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化学の問題です!NH3-NH4Cl 緩衝液を用いpH10の条件下でM^2+ の1.00×10^3M 溶液 30mlを5×10^-2標準溶液で滴定した結果の求め方
- 化学の問題です!pH10の緩衝溶液中のNH3とNH4+の濃度比、滴定前の溶液中のM^2+のpM、滴定率50%でのpM、滴定率99%でのpM、当量点でのpM、滴定率101%でのpMを求める方法を解説します。NH3とNH4+の濃度比はEDTAの錯体生成定数K(MY2-)、pH10でのEDTAのY^4-のモル分率α4、NH3の加水分解定数Kb、水のイオン積Kwを用いて求めることができます。
- 滴定前の溶液中のM^2+の濃度は1.00×10^3Mであるため、pMは-log(1.00×10^3)として求めることができます。
- 滴定率50%でのpMを求めるためには、M^2+の濃度を半分に希釈する必要があります。滴定後の濃度は5.00×10^-4Mとなるため、pMは-log(5.00×10^-4)として求めることができます。
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絶対安定度定数:K=[MY^2-]/[M^2+][Y^4-]=10^12 M^2+ と錯化していない EDTA (H4Y) の全濃度を Cy。 pH=10 での Y^4- のモル分率 α4=0.35、 [Y^4-]=Cy*α4 から Keff を次のように表せます。 有効安定度定数:Keff=[MY^2-]/([M^2+]*Cy)=K*α4=3.5*10^11 (1) NH4^+ の pKa=pKwーpKb=9.30 pH=pKa+log([NH3]/[NH4^+]) 10=9.30+log([NH3]/[NH4^+]) [NH3]/[NH4^+]=10^0.70=5.01 (2) [M^2+]=1.00*10^(-3) として、 pM=ーlog([M^2+])=3.00 (3) 0.5*1.00*10^(-3)*30=5*10^(-2)*f*v から v=0.288 (ml) 加えた体積の増加を無視すれば 50(%) が滴定された直後には、 [M^2+]=[MY^2-]=(1/2)*1.00*10^(-3)=5.00*10^(-4)、Cy=0。 生じた錯体 MY^2- が x(M) 解離して平衡に達したとすると、 Keff=[MY^2-]/([M^2+]*Cy)={5.00*10^(-4)ーx}/{{5.00*10^(-4)+x}*x} Keff=3.5*10^11 が非常に大きいので x<<5.00*10^(-4) と仮定して近似をすると {5.00*10^(-4)ーx}/{{5.00*10^(-4)+x}*x}≒1/x=Keff x≒1/Keff=2.86*10^(-12)<<5.00*10^(-4) 近似は妥当と考えられるから、 [M^2+]=5.00*10^(-4)+x≒5.00*10^(-4) pM≒3.30、(近似値) (4) 0.99*1.00*10^(-3)*30=5*10^(-2)*f*v から v=0.570 (ml) 加えた体積の増加を無視すれば 99(%) が滴定された直後には、 [M^2+]=(1ー0.99)*10^(-3)=1.00*10^(-5) [MY^2-]=0.99*10^(-3)=9.9*10^(-4)、Cy=0。 生じた錯体 MY^2- が x(M) 解離して平衡に達したとすると、 Keff=[MY^2-]/([M^2+]*Cy)={9.9*10^(-4)ーx}/{{1.00*10^(-5)+x}*x} 同様にして x<<1.00*10^(-5) ト仮定して近似をすると、 {9.9*10^(-4)ーx}/{{1.00*10^(-5)+x}*x}≒99/x=Keff x≒99/Keff=2.83*10^(-10)<<1.00*10^(-5) 近似は妥当と考えられるから、 [M^2+]=1.00*10^(-5)+x≒1.00*10^(-5) pM≒5.00、(近似値)
お礼
ずっと分からなかったのが理解できました!ありがとうございました!