なぜ宗教は尊敬しなければならないのか

質問

日本で宗教の話はタブーの一つだと思います。学校でもなんの議論もないままに宗教は尊敬しなければならないと教えられた記憶があります。

では、本当に宗教は無条件に尊敬しなければいけないのでしょうか？なぜ宗教はそんなに特別なのでしょうか？

僕なりに辿りついた答えは、やはり宗教は尊敬すべきである。なぜなら人々はその宗教を信じていて、そのような人々にとって宗教は自分の存在意義であり、更には自分よりも大事なものであるから。その宗教を否定することは彼らの人生を否定することにつながるから、というものです。

一方、宗教だけでなく、その人にとって大事なものはそれが何であろうと簡単に否定するようなことは言ってはいけないのだと思っています。宗教だけ特別に何の議論もなしに尊敬しなければいけないというのはやはりおかしいなとも感じています。

ただ、これはあくまで僕の考えですので、他の方々の考えもお聞かせ願えたらなと思った次第です。よろしくお願いします。

回答No.7

kyujin

すごく良くお考えですね。
こういう場合は”尊敬”ではなく
”尊重"という考え方になるのではないでしょうか？
尊敬となると”自分もそのものに対して、自分より上のもの、価値のあるものとして認める"
ということになりますが、
”尊重”となると”自分がどう思うかは別として、その人が信じているものを大事にし、否定するようなことはしない"
というニュアンスになると思います。

もしかしたら、学校でも尊重しなければいけない、といっていたのではないでしょうか？
何の議論もなしに宗教に対してとりうる、大事な態度としては、
尊敬より尊重だと思います。

お礼

ご回答ありがとうございます。

おっしゃるとおり、「尊重」です。respectという単語を直前に使っていて、それを訳し間違えました。大変失礼しました。

回答No.6

salza

宗教を尊敬する・・・・

初めて聞く言葉ですね。キリスト教か何かの学校だったのかな？

私の考え方も質問者さんとほぼ一緒ですね。
他人の信じる事を簡単に否定するのはよくないが、自分の信じてる事を他人に強制するのはいけないですね。

お礼

ご回答ありがとうございます。

尊重する、の間違いでした。大変失礼しました。

そして、尊重しなさい、までは言わなくても、宗教に関しての批判、否定が教育の場にてもタブー視されている日本はどうなのだろうと前から思っていまして。

回答No.5

U-more

宗教を、という問題の前提として、
個人の考え方、生き方を尊重しなければいけない、という考え方があると思います。
それは、憲法で国家権力からも守られている一番の中心部分でもあリます。

宗教の話がタブーというのは、
宗教はその人の思想の核心部分にかかわる事項であり、
むやみに触れるべきではない、
ということなのだと思います。
学校で（宗教系の学校は別として）触れないのは、
思想的な部分は個人の自由である、
ということを尊重するべきと考えているからだと思います。

細かい話になってしまいますが、
ある人が自分の信じている宗教に対しては「尊敬」ですが、
その宗教を特に信じていない人にとっては、
必ずしもその宗教を「尊敬」する必要はなく、
その尊敬する、という考えは「尊重」しなければならないと思います。
宗教に限らず、どのような考えを持とうと自由であり、
他人に迷惑をかけない範囲でならば、
自分で幸せだと思う考え方、生き方を追求していくことも自由であり、
他人から強制されたり、否定されるべきものではないと思います。

人の考え方はざまざまですので、意見の相違も当然ありますが、
自分と違った考え方も尊重する必要はあると思います。
他人の考え方や意見も、必要があれば、
取り入れたり、参考にすればいいのであって、
そのような考え方の延長として、宗教の尊重という考えがあると思います。
ただ、それは、人が「宗教を信じる」ということを尊重するべきであって
「宗教を信じない」という考えも尊重するべきで、
けっして、宗教自体を尊敬しなければいけない、という意味ではないと思います。

お礼

ご回答ありがとうございます。

まず、私が言いたかったのは「尊敬」でなく「尊重」でした。僕の言葉の選択ミスでした。申し訳ありません。

僕は海外在住なのですが、よく宗教の話になります。その中で他の人の批判などはしょっちゅうです。これがいいとは思いませんが、なんの議論もない日本もやはり変だなと感じたのも今回質問させていただきました理由です。

回答No.4

songbook

>宗教は尊敬しなければならないと教えられた記憶があります。

いやあ…長い年月、そんなことを生徒に教えた記憶は一度もないのですが…（笑）

宗教の教えによって尊敬される人物はいてもよいと思います。でも、宗教そのものは、尊敬の対象とはなりません。考えられるとすれば、せいぜい、「尊重」でしょう。

キリスト教の考え方、日蓮宗の考え方、イスラム教の考え方…。それぞれ、深く信仰している人々が多数いる宗教です。確かに、頭ごなしに「その宗教は間違っている」と言うと、信仰者の人生そのものを否定するに等しいですから、むげに否定してはいけないかもしれません。

しかし、無条件に尊敬する必要は全くありません。そんな態度を見せたら、かえって信者から、「わかってもいないくせに、馬鹿にしているんじゃないの？」と、勘ぐられるのが落ちです。

宗教心を理解しようといろんな宗教の考えを尊重すること。これによって人の心は豊かになると思います。そして、自分なりの哲学、道徳心が出来上がっていくことが大事なのです。結果として、どこかの宗教を信じることになるかもしれません。

宗教間で考え方が違うのは当然で、対立もあります。人生そのものをかけた対立ですから、戦争にでもなると末代までのドロ沼となります。

私達に大切なことは、深く信仰して、宗教主に守ってもらう安らぎを求めるのと同じぐらい、いや、それ以上に、自分自身の哲学をしっかり持つことであります。その結果、人生の途中で、信仰する宗教が変わることもあるかもしれません。しかしそういうレベルの人ならば、狂信的にのめりこんで全財産を宗教につぎ込んだり、自爆テロも辞さないような人生を送ったりすることはないでしょう。

お礼

おっしゃるとおり「尊重」です。この質問をあげる直前に、ムスリムとキリスト教徒の友達と宗教についての話を英語でしていて、respectという単語を「尊敬」として、ここに書いてしまいました。申し訳ありません。

尊重しなければならない、と教わったかどうかも記憶が曖昧です。（もうすぐ３０になります）ただ少なくとも、批判、否定をしてはいけない雰囲気はありました。それは学校に限らず、社会全般にです。その理由を教わることなく。

特に日本の外に出て、いろいろな人と話をしていると宗教批判、否定をよく耳にします。ああ、こんなこと日本では聞かないし、人前でいえないだろう、ということを言います。僕はこの時に、質問内容に書いたように、批判、否定すべきではないと話していますが、一方で何の議論もない日本もとても変だと前から感じていました。それが今回質問させていただきました経緯です。

回答No.3

mmky

世界には６０億人の人が生活しているのですね。考えられるありとあらゆることが存在しています。日本では悪と思われることが他の国や地区では善なのですね。逆に日本で善は、他の国では悪ということもあります。一夫多妻も多夫一妻制も、働くと怒られる日もあるのですね。これが本当であるといえることは小さな集団でしか有効でないことは確かなことなんですね。宗教もたくさん有りますね。正しいかどうかは「人時所」で判断されるのですね。人と時と場所にあった考えや行動ということですね。どれほどのものを認識できるかなんですね。認識力は認める、人間に対する尊敬がなければ大きくならないのです。これほど多様な価値観がある中で動物と人間を分けるものが「信仰」なんですね。人間だけが目に見えないものを信じることができるということですね。「信じる心」だけは手放してはだめですね。宗教を含めた全てのものは学べば知恵の力で良否はおのずと見えてきます。信仰と盲信とは違うということも認識力なんですね。人は認めると同時に考えることが大切ですね。自分にとって何が良いことで何が悪いことなのかを考えて行えばいいことですね。間違えば反省して何度でもやり直せばいいのですね。これはみんな同じです。

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.2

sads4832

因みに尊敬とは人に対して使いますよ。
>なぜ宗教はそんなに特別なのでしょうか？
最終的にその方が精神的に頼るものだからではないでしょうか？

ちょっと意味合いが違いかも知れませんが、
質問者様の親御さんの事を第三者から批判されればどう思いますか？宗教も同じだと思うんです。
私自身は無神論者ですが、宗教に対しては否定も肯定もしません。ただそれに対して敬っている方々に
後ろ足で砂を掛けるような事はしたくないですね。

確かに質問者さんが仰っている通り、
>その宗教を否定することは彼らの人生を否定することにつながるから
になるかも知れません。
ただ
>その人にとって大事なものはそれが何であろうと簡単に否定するようなことは言ってはいけないのだと思っています。宗教だけ特別に何の議論もなしに尊敬しなければいけないというのはやはりおかしいなとも感じています。
その通りなのですが、宗教に関しては大勢の人が同じ信仰だと大きな力になります。
その人にとって大事なものでも他人にとっては大したこと無いかもしれませんが、信仰に関してはそうではなく一部を否定すると、大多数の人を否定する事になってしまうからです。

多分人夫々の中に宗教に関して
議論（批判）する事がないような抑止力があるんではないでしょうか？
宗教闘争は人類の歴史の中でいっぱいありましたから。

あまり明確な回答になっていなくてすみません。

回答No.1

noname#25358

非常に理に適った着眼点ですね。
　ときどき勘違いしている人もいますが、これはあなたが言う通りで、無条件ではありません。
　「他人に信仰を押し付けないこと」が条件とされています。
　なぜなら、日本人は憲法で信仰の自由が保障されているので、本人が自由に己が信じるものを選んでいいのです。

　ゆえにあなたは、自分が信じる以外の宗教を尊敬しなくても構いません。無神教者ならば宗教の全てを尊敬する必要もありません。
　ただ、自分が信じる以外の宗教を軽蔑しなければいいんです。

お礼

ご回答ありがとうございます。

そしてまず、「尊敬」でなく「尊重」でした。大変失礼しました。

＞自分が信じる以外の宗教を軽蔑しなければいいんです。

はい、最終的にはこのようになると思います。ただ、異質なものを見たときに、人がそれをはねつけようとする感覚は自然だと思います。多くの日本人にとって宗教は異質なものだと思います。子供のときイスラム教のお祈りを初めて見たときに、気持ち悪い＆恐ろしいと感じました。だた、日本ではそのような感情を表に出すことは教育の場でさえ認められず、頭ごなしにそれは恥ずべきことだと言われていると思います。きちんと消化するためにはもっと議論があっていいのかなと思います。