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前置詞は連続して使ってもよいのでしょうか。
前置詞の後ろには、名詞がくることが文法の前提だったと思いますが、 前置詞ばかりが続く文章をみかけることがあります。 次の文は、Websterのonline dictionaryのページでみつけました。 to obtain sight or knowledge of for the first time 2つだけでなく、まれに3つ、4つと前置詞がつながる場合がありますが、どういう場合に起こりえるのでしょうか。 よろしくお願いします。
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こんにちは。2/27のご質問ではお返事を有難うございました。 ご質問: <どういう場合に起こりえるのでしょうか。> 以下のような場合です。 1.形容詞的用法の不定詞句内で、動詞句の一部と副詞句の並立: 例: I have something to look for in the school. (直訳)「学校に、探すべきものが、ある」 →(意訳)「学校に探し物がある」 (1)このto不定詞は名詞somethingにかかる形容詞的用法です。 (2)look forは「~を探す」という動詞句で、forの後には本来something「物」が続きます。 例:look for something (3)名詞somethingが前置しているために、動詞句look forが不定詞の後にそのまま後置されます。 (4)一方in the school「学校で」は、場所を表す前置詞句で、副詞句となって動詞haveを修飾しています。文脈によっては動詞look forを修飾している副詞句と考えることもできます。 例: 「学校に、探し物がある」 では、「学校に」はhave「ある」にかかっています。 「学校で探す物、がある」 では、「学校で」はlook for「探す」にかかっています。 (5)以上から、不定詞の後に後置されたlook forと、haveを修飾する副詞句in the schoolが「たまたま」並立した形になったのです。 2.形容詞的用法の不定詞句内で、副詞句の一部と別の副詞句の並立: 例: I have something to write with in my pocket. (直訳)「ポケットに、(それで)書くためのもの(ペンなど)がある」 →(意訳)「ポケットに書くものがある」 (1)このto不定詞は名詞somethingにかかる形容詞的用法です。 (2)write withは「~で書く」という意味ですが動詞句の熟語ではなく、with+道具で手段を表す副詞句になります。 このwithは道具を表す名詞を伴い、「~で」というここでは書く手段を表す意味になります。 例: write with a pen「ペンで書く」 ここでは、withの後には本来something「物」が続き、このsomethingは書くための道具となる「物」を指しています。 例: write with something「何かで書く」 (3)名詞somethingだけが前置したために、with somethingという副詞句の一部であるwithが、動詞writeの後にそのまま残った形です。 (4)一方in my pocket「ポケットに」は、場所を表す前置詞句で、副詞句となって動詞haveを修飾しています。 (5)つまり、副詞句の一部となる名詞だけが不定詞の前に前置されたために、副詞句の一部である前置詞withが残り、それがhaveを修飾する副詞句in my pocketのinと「たまたま」並立した形になったのです。 3.受け身などで見られる、動詞句の一部と動作の主体を表す前置詞の並立: 例: I was laughed at by my friends. (直訳)「私は、友達に、笑われた」 (1)これは次の文の受動態です。 My friends laughed at me. 「友達が私(のこと)を笑った」 (2)このatは動詞句laugh at「~を笑う」の一部で、本来は笑う対象となる人・物が来ます。能動態の文では笑う対象はme「私」になっています。 (3)このmeを主語にして受動態の文を作ったのが例文です。この時、meだけが主語として主格になったので、動詞句be laughed atでは対象を表す前置詞atはそのまま残ります。 (4)一方受動態では、動作の主体となる名詞にbyをつけて「~によって・・・される」と表します。by my friends「友達によって」は動作の主体を表す前置詞句で、副詞句となって動詞was laughed atを修飾しています。 (5)つまり、受動態では目的語だけが主語になり、動詞句の一部が残ったために、それが動作の主体を表す副詞句by my friendsのbyと「たまたま」並立した形になったのです。 4.以上が、前置詞の並立するパターンとして代表的なものです。ご質問文は、上記の1のパターンで以下のように説明されます。 (1)to obtain sight or knowledge of for the first timeの前にsomethingなどの名詞があったものと推察されます。 例: I had something to obtain sight or knowledge of for the first time. (直訳)「はじめて、見つけ、知るべきことが、あった」 →(意訳)「初めてわかり、知ったことがある」 (1)このto不定詞は名詞somethingにかかる形容詞的用法です。 (2)obtain sight or knowledge ofは、等位接続詞orを挟んで同じ語の反復を避け、 obtain sight of or obtain knowledge of を省略したものです。 (3)つまり、obtain sight of「~を見つける」、obtain knowledge of「~を知る」という2つの動詞句があり、ofの後には本来something「物」「事柄」が続きます。 例: obtain sight of something「物を見つける」 obtain knowledge of something「物を知る」 (4)2つの動詞句に共通の名詞somethingが前置しているために、2つの動詞句obtain sight ofとobtain knowledge ofが不定詞の後にそのまま後置されます。Ofは2つの動詞句の共通の前置詞なので、1つだけ置かれた形です。 (5)一方for the first time 「初めて」は、頻度を表す前置詞句で、副詞句となって動詞句obtain sight of とobtain knowledge ofを修飾しています。 (6)以上から、不定詞の後に後置されたobtain sight or knowledge ofと、動詞を修飾する副詞句for the first timeが「たまたま」並立した形になったのです。 5.ちなみに、前置詞が3つ、4つと続くパターンは、動詞句が2つ以上の前置詞で構成される場合が、上記のようなパターンと結びつく場合にあり得ます。 例: come up with「~に追いつく」 以上ご参考までに。
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- NooGarde
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失礼 to obtain sight ofA Aを見つける to obtain sight or knowledge of something for the first time 自分自身を再発見するとは? 定義を見てみよう。 「発見する」の定義 まず第一に、「何か」を見つけ「それ」についての知識を得る 次に「それを」明らかに認識できるようにする そして「それを」公開する
- NooGarde
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to obtain sight or knowledge ofA for the first time obtain sight ofA Aを知る obtain knowledge of Aの知識を得る for the first time 第一に Aの部分が省略されている形です。 ofと forはつながっていません。
お礼
今回もわかりやすい御説明をありがとうございました。 例外なのではなく、きちんと文法にのっとっているわけですね。 省略されてしまうと、文構造や内容そのものがつかみとれなくて いつも四苦八苦しています。