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憲法9条と国益

juyjuyの回答

  • juyjuy
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回答No.7

No.2の方が憲法の解釈についての適切な論評を書かれていますが、「国益」に関する部分はNo.2の方の解釈をとったとしてもいろいろ議論のあるところだと思います。 No.1さんのように >憲法9条により他国への攻撃が出来ない。  →(1)日米安保条約を結ばないといけないので、日本は米国から軍事的に独立できない。  →(2)第一次湾岸戦争など多国籍軍に参加できない事を理由に多額の金銭を支払わないといけない。  →(3)武器などの輸出など制限がかかり自国の防衛費の経費が他国よりかかる(自動小銃など米国に比べ原価が10倍)、また日本の貿易輸出に多大な制限がかかる ()内はjuyjuy> のような具体的なご指摘があります。 これはこの部分だけ取り上げれば正しい指摘だと思いますが次のように批判することが出来ます。 (1)もともとこの憲法は連合国が日本を武装解除する根拠とするために作ったものです。しかし朝鮮戦争以後はアメリカの再三の再軍備要求にも関わらず昔の自民党政権が頑強に抵抗したおかげで、日本は韓国・台湾を引き離して高度経済成長が出来ました。 その中で技術革新を成し遂げ今では日本の技術なしにはアメリカの兵器の多くの部分が造れない状況になっています。 アメリカが日米安保条約をどうしてもこの形で維持したいのは、(現在では)技術(主として材料・工作精度などの点で)をアメリカだけに欲しいからです。 一方アメリカは(依然日本を仮想敵国ととらえているので)日本が軍事的に独立して特に核兵器を所有することだけは絶対に許しません。 これが国益にかなったことかどうかは政治的に国民が判断することでしょう。 私は現行憲法のほうが「国益」にかなっていると思います。 (2)多額の金銭を支払いましたが日本人の命は(ほとんど)失われずに済みました。私は子供のころに戦争を体験し父は幸い無事でしたが親戚・知人が多く戦争で亡くなり孤児が多く出ました。朝鮮戦争による「特需」(これは韓国人・アメリカ人・北朝鮮人・中国人の百万を超える死体の上に築かれたものですが・・)がなければもっと多くの日本人が餓死していたに違いありません。 私は命よりお金のほうがいいです。 (3)これはNo.1さんご指摘の通りです。 しかし(1)でも述べましたようにおそらくアメリカが許してくれないでしょう。 私も技術は軍事にも平和目的にも使えるのですからこれは国益に反しているとはっきり言えます。 鳩山・小沢はもう少し軍事的に独立した「日米安保条約」を望んでいるようです。 アメリカは経済的に立ち行かないために弱腰になっています。(外務省はこれが国民にばれないように「米高官」と称する人物に(多分外務省の機密費を使って)強硬意見を出させています。(省内のあめりか派の出世を守るためです。) アメリカは対中国政策で手いっぱいです。日本の「安全保障問題」・・ましてや普天間や辺野古などは・・国務省の「知日派」と言われる実務官僚だけしか問題にしていません。(地上波TVでもだれか有名な評論家がマスコミが「知日派」だけにしか取材していないとこぼしていました。) 鳩山・小沢が日米問題をここまで頑張ってこられるのはこうした背景があるからです。 検察が鳩山はともかく小沢をどこまで追求できるかが今起こっている小さな日米戦争の成り行きの指標になるでしょう。(バックに外務省と多分アメリカの機関があります。) ・・これこそ「国益」を損なっているのですが・・!(憲法九条がここまで飛び火しています。)

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