分析的手続と実証手続とは?

このQ&Aのポイント
  • 分析的手続とは、監査手続の一種であり、監査人が情報やデータを分析して評価することです。
  • 実証手続とは、監査人が事実を確認するために必要な手続きのことであり、分析的手続もその一つです。
  • 分析的実証手続は、分析的手続を実施することで、他の実証手続と組み合わせた監査を行う手法です。
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分析的手続と実証手続

監査論の本を読んでいて、頭が混乱している箇所があるのですが、 実証手続には細分化すると ・分析的実証手続☆ ・詳細テスト があるというのが分かり、 監査手続には、 ・分析的手続★ というのがあるのは分かったのですが、 分析的手続と分析的実証手続というのは、 違うのものなのでしょうか? 「監査人は、実証手続として分析的手続を適用する場合、監査実施の効果と効率を勘案して、分析手続きのみを実施するか、又は分析的手続をそれ以外の実証手続との組み合わせによって実施するかを選択する」 と書いてあったので、 「実証手続として分析手続きを適用する場合」と書いてあるので、 分析的手続=分析的実証手続なのかな?と最初は思いました。 しかし、 「分析的手続をそれ以外の実証手続と組み合わせる」と書いてあると、 やはり違うものなのかな? ・実証手続 ・分析的手続 ・分析的実証手続 どうしてもこの3つの関連性がよく分かりません。 一つづつをしっかり理解出来ていないから、分かっていないかもしれません。 誰か分かる方、3つの関連性について教えていただけますでしょうか? よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

 リスク評価段階での分析的手続は、個々の監査要点についてではなく、財務諸表の中で不適正となる恐れがあり、留意すべき点を示すのに有用(委員会報告29条10)であり、どこに虚偽表示が起こる可能性もしくは、通常と比べて、異常な取引となっているのはどれかを発見する為に行います。一方、リスク対応手続きでは、監査証拠の入手を目的としており、監査要点毎に、過去のデータと比して、異常な数値(変動)となっていないかについてを分析手続きによって行います。  たとえば、評価では、分析的手続によって、売掛金についてよく調べるべきという情報を得、対応手続きでは、売掛金の増減が過去の状況(売上状況など)と比して正常か否かを判断します。実証手続きでは、実際に帳簿や証票の突合、確認等により監査証拠を入手します。大まかにいえば、評価段階では、どこに虚偽があるかの目安を付け、対応手続きにおいては、個々の要点においての評価を行い、そのなかでも、量の多いものについては、分析的手続きで、個々の要点の兆候をしらべ、重要性が高い、もしくは、重要だが、個々に調べられるものについて調べる手続きが実証手続きであると考えられます。

sinkocyo
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございます。 リスク評価段階での分析手続があり、 リスク対応手続での分析手続がある。 そして、リスク対応手続で実証手続があるのは分かったのですが、 タイトルの「分析的実証手続」は何なのでしょうか? よろしくお願いします。

その他の回答 (2)

回答No.3

 ちなみに、詳細テストでは、個々の売掛金の実在性とうを調べるために、個々に調べることで、取引先の買掛金の状況を調べるといったものと思います。  つまり、   分析的 ・・・ uk全体   詳細  ・・・ ukのなかの個別  という感じと思います。

回答No.2

分析的実証手続きとは、例えば、過去における売掛金と売上と売掛金回収との関係を、当期においての上記した関係(相関関係)が同様であるときに、当該売掛金が妥当である。といったような感じではないでしょうか?具体的な金額のつき合わせではなく、全体として、当期の取引関係からはこのくらいの残高が妥当であろうと、個別ではなく、全体として評価する場合に使われ、個別で調べるには余りにも労力がかかりすぎる場合に用いられると思います。  もちろん、売掛金は重要なので、こんな方法のみでは十分かつ適切な監査証拠とはなりませんが。

sinkocyo
質問者

お礼

すべてにおいて詳細に説明していただき、ありがとうございました。 分析的実証手続と詳細テストの違いまで説明していただきありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。

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