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いわゆる憑依現象を科学的に解明した理論や書籍はありますか?

yumihikoの回答

  • yumihiko
  • ベストアンサー率50% (76/152)
回答No.3

ご質問のような書籍・論文は……正面からは確かにちょっと思いあたりませんね(汗) ない(あるいはごく少ない)理由はいくつか思いつくのですが(スミマセン); 以下、科学者/研究者の立場からしてそのような書籍・論文が「ない」理由について述べますが、憑依現象の有無そのものの判断はしておりません。為念。 (1)そもそも、憑依現象の前提となる霊・霊魂についての定義付けが(どんな科学者でも納得するような形では)出来ていない 根本的な話ですが、「霊」や「霊魂」ってどういうものなの?という定義は、科学者が納得するような形では物理・化学的には出来ていないのですね。 ですから、例えば何らかの計測機器を使えば確実に幽霊なり生霊なりが検出できる、という見込みができないと、そもそも現代科学の土俵に乗せられない=議論のしようがない、ということになります。当然、他者の霊が誰かに憑依する、という現象も証明の方法がありません。 ※憑依された人が異常な反応をする、というだけでは、それが本当に外部の何者かの影響なのか、それとも演技あるいは自己催眠、もしくは特定の脳内化学反応の結果なのかどうかが区別できません……少なくとも、例えば(霊に重さがあると仮定して)既存の理論では説明のつかない体重増が憑依の間だけ観測されるなど、どんなに懐疑的な研究者でも納得する変化が複数の事例において観察されねばなりません。 従って、正面から科学的根拠を示して憑依現象を証明/論破した書物、なるものは残念ながら現在のところ存在しません、と言ってよいと思います。 (2)憑依現象が「ない」証明は、いわゆる「悪魔の証明」になる 悪魔の証明そのものは参考URLをご覧頂くとして、例えば現在の精神医学その他の科学的知見を総動員して「憑依はない」ことを正面から論破しても、「だって私は確かに**の霊が@@さんに憑依しているのを見た!」と確信している人々を説得するのは非常に困難です。 このような場合、知的に誠実な科学者であれば「わからない」とコメントしますし、上記のような人々に関わるのが嫌な科学者は質問者さんのおっしゃる「説得力のない話」を連発して関わりを避けようとするように見えます(彼の態度も一概に不誠実とは言えません……少なくとも、これらの疑いをどんなに懐疑的な人でも差し挟めないような事例でなければ、科学的議論の対象になり得ないからです) (3)「やらせ」の可能性 遺憾ながら心霊現象(あるいはその他の超常現象)を研究する時には、その最初期から常について回る問題です。 ここで列挙はしませんが、心霊現象研究関係である程度有名な「やらせ」だけでも片手に余ります(丁寧に世界中を探せばもっとあるでしょう)。 無論、科学界でもやらせや嘘は後を絶ちませんが、それだけに残った成果は他の研究者の非常に厳しい追試に耐えたものだけです。残念ながら、憑依現象や心霊現象で、科学界で一般的なレベルでの追試や検証に耐えた例は現在のところ一つもありません。 質問者さんの言葉をお借りすれば、憑依現象について観察された事例は(質問者さんご自身が見聞された例も含めて)研究者の立場からすれば、“本人が演じているだけという可能性を疑う余地のあるケース”「だけ」しかない、と言うことになります…… (研究という行為に馴染みのない人からは、言いがかりにしか思えないような突っ込みになることも多いんですけどね(微笑)) これをひっくり返すには、確かに外部からの何モノかが憑依された人に影響している、と、憑依された人本人の体験談以外のところで議論の余地無く証明しなければならないのですが……というところで話が(1)に戻ります(苦笑) よって、現在の世界では、大槻教授レベル以上のコメントが世間から科学者と呼んでもらえる人々から出ることはない、と思った方がよいでしょう。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%A8%BC%E6%98%8E
fukuchan01
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 そうですか・・・。 やはりそういうものはいまだに存在しないのですね。 非常に残念です。 「やらせ」の可能性については、別の方への御礼にも書かせていただきました。 古今東西の大量の事例の中で、もちろん「やらせ」の場合も一部にはあると思いますが、友人や親兄弟間でわざわざそのようなことをする意味はありませんので、この場合の原因とするには無理があると思われます。 その場限りのジョークはさておき、一生かけてその時のやらせを思い込ませる人達が古今東西そこまで大量にいると考える方が不自然と考えますので。

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