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不定詞について
She was upset to hear of his death. のように不定詞内は過去なのに常に原形が使われますが、不定詞は原形で過去の内容も表せるのは不思議です。何故なんでしょうか?
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No.1 です。補足です。 ご質問の文を能動態に書き換えると To hear of his death upset her. となり、to hear of his death はもともと主語だったものが(つまり名詞と同じ働き)受動態になって副詞的用法になったものだとわかります(名詞句であることに変わりはありません)。 なお、「英語は1つの文に1つの述語動詞」というのは、一つ一つの文型に句切って考えるとわかります。 and や but などの等位接続詞や that 節などで動詞が連続することもありますが (She ate dinner and went bed.)、その場合は She ate dinner.+She went bed. と考えれば述語動詞は1つの法則が保たれていますね。
英文には2つの種類の動詞があります。 (1)動詞だけの働きをする動詞 (2)名詞、形容詞、副詞の働きを兼ねている動詞 です。 英文を読む上で(1)の発見が非常に重要なのです。 要するに文を作る動詞です。 判別の仕方は主語(必ず名詞か代名詞)の直後ぐらいに注目して助動詞+原型、過去形、現在形(原型ではない。)の動詞が出てきたら(1)だ!と判断することが多いです。 to hear of his deathというのは副詞句です。 wasというのは辞書を引くと第1文型と2文型で使われると書いてあります。 つまりwasは過去形=必ず述語動詞であるからupsetは形容詞であり2文型です。 仮にto以下が名詞句であった場合 She upseted to hear of his death.という文になります。 辞書をひいてみるとupsetの第3文型の使い方が出ており構造上は正しくなりますが全く意味不明な文になってしまいます。 1つの文に1つの述語動詞というのも英語の文献などではほとんどありません。動詞だけの働きをする(1)が多く登場すればするほど英文が長く難しくなってくるのです。
- akijake
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通常、to+動詞は「~こと」という名詞の役割を果たします。 よって、動詞として過去の内容を表しているわけではありません。 彼女は「彼が死亡したニュースを聞く事」によって、取り乱しました。 それを判りやすく簡潔にした訳が「死んだのを聞いて」です。 もちろん訳の中での時勢は、NO1さんがおっしゃっているように述語「was」に支配されるので、聞いたのは過去と考えられます。
英語で文全体の時制を決定するのは述語動詞だからです。 述語動詞以外の動詞を含む要素は述語動詞の時制に支配されます。 なお、「動詞を含む要素」と書いたのは、英語は「1つの文に1つの述語動詞」が鉄則だからです。 ご質問の文の "to hear of his death" は全体で名詞の働きをする、was upset の目的語(つまり名詞句)なので述語動詞ではなくなります。