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フェロシルトが埋め戻し材としてお墨付きをもらった理由

どこかのゴルフ場で、埋め戻し材フェロシルトから六価クロムが検出され撤去が決まった、というニュースを耳にしました。 六価クロムと聞けば、発がん性の高い恐ろしい有毒物質というイメージが私などにはあります(昔大問題になっていました)。 ちょっと調べてみたところ、このフェロシルトというのは有害な産業廃棄物と言うべきもので、六価クロムの他放射性物質まで含まれており、これを埋め戻し材として使うのには反対している人たちも前から少なからずいたらしいとわかりました。 そこでお訊ねしたいのは、こんな危険な産業廃棄物が埋め戻し材として「商品」になり、三重県などはリサイクル商品として推薦までしているという、なぜこんなことになっているのか、ということです。 これは、危険がわかっていながら手を打たず被害が広がった、薬害エイズやアスベスト問題と、同じではないでしょうか。空港の埋め立てに使われなかったのは、せめてもの救いですが。 事情をご存知の方、教えて下さい。

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回答No.2

参考URL(東京新聞)の記事などでは、石原産業側が「不法に」有害物質を混ぜてフェロシルトを「製造」していたということのようです。事前に自治体側にサンプルとして提供されたものと、実際に埋め立てられたものとは違うものであったともいいます。事実なら言語道断です。 裏を返せば、正しい製造手順と材料から製造していれば、六価クロムなどが溶出することはなかったとも考えられます。たしかに、本当に無害なものであれば、産業廃棄物として海や山を埋め、ただ自然を削り取ってゆくのではなく、建材や埋め立ての材料として再利用できれば、そのほうがいいのは確かです。 ですが、そこで業者がウソをつくとなると、話が変わってきてしまいます。多少甘い条件で溶出試験をしたなどというレベルではなく、サンプル自体が異なってしまっていては、行政としても有効な手を打てないことは事実と思います。 私見ですが、この問題は姉羽建築士の偽造事件と、同じ根であると感じます。 関係ないかもしれませんが、自分は、路上で募金活動をしている人たちの態度(100円入れようとすると1000円入れろというなど)に不信をもち、警察に相談したことがありますが、「善意でやっている行為を疑うのは良くない」と、逆に怒られてしまった事があります。ある意味人を疑うのが仕事の警察ですらこの有様なわけで。 もっとも、だからといって路上の募金の規制を厳しくしては、本当に募金活動をしようと思う人たちが困ってしまうのも確かで、この手の問題は確かに大変難しいのです。 実際、フェロシルトに対して問題提起をしているサイトなども読んでみましたが、一方的な思い込みや、かなり主観的なことを科学的な事実のように挙げるサイトもいくつかありました。 彼らの言うことも鵜呑みには出来ませんし、世の中には、産業廃棄物も含む廃棄物を、いかにして有価物として回収するかを本気でがんばっている業者も少なくはないわけで、そういった業者も一緒くたにしてしまうような論調に、自分としては同調できるところにはめぐり合えませんでした。 私の意見としては、フェロシルト問題は石原産業側による「詐欺」事件というべきもので、多くの自治体が見事にだまされた、ということだと思います。 もちろん、行政も「だまされた」ですむ話でもないでしょうし、被害を受けた人がいる以上、何らかの形で保証も必要でしょうが、自分としては、こんな「親(メーカー)」にめぐり合った「フェロシルト」自身も、被害者なのではないかと思えます。

参考URL:
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20051028/mng_____tokuho__000.shtml
noname#84897
質問者

お礼

詳しいお話をどうもありがとうございました。ご意見参考にさせていただきます。 いろんな情報が飛び交っているようなので、偏った意見を鵜呑みにしないでちゃんと判断したいと思います。 私も、構造設計偽造の問題と同じだと考えています。悪意を持った誤摩かし、巨額の利権。それを見抜けなかった行政。「ちゃんと見張ってないと何をするかわからない」というのはかつての日本人にはなかったと思うんですが、ころっと騙される方も甘ちゃんですよねえ。 問題のフェロシルトの撤去には200億だかの費用がかかるそうなんですが、会社は大丈夫なんでしょうか。 余談ですが、100円入れると1000円にしろという募金活動って、たぶん、あやしげなところでしょうね。警察の許可はもらうんでしょうけどね。募金で1000円なんてとんでもないって思います(笑)。

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その他の回答 (1)

回答No.1

 このような質問の間違いのない回答というのは 出てこないとは思いますが、背景について。  昨今の「環境ブーム」の影響を受けて、たとえば リサイクル率100%だの、ゼロエミッションだの そもそもできないような理想を目標に掲げるのが 問題なのでしょう。  いまの環境問題は、   リサイクル=正しい行為   廃棄する =誤った行為 など、理想を追い過ぎのような気がします。  以前問題になった、RDFについても同様です。 ダイオキシンの危険性が過剰に取りだたされ、 科学的な議論をほとんど抜きに、安易に小規模な焼却炉を禁止し、 困った自治体がすがったのが、RDFでした。 結果として、RDFは爆発事故を起こし、人命を奪うという 事態になりました。これもダイオキシン問題のみを 短絡的に解決しようとし、RDFそのものの危険性が 忘れ去られた結果です。  環境問題にあっては、リスクをきちんと分析し、 いたずらにできもしないような理想をかかげないように しないと、このようなことは繰り返されると思います。  私たち国民も、単純に環境問題に踊らされて、 変な世論を後押ししないようにしないといけませんね。

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