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特許貧乏にならないために

kanpocoの回答

  • kanpoco
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回答No.4

補足でのご質問を頂きましたのでお答えします。 Q1)見積もりを受ける、のは良いですね。考案者は一般的にそのようにされるのでしょうか。 A1)特に個人の方へはそうアドバイスしてますが、(私の居所が後進県なのか)出願経験の少ない方では余り知られていないようです。 Q2)回答者さまは弁理士さんですか? A2)違います。知財立国にからんで公的な立場でお手伝いしているものです。もちろんこの場ではボランティアですが(笑) Q3)ライセンスという言葉の意味も正確に理解していません。要するに、工場やメーカーにアイデアなり、発明なりを売り込むということですか? A3)それもありますが、特許が登録になりますと特許権が発生するわけです。たとえばその中に「模倣されたときに実施者の実施を指し止めることができる」ので、訴えられればせっかくやっている事業をやめなければならないか、裁判で解消しなければならなくなり大変です。 それをリスクヘッジすすために、あらかじめ自分の商品や事業などの特許調査を行って、関連する特許の許諾を受けてから事業化に踏み切る、その「許諾を受けること」をライセンシングといいまして、広義には、出願中のものの[使用許諾]も含めています。 別な観点でよく新聞などで「アイデアを買ってもらう」という話を見ますが、これはリスクヘッジで行われるケースは少なく、その商品が市場で売れそうと感じたり、その技術が自分の事業にとって有効に活用できそう、といった観点から許諾を受けるようです。 ついでの参考までにですが、技術を提供するほうを「ライセンサー」受けるほうを「ライセンシー」といいます。 Q4)市場占有率が確保される、とは?それもあり、とは何がありなんですか? A4)変な言い方でごめんなさい。特許は独占排他の性格がありまして、A3で書いたように真似したものをやめさせることが法律で保護されているのです。つまり、そうされたくない人は、他人の特許技術を真似ないで「違った方法」にて実施しなければならなくなります。 特許にも強い特許と弱い特許があって基本的でどうしてもそれを使わないとならない「基本特許」も中にはあります。それが登場すると事業を見合わせるか使わせていただくか、となります。 その結果、特許を有している方はその事業関連内では非常に優位な立場になるわけでして、このことを、「市場占有率が確保される」と申しました。 「それもあり」の意味は、自分の商品や事業を「防衛するため」を最大の目的とすると他人は基本的に実施できなくなりますので、日本の産業界全体としてみたときに国際競争力を強くする面でマイナスなことがあるのです。だから、「独占排他のみを目的として自己防衛のみを行う」こともできますがあくまで一つの手段であって、世界を視野に入れた戦略をとってほしい、というのが私の願いです。 (補足)下記のリンクからたどって、一度「特許流通促進事業」を参照してみてください。

参考URL:
http://www.ncipi.go.jp/

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