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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:円高対策には本当に金融緩和が最善なのでしょうか?)

円高対策には金融緩和が最善なのか

noname#212174の回答

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noname#212174
noname#212174
回答No.3

>円高対策には本当に金融緩和が最善なのでしょうか? 「最善」と言えないと思います。 しかし、米国の大規模な緩和策が円高につながっているのは否定できません。 需要と供給の関係でいえばドルの供給増があまりにも大きいので、日本も供給を増やして対抗するのも「通貨戦争」の側面からはやむを得ないところがあると思います。 いわば「次善の策」でしょうか? >円をジャブジャブ刷ればいいという説 その説を聞いたわけではないので断定はできませんが、それは日銀が断固反対の立場を取っている「日銀による国債引き受け」のことではないでしょうか? まず、国債というのは日本政府がお金を調達するために発行するもので(内外の)金融機関へオークション形式で売り出されます。 ですから買い手がいないと政府は必要なお金が調達できません。 そうやってオープンな手続きを踏むことで一定の規律を保っています。 しかし、政府が日銀に直接国債を引き受けさせるということは売れ残りの心配は一切無し、市場の意向は無視で望むだけお金を調達できてしまいます。 そして、そのお金は「○○予算」として使われ市中に放出されます。 これはまさに「円をジャブジャブ刷る」に等しい行為です。 日銀が反対するのは、それをやってしまうと円(日本)の信用が著しく傷つけられると考えているからです。(そうなると円の管理人である日銀がコントロール不可になる可能性があります。) では「金融緩和」とはなんなのか? これも通貨の供給量(市中での流通量)を増やすという点では同じですが、プロセスがまったく違います。 主に「(国債の)買いオペレーション」と呼ばれる方法で、日銀が金融機関の保有している(既発の)国債を市場を通じて買い上げます。その代金が支払われることで市中の通貨供給量が増えるのです。逆に日銀が保有する国債を売り出すと供給量は減ります。 (なお、国債の需給が引き締まると金利は下がります。) この方法だと金融機関の保有する国債(という資産)が「現金」に置き換わるということなので、通貨の流通量は増えますが「お金を配る」というのとは意味合いが違ってきます。 >円高・デフレというと悪い面ばかりが強調されがちですが、…良い面と悪い面とが均衡しているはずなのです。 おっしゃるとおりです。 輸入物価が低く抑えられているということは、輸入無しに生活が成り立たない日本にとって悪いことのはずがありません。 それを踏まえたうえで、外国からものを買うには(買い続けるには)、支払うための外貨を常に稼がないといけないのが日本でもあります。 たとえていうなら、生活費がどんどん少なくて済むようになっても、収入がそれに合わせて少なくなっていけば同じことで、やがて収入の減少の方が大きくなると生活は行き詰まります。 >そのことがあまり声高に言われないのは、それに関わる人々が自分たちだけこっそり利益を得ようとしているからに相違ないと考えています。競争相手が少ないほど自分の儲けは増えますから。 これもそのとおりですね。 こっそりではないにしても「ウチは儲かってしかたがない!」とふれまわる人はいません。 それでも円高メリットだけでは安泰ではありません。 「輸入して売るだけ」の単純な商売では最初は儲かってもすぐに真似されて値引き合戦になってしまい、結局儲けは薄くなります。 やっぱり安くて「他がまねできなくて」「みんながほしがるもの」でなければ儲かりません。 円高で好調だったユニクロが苦戦していたり、家具店というありふれた商売なのにイケアが急成長したのも安いだけではだめな証拠です。 >円高で日本という国の資産を増やすチャンス 政府がどうこうしなくても、民間は損得勘定できちんと動いています。 『M&A実行数過去最高:円高メリットで海外の資源・エネルギー確保/中小企業にも波及 』 http://www.h-yagi.jp/00/post_226.html 『メガ銀 海外M&A好機 新規制追い風、欧米勢に逆襲へ』 http://www.sankeibiz.jp/business/news/110903/bse1109030501000-n1.htm 『日本企業の海外M&A相次ぐ 記録的円高が後押し』 http://www.j-cast.com/2011/08/29105597.html >輸出産業の言うことだけ聞いてわざわざそれをドブに捨てるような単純な金融緩和を本当にすべきなのでしょうか? 円高でメリットのある企業は黙っていますので、聞こえてくるのが「円高=悪」の声ばかりになるのは仕方がないところもあります。 政府にしても借金まみれの状況でにっちもさっちも行かなくなっている以上、外貨の稼ぎ手である輸出関連企業に頑張ってもらわないと日本の未来が危ないのでむげにするわけにもいきません。(もちろん輸出産業のほうが政治力が強いことも関係しているでしょう。) 「ドブに捨てる」というのはおそらく円売り(ドル買い)介入のことではないでしょうか? たしかに最近の介入は愚策との評価が多いです。 介入資金はもとをただせば国民からの借金です。「4兆円」などというとすごそうですが、巨大な為替市場にとっては微々たる量です。 まさに「どぶに捨てる行為」で、後に残るのは含み損を抱えたドルばかりです。 ※間違いなどありましたらご指摘願います。

noname#152422
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ご説明を拝見して、国民の政府への依存度をもっと下げるべきではないかと思いました。

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