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酸と塩基の電離のイオン式について
酸と塩基の水溶液中での電離のイオン式についてなのですが、どうして電離したものがもとに戻る矢印があるものと、そうではないものがあるのでしょうか? 例をあげると、HCl→(H+)+(Cl-) NH3+H2O⇔(NH4+)+(OH-) このように、矢印が、電離後も電離前に戻ってこれるような場合は、どのようなときなのでしょうか? 何か、弱酸・弱塩基に⇔があるように思えるのですが・・・ ご助力お願いいたします。
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強酸や強塩基は一般に「完全に電離する」と言われますが, よ~く調べるとごくわずかですが電離していないものがあります. そして, 実際には HCl ⇔ H^+ + Cl^- の電離平衡が成り立ちます. だから, 本当に厳密にいうなら HCl → H^+ + Cl^- というのは正しくありません. ですが, この平衡の平衡定数 (酸解離定数) pKa は非常に小さく, ほとんど全ての HCl が H^+ と Cl^- に解離します. つまり逆反応 H^+ + Cl^- → HCl は非常に少ないので, 「事実上」は HCl → H^+ + Cl^- と考えてもかまわないということになります. #1 への補足に即していうと, 「もとに戻れないことはないけど戻りたがらない」と言えるでしょう.
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- yun-yun007
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回答No.1
物質が完全に電離するか完全には電離せず一部のみ電離するかの差ですね。
質問者
補足
ではやはり、強酸や強塩基など、完全に電離してしまうものは、一度電離してしまうと、もとに戻れなくなると言うことでしょうか?
お礼
ご説明有難うございます。 すっきりしました。