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なぜプリズムに白色光を入射すると色は分かれるの?
- プリズムに白色光を入射すると、波長の異なる色に分かれる現象が起きます。波長が短いほど屈折角が大きくなるため、入射前と入射後で波長が異なるとそれぞれの色に対して異なる屈折角が生じます。
- 具体的な計算式を用いると、入射角θと屈折率nにより、sinθ × n = sin60° × 1という関係が成り立ちます。また、入射前の波長λとプリズム中の波長λ'の関係は1 × λ = λ' × nです。
- 入射前の波長と入射後の波長はそれぞれの色に対応しており、波長の短い色ほどsinθが大きくなります。このため、プリズムに入射した白色光は波長の異なる色に分かれる現象が起きるのです。
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>白色光とは,白熱電球や太陽光のように,全ての色が入っている光をいい,波長がないので >はなく,色んな波長が混ざっているから >λ’/λの入射する前のλはどの色でも共通の数値と考えてはいけないんですよね そうですね。色はλの違いに対応しています。白色光には、ありとあらゆる種類の色の光(つまり、ありとあらゆる種類のλの光)が混じっています。
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- hitokotonusi
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光の屈折率が波長(より正確には振動数)によって変わること分散といいます。 たとえばここに波長と屈折率の関係の一例(気体)があります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E6%95%A3_%28%E5%85%89%E5%AD%A6%29 また、こちらには種々の光学ガラスについて波長ごとの屈折率が表であります。 http://www.astrophotoclub.com/glass2.htm グラフがあればよかったんですが、見当たらなかったですね。 わずかな差ですが、これが効いてきます。 なぜ変わるかという理屈もあるんですが、少し難しいと思うので自然界の法則として理解してください。
お礼
わざわざありがとうございます 今は理屈ということで覚えます もう1つ疑問があるのですが 白色光とは,白熱電球や太陽光のように,全ての色が入っている光をいい,波長がないのではなく,色んな波長が混ざっているから λ’/λの入射する前のλはどの色でも共通の数値と考えているんでしょうか それとも赤と青とでλは違うと考えているんですか
- Quarks
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>波長によって、屈折率nは異なるというのはよくわからないです >水の絶対屈折率は1.333ですが1.333も波長によってかわるのですか はい、水の絶対屈折率(相対屈折率でも同じですが)は、特定の波長の光を用いたときの値ですから、波長が異なれば(つまり、違う色の光を使えば)、絶対屈折率も1.333とは異なる値になるのです。屈折率の表をご覧になるとわかるでしょうが、親切な表なら、表の近くに、コレコレの波長の場合、といった断り書きが書いてありますよ。 >またλ/λ'=nですが 赤色の波長でも青色の波長でもλ'=λ/nだから どれくらい元の波長(λ)を1/n倍するかは波長によって変わるとは思えない 上に書いたことの繰り返しになりますが、nはλによって異なるのですから、赤の光の場合のλ/λ'と青の光を用いたときのλ/λ'とは異なるのです。 nが先験的にこれこれの"固定した値"として与えられていて、そこからλ/λ'を割り出すというのではなく、根源的なのはλとλ'との関係であって、そこからnの値が導き出されてくる、と考えてはいかがでしょう。
お礼
回答ありがとうございます よくわかりました 最後に確認ですが 白色光とは,白熱電球や太陽光のように,全ての色が入っている光をいい,波長がないのではなく,色んな波長が混ざっているから λ’/λの入射する前のλはどの色でも共通の数値と考えてはいけないんですよね
- Quarks
- ベストアンサー率78% (248/317)
"波長が短いほど屈折角が大きくなる" これは、波長によって、屈折率nは異なると言っているわけです。 ある波長の光を用いて実験したとき、入射角が60°、屈折角がθだったとします。 sin60°/sinθ=n ですね。用いる光の波長によってθは異なるわけですから、nは波長によって異なる値になるわけです。 ですから、論の最後で 「"nは一定だから"θは変わらない」、という結論を出すのは論理に矛盾があります。 どこで矛盾を呼び込んだのかみてみましょう。 sin60°/sinθ=n sinθ=√3/(2n) 屈折率は波長によって異なるので、屈折角θも波長によって異なるはずですね。 λ/λ'=n を用いて sinθ=√3λ’/2λ という式を導いていますが、nは波長に依存していますから、λ'のλに対する比率は、λによって決まった値になります。つまり sinθ はλによって決まった値になるということです。 "入射する前のλ(白色光に波長はないので)も入射後のλ’も色によってそれぞれの値だから波長が短いほうがsinθが大きくなるなんて分からないんではない" ここは、白色光だからということで、やや無造作に論が進められています。白色光とは、いろいろな波長の光の集合ですから、"白色光"として一括りにしてしまわず、個々の波長の光について考察するべきなのでした。そうすれば、"波長が短いほうがsinθが大きくなるなんて分からない"という間違った結論を引き出すことも無かったことでしょう。
お礼
回答ありがとうございます 波長によって、屈折率nは異なるというのはよくわからないです 水の絶対屈折率は1.333ですが1.333も波長によってかわるのですか またλ/λ'=nですが 赤色の波長でも青色の波長でもλ'=λ/nだから どれくらい元の波長(λ)を1/n倍するかは波長によって変わるとは思えないです
- hitokotonusi
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>そもそもsinθ=√3/2nなのだからnは一定だからθは変わらないのでは 屈折率nが波長によって異なる事がプリズムで色が分かれる理由です。
お礼
回答ありがとうございます
お礼
回答ありがとうございます とてもよくわかりました