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非科学的BSE検査
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米国はHACCPに基づいて検査することを科学的と言っているのだと思います。 HACCPとは最終製品だけではなく途中の工程を管理することによって最終製品の品質を確保しよう、というものです。 (もちろん最終製品も検査しますよ。抜き取りで) 食品ですと殺菌工程をしっかり管理するなどです。 これをBSEに当てはめると 肉骨粉を使わない 危険部位を除く 歩けない牛は検査する などが挙げられます。 これらがきちんとやられていれば全島検査は必要ないかもしれません。 しかし、アメリカは 危険部位を完全には除去できていませんでしたし 歩けない牛だけがBSEという前提もなんだか怪しいようです (現に今回のアメリカで発見されたBSEは歩けたとの噂があります) この辺がしっかりしてくれば情勢も変わるかもしれません。 でも、日本人はリスクをとらない傾向にあるので全頭検査はまだまだ続けていくでしょうし、アメリカにも要求していくことでしょう。
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宝くじで3億円に当たるよりも、ずっとずっと低い確率だと思います。 BSE牛にあたってクロイツフェルトヤコブ病になるのは。 もしご興味がおありでしたら、BSE牛が原因と思われているクロイツフェルトヤコブ病について、参考URLでおよみになっていただければ、もう絶対に安全と言い切ってもいい、という気分になりますよ。 だいたい、過去1ヶ月に、何キログラムの牛肉を召し上がりましたか?それと、その中に、危険部位はどの程度ありましたか? 「肉」だけ食べている限り、絶対に(これは絶対みたいですよ)安全だそうですし。 あと。 われわれに、食料を完全に選ぶ自由はだれにもないのです。そりゃあもちろん、不完全に選ぶ自由はありますよ。 でも「完全」には選べない。 だから、 「同じものだけを食べ続けない」 「危ないものはどの程度危ないかリスクを承知でたべる」 「食べ物の安全性はゼロイチ判定できないことを承知しておく」 ことが大切だと、私自身は思っています。 以下もお読みくださるとうれしゅうございます。 http://okweb.jp/kotaeru.php3?qid=777006
お礼
ご回答いただきありがとうございました。 教えていただきましたURLも印刷しました。電車のなかででもゆっくり読ませていただきます。 狂牛病になるのは絶対いやだから食べないという人と、確率は低いので自分は当たらないだろうから肉は食べるという人に分かれるようですね。これに対する対応は天と地ほど異なりますね。日本の対応と米国の対応と同じですね。 でも、潜伏期間終了の10年後にどんな結果がでるのでしょうか、怖い感じがします。
この答えは多分 「なぜ、工業製品の完成検査で、全数検査をしないのか(抜き取り検査なのか)」 ということと似ていると思います。 「全数検査でも100%キャッチできるわけではない」 から、というのが製品の場合の説明だったように思います。 製品の場合、それ以外にも 「全部を検査することが物理的に不可能」 「可能であっても、検査そのものがなじまない場合がある(たとえば、食べ物。全部検査(味見)したら食べるものがなくなるぅ!)」 「可能であっても、コスト的に見合わない」 ということもあります。 では、その「キャッチできない」というのは、どういうことかというと、 ・時間的制限の中で全数検査すると言うことは、見落としが出ないとは限らない ・完璧に不良を抜き出すことはできない …たとえば、全数検査の例として分かりやすいのは「この文章の中に、全部でいくつの「の」があるでしょうか」というものです。数えてみてくださいね。 ・ある程度統計的手法を使ったほうが(併用したほうが)、不良を抜き取れる率が高まる ということなのです。 私たちが「抜き取り検査」に対して不信感というか、安心できないのは、つまり「本当に見落としはないの?」と思うからです。 製品の場合、100万に1個の不良があっても、最悪の事態はなかなか起きませんし、起こってもわかりません(事故と不良の因果関係が証明しにくい)。 ですから、AQL:合格品質基準、という「使用者がこれくらいの不良率までは許容してくれるだろう」という基準を設けることで、抜き取り検査が可能になるわけです。 しかし、これが食べ物ではどうでしょうか? 100万に一頭もいたらいや、と思うか、それとも、それならあきらめがつく、と考えるか、ということだと思うのです。 実際、BSE牛をたべて、クロイツフェルトヤコブ病になったと思われる人(あくまでも、思われているだけ、因果関係を断定できていない!!)の人数を見ると、分かるのですが、100万頭に一頭くらいしか見落とさない(あやまってBSE牛が出荷されない)のなら、私は許容します。 なぜなら、自分がその100万頭に一頭の牛を食べる確率なんて、もっと減るわけですよ。世界の牛を必ず私がたべるわけじゃないし、世界の牛肉を食べる人口はもっと多いわけです。 1万頭に一頭の確率でもれるとしても、やはり自分が食べる確率は(100万頭の時と比べても)ほとんど増えないわけです。 それからもっと肝心なのは、食べてクロイツフェルトヤコブ病になる部位は、内臓と脳みそと脊髄、です。 つまり、普通には食べないところですよね。 なかには、ホルモン好きのひとがいますけどね。 私はあまり食べないから気にならないのです。 ましてや、今話題の「牛丼」には、これらの部位はぜんぜん関係ありません。 こうして考えると、全頭検査というのは、食品安全という面から考えるても、妥当なことなのかな、と思います。 これによって、とてつもないお金が使われて、価格が上がることのほうが、不幸な事態のような気がしますけどねぇ・・・。 ※以下、脱線 でもって、アメリカが全頭検査しないといっている理由、いいかえると、 「日本に出荷する分だけでもしないの?」 といわれて 「できません」 という理由が「牛タンにある」 と知った日には、本当に脱力でした。 というのも、日本人が食べている牛タンのほとんど(8割?)がアメリカの牛のベロだったわけです。 で、そのベロがついている頭の部分は危険部位だから、どうしても検査が必要。 しかも、牛丼のたねになる「肉」の部分だけなら、アメリカは全頭検査してもいい、と言っているのです。 (「肉」の出荷頭数は、ベロに比べると少ないのですよ、具体的数値は忘れましたけど) ということで、牛タンをあきらめれば(?)、アメリカは全頭検査をするのだから、牛タンだけ、なんとかあきらめてくれませんかね。牛タン好きなみなさん。
お礼
早速お返事をいただき感謝いたします。 特に統計的な考え方を教えていただきました。 この問題はかなり難しいようですね。政治と統計解析と検査の完成度が入り交じっているということがわかりました。 宝くじに当たらなくてもかまいませんが、BSEにあたったらとんでもないことになりますね。農水省にがんばってもらわなくちゃ。 有り難うございました。
- myeyesonly
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こんにちは。 それは言葉が間違っています。 米国の言っている「かがくてき」とは「価学的」と書きます。(爆) 冗談はともかく、意味は本当です。 つまり、科学の観点でみるならグローバルに全個体を調査するのは、特に今回のような稀少症例を調べるには大変重要なことです。。 抽出した標本調査では発見自体できにくくなりますから。 ですので米国やマスコミの言う「かがくてき」は「科学的」ではないのです。 米国は自国の産業保護の為にならどんな欠陥商品でも売りさばいてしまえばよいという国です。 今回のはその典型的な圧力ですね。
お礼
早速お返事をいただき感謝いたします。 この問題はかなり難しいようですね。政治と統計解析と検査の完成度が入り交じっているということがわかりました。 宝くじに当たらなくてもかまいませんが、BSEにあたったらとんでもないことになりますね。農水省にがんばってもらわなくちゃ。 有り難うございました。
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