子供をたくさん産む親の問題点とは？

質問

• 子供の数が増えれば、一人一人に費やせるお金も少なくなってきますし、なにより教育もまともに受けさせる事が難しいのではないのでしょうか？
• 自分のおかれている経済環境や子供の将来を考えることなく子供をたくさんつくる親は、セックスの快楽を優先し、先のことは構わずにその欲望を優先してしまう、理性で抑える事が出来ないダメ親としか思えません。
• 少子化の時代だから子供をたくさん産むことは素晴らしい事ではないという意見があります。各家庭は、国の重要問題である少子化について、そこまで考えていないと思われます。

回答No.6

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一理はあると思いますが、主に経済的な面などから考察した、生活のしやすさ的な一理しかない、欠陥の多い意見でしょう。
また、例えば大家族に育った子供が、将来、犯罪率が高いとか、困窮率が高いとか、そう言ったデータも無いので、あくまで感覚論に過ぎません。

まずセックス論に関しては、根本的に大間違い。
生殖を伴わない快楽のみを追及する性行為の方法はいくらでも有りますが、一方で、キリスト教などでは、それを禁じてますね。
「欲望を優先」と言う観点では、生殖を伴わない性行為、即ち避妊と言う発想の方が、遥かに欲望優先の行為です。

教育と言う面でも、経済面と関連付け、学力的な部分にのみ焦点を当てられている傾向がある様です。
教育と言うのは、将来、犯罪的なことを行わず、健全に自立し生計が立てられるだけの教育を施せば良いのです。
それさえ教育すれば、後が学力が高かったり、向学心が強ければ、自立後に返却出来る奨学金などを利用して、大学などに進学すれば良い話。

実際、普通のサラリーマンで、決して裕福ではなく、むしろ経済的にはやや貧困と言えるご家庭で、５人兄弟が全員がその様な制度を利用し、有名国立大学に進学した例も有ります。
モチロン大家族故に学べることなどもあるでしょう。

養育と言う面でも、大家族の結果、家族に餓死者が出れば問題と言えますが、多少、経済的に困窮しても、生計が立てられたら良いのです。
現時点では架空の子供手当などでは無く、既に各種社会保障制度が有り、日本の社会制度は、基本、日本国民が餓死する様なコトは有りません。
そういう例が報道されたコトがありましたが、逆に言えば、ソレがニュースになる国と言うコトです。

更に将来、子供達が自立した歳には、助け合える家族が沢山いると言う点などメリットも考慮すれば、単に養育期間の経済的な視点のみで、否定することでは無いでしょう。

最後に、子供が少ない方が親の目が届くとご主張ですが、親の愛情も人間の能力も、そういうものでは無いでしょう。

管理論などでは、管理者の目が行き届く人数は３０人程度とされている場合が多いですが、それさえあくまで一般論。能力が高い人ならば、更に多くの人間を管理・統率出来ますし、方法によっても、更に多くの人間を管理出来ます。
大家族であれば、それなりの管理論があるんですよ。

また、親の愛情などを割り算の様に考えてますね。
愛情が一定量であれば、子供の数が増えれば、一人当たりが受けられる愛情は減りますけど、愛情は一定量では有りません。

とは言え、上述の通り、餓死にニュース性があるのと同様、大家族にもニュース性が有るワケで、質問者様の考え方は合理的であり、一般的だとは思いますよ。
それでも、一般的な考え方では無いことを、たちまち「悪」の様に論じることは、一般的では無いです。