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BSEのアメリカの検査体制の評価について

unos1201の回答

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  • unos1201
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回答No.1

全頭検査はある意味異常な状況です。仮に鳥インフルエンザ検査を1羽毎に検査をしたらどういう結果になるか考えると、一羽当たりの試薬と検査キットが2000円かかればその費用を購入者が負担することになり、鶏肉の値段が牛肉の10倍程度の金額になるでしょう。 牛肉はというと、大きさが数百kgあるので、その検査費用が1万円かかってもまだそれほど日本では牛肉代に影響が無いでしょう。しかし、アメリカではその検査がかなり影響が大きいのです。人件費も日本の獣医の数倍かかるでしょうし、獣医の数がそもそも検査をするのにまったく足りません。 では、別の検査技官がすることになり、その検査施設と人材の育成を考慮すると、当面は1頭当たり下手すると10万円かかることになるでしょう。牛1頭販売して20万円の牛であれば、そのコストは30%以上となり、牛肉の供給が検査のために50%も上昇するかも知れません。 しかも検査してその検出が10万頭で1匹程度であれば、こんな過剰検査はアメリカ国民が納得しないでしょう。 鶏肉が100倍に値上がりするのに対し、牛での影響は50%かと思うかも知れませんが、他に有効なシステムがあればそちらを選択するのが経済的に優先されるでしょう。 人でも仮にAIDSウイルスやインフルエンザウイルスを全員に行ない、その費用が1人当たり2万円かかり、国民がそれを個人で負担しなさいと政府が決定しても大多数の人がその費用を納得しないと思います。 牛肉を日本人の5倍程度食べても1万人に1人程度かそれ以下の発生する疾患を予防するのに牛の全頭検査はアメリカでは許されないのは費用対コストの関係と、それより優先しなくてはいけない疾患のコントロールにより有効な費用を充てたい状況の反映なのです。 あと、日本での全頭検査の有効性については、今のシステムでは100%の見落としが無い状態ではなく、1000匹いれば1匹程度は見落としがあるのなら、抜き取り検査で統計的に安全であるという頻度で実施しても同じ程度ではないかという事だと思います。まして、若齢の牛では検査することは無意味です。 個人的には、結核の検査や種痘の実施、成人病の早期発見の検査を全国民に行なう等の費用にお金を有効に利用した方が医療費を下げることができ、保険料を下げる可能性があるのではと考えます。全頭検査は無駄が多いのです。

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