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1度も使われない変化記号が書いてある理由

trgovecの回答

  • trgovec
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回答No.3

>伴奏や(他の)複旋律で使うからという結論で良いのでしょうか #1の方のお礼にも同様のことをお書きになっていますが、これは違います。本質は調を表示することにあります。確かに調号を書かない、もしくは調合と調が合っていなければ伴奏はめちゃくちゃになりまた(調号によらず)きちんとしようとすると臨時記号(楽譜の、特に伴奏部分のあちこちに#や♭をいちいち付ける)ことになり不経済です。しかしこれは本質ではありません。 >使わない限りは何調であるか知る/知らせる必要はないし >「ヘ長調のつもりで作ったけど使わなかったから書かなくていいや」 伝統的な西洋音楽理論、学校で習う曲のような範疇では合理・不合理ということではなく「ヘ長調なら♭1個付ける」というのが約束になっています。ヘ長調のつもりで作ったのなら♭を1個付けるのが楽譜を書くときの決まり事なのです。 大体が、楽譜を読み書きするのは何らかのプロかそうでなくとも音楽を趣味としている人だけです。そういう人にとっては「調(ポピュラーではよくキー key と言います)」は重要なことなので、調号をむげにはできません。それには、クラシックはもちろんポピュラー音楽でも今日ではその多くが西洋音楽に基づいたものであるため、それを記すための楽譜の約束事に背くことはあえてしません。ということは楽譜を読み書きすることをしない人にとっては理解し難いことでもあります。何事も自分が関わっていないことの決まり事には納得いかなかったり不合理(なくてもいいじゃない)と思うことはあります。 一つ、特殊な例を挙げてみます。 http://www.traditionalmusic.co.uk/mandolin-tab/East_Virginia.htm この曲には#も♭もありません。ではハ長調かイ短調かというとそうでもありません。結論から言うと「ニ短調っぽい」のです。「っぽい」とどういうことかと言うと、シのところに全く♭がありませんから伝統的な学校で習うようなニ短調ではない、民族音楽に基づいたものです。 こういう伝統的な理論から外れた「っぽい」ものに対応した「調号」はありませんから(少なくとも誰にでも認められたものは)、書き方がいくつか出てきます。 リンク先のものは経済性を優先したもので、「シが♭しないのなら調号はいらないじゃない(=ハ長調と同じでいいじゃない)」という考えです。しかし一方、「ニ短調っぽい響きなのだから一応♭は調号で付けておいて、シのところには一々ナチュラル(#・♭を無効にする記号)を付けるべきだ」と言うこともできます。記号類が多くなって見にくくなりますが、伝統理論に当てはめようとする考えです。 これらのどちらが正しいかは一概に決められません。しかし伝統的理論から外れたものには自由な書き方が許される余地があると言えます。 結局のところ、文法や正書法と似ていて、伝統的な理論にかなったものを書く・作る限りはその「お約束」に従わなければならない、しかしそれにとらわれないものにはある程度の自由があるということです。「そういう」をいくら発音通りにするからといって「そうゆう」とは、少なくとも作文や公共的な文章では書けない。しかし、個人的なかしこまらない文脈では使うこともできる。それと同じことで(厳密な意味で)ヘ長調という理論に一旦乗っかったのならその書き方の約束には従わなければならない。しかし伝統にとらわれない自由な音使い、ヘ長調っぽいがちょっと違うとなれば必ずしもシの位置に♭はないかもしれないし、別のところに♭がつくかもしれない。

q_yy
質問者

お礼

>>伴奏や(他の)複旋律で使うからという結論で良いのでしょうか > 本質は調を表示することにあります。確かに調号を書かない、 > ...不経済です。しかしこれは本質ではありません。  ありがとうございます。両方の理由があっても良いと思うのですが、いずれがより重要なのかも知りたいと思っていたので、参考になります。そこで、より重要な後者については、以下。 > 伝統的な西洋音楽理論、...「ヘ長調なら♭1個付ける」というのが > 約束になっています。... > ...何事も自分が関わっていないことの決まり事には納得いかなかったり > 不合理(なくてもいいじゃない)と思うことはあります。  そういう約束事は、多くの分野にあるのは分かります。しかし、一見門外漢には不合理に思えることでも、歴史的に・場合によっては現在でも納得のいく理由があるのではないかと予想した次第です。更に、門外漢にも即座に理解/納得のいく説明が可能な約束事であれば、それは高級な(意味のある/理論的に美しい)約束事で、そうでない物は低級な約束事だと私は考えています。もちろん、私は作曲もしないのでその約束事に反するつもりはありませんが、個人的な理解として約束事の重要性(客観的な/多数者にとっての重要性というよりは、個人的等級とでもいいましょうか。)を把握したいと思っており、その一助となるのが皆様のご回答なと思っています。(高級/低級とは私が定義しそう呼んでいる言葉なので、何を以て高級なのかということは説明しません。) > 一つ、特殊な例を挙げてみます。 > ...こういう伝統的な理論から外れた「っぽい」ものに対応した > 「調号」はありませんから(少なくとも誰にでも認められたものは)、 > 書き方がいくつか出てきます。 > 伝統的理論から外れたものには自由な書き方が許される余地があると言えます。  伝統的理論に則れば、やはり必要で、その理由として重要なのが、前記約束事(I)で、比較的重要でないのが、伴奏や他旋律の便宜(II)と把握させていただきました。  出来れば、約束事Iの「腑に落ちる」理由を知りたいと思いますが、可能でしょうか。私の個人的価値観として、なるべく世の中の約束事は前記「高級な」約束事であってほしいと思うからです。#4御回答を読んで考えてみます。

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