な動詞の尊敬語形・謙譲語形」もよく似ていますが、一番右の欄は「丁寧語」ではなく「謙譲語II」です。「謙譲語II」の特定形は数えるほどしかありません。 >当たり障りなく「丁寧語」にしてしまったのかと思いますが、勿論この場での理屈に過ぎません。  Web辞書の記述は、「参る」のほか、「おる」「あげる」あたりの記述にも疑問を感じます。結局、敬語に関しては敬語の本に頼るしかない気がします(これがまた玉石混淆で)。  菊地本を信じると、「かしこまりました」は謙譲語ではなくなります。No.3で紹介してもらった大石本では謙譲語IIになっているようです。 >ということは、菊池氏は「謙譲語II」と「丁重語」とを区別していらっしゃるのですね。わたしは、二つは同じと考えていました。「敬語の指針」では「謙譲語II(丁重語)」だったと思いますが。  これがまた微妙で……。  『敬語の指針』はP.18を見れば明らかですが〈謙譲語II(丁重語)〉にしています。『敬語再入門』P.92~93の「丁重語」の項を見ると、謙譲語IIの一部(主語を低める性質を失った用法)が丁重語のようです。  このあたりの記述がどうにも理解しきれず、敬語のセンスのなさを痛感します。

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