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キリストも死刑囚
次の世界がどうなるかはわかりませんが。 そもそもキリストはなぜ死刑になったのですか?
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あえていえば「大衆を扇動した罪」でしょうかね。 イエスが存命していた頃のパレスチナ(イスラエル)はローマ帝国の属領となっていました。ところがユダヤ人というのはこの状況が気に食わず、ローマ人を排除したくてテロ活動などが続いていたのです。 そこにイエスという人気宗教家が出現しました。ユダヤ人は「イエスが我々を率いてローマ帝国と戦い、ユダヤ人の国を取り戻してくれる」と期待したんですね。 ところが、イエス本人は「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」なんていって反乱を起こすつもりが毛頭なかったのです。 これに多くのユダヤ人が失望して「イエスの野郎はうそつきだ。ニセ救世主だ」となったんです。ユダヤ教の偉い人たちも自分たちにケンカを売るイエスを憎たらしく思っていて、大衆のイエス人気が落ちてきたのを見計らってイエスを逮捕し、ローマ総督に「こいつは反乱を企んでましたので死刑にしてください」って送ったのです。ところがローマ総督は「イエスを尋問したけれど、ローマに氾濫せよなんて一言もいってねえぞ」と突っ返したのですが、大衆は「いんや、こいつは有罪だから磔にしてくれ!」と迫ってローマ総督も断り切れなくなって処刑したのです。 だから「大衆を扇動した罪」ってことではあるのですが、実際にはそんなに扇動もしていないのでキリスト教的には「無実の罪で処刑された」ということになるのです。ここらへんがチトややこしいです。政治的な思惑で処刑されたといったほうが正解でしょうね。 なお、イエスは死後三日たって甦ったので「キリスト(救世主)」となりました。だから処刑される前までのイエスはまだキリストではなかったのです。ここらへんも一神教というものが分からない我々日本人にはチト理解できないところであります。 歴史関係の事実に話を戻しますと、イエスの死後ほどなくして(年号的には紀元後66年。イエスの誕生年は近年の研究では紀元元年より30年くらい早かったのではといわれているので、イエスの死後50年経つかどうかくらいの頃と推測されています)ユダヤ人はローマ帝国に対して大規模な反乱を起こして鎮圧され、このときにエルサレムの神殿はイエスが予言した通りに徹底的に破壊されました。わずかに残った神殿の一部が今「嘆きの壁」と呼ばれる場所です。 イエスの死後100年くらい経ってから起きたユダヤ人の反乱で異民族、異教徒に寛容なローマ帝国もブチ切れ、パレスチナの地にユダヤ人を住むことを禁じて追放します。その後20世紀にイスラエルが建国されるまで、ユダヤ人は「国なき民族」として世界中に散らばりながら生きることとなります。
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- edogawaai
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ユダヤの神を冒涜するというのは、具体的にどういう事だったのですか 新約聖書 マタイによる福音書 57 最高法院で裁判を受ける を参照して下さい まず、イエスは ユダヤ人の法廷で取調べを受けました イエスは言って あなたたちは 人の子が全能の神の右に座り、天の雲に乗って来るのを見る 大祭司カイアファは、諸君は今 冒涜の言葉を聞いた まだ証人が必要だろうか?
お礼
ありがございます。参考にさせていただきます。
- nagata2017
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その時の権力者にとって不都合な教義だったから。 影響力の大きさを鑑みて 排除するのが最善だと考えた。
お礼
ご回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。
- chie65536(@chie65535)
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「ユダヤの神を冒涜した罪」で告発されたのではなく「ユダヤの王を僭称し、ローマに反逆しようとした」という理由で告発されました。 当時のユダヤ指導者層は、ユダヤ教の新勢力であるイエス一派を「反勢力の邪魔者」として排除しようとしていました。 当時のユダヤはローマに支配されていたので、ユダヤ支配者層は死刑を行う権利がありませんでした。 ですので邪魔者を死刑にして排除するには「罪人を支配者であるローマにつき出して、ローマに裁いて貰う必要」がありました。 当時のローマの法では「冒涜罪」では死刑にならなかったので、死刑にするために「ユダヤの王を僭称し、ローマに反逆しようとした」という罪をでっち上げしました。 ローマの裁判官であるピラトは「無罪」と判断し、イエスを、ユダヤの王であるヘデロ王に突き返します。 困ったヘデロ王は、民衆に「殺人犯とイエスのどちらかを磔刑にする。磔刑にしなかった者は解放する」と言って、民衆に「どちらを死刑にするか」を選ばせました。 ユダヤ支配者層に扇動されていた民衆は口々に「イエスを磔に」と叫びます。 そうして、イエスは、ユダヤ支配者層の陰謀により、冤罪で磔刑に処されます。
- edogawaai
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キリストもユダヤ人でした ユダヤ人から、ユダヤの神を冒涜した罪で告発されたのです その時の裁判官のピラトは、ローマ人でした ピラトには裁判権が無いと一度は、却下したのですが ユダヤ人達が、十字架に付けろ と騒ぎ 暴動になりそうなので ユダヤ人達に、自分達で始末を付けろ 私には責任が無い と言い ユダヤ人達も、この結果は 自分達と自分達の子孫にかかっても良い と言ったので、ピラトはイエスをユダヤ人達に引き渡しました
お礼
回答ありがとうございます。 ユダヤの神を冒涜するというのは、具体的にどういう事だったのですかね?
お礼
ご回答ありがとうございます。 要するに死をもってローマに反抗した人という事ですね、 つまりは、ユダヤ教からは反乱者、ローマ帝国からは変人と見られ二重スパイスのような人だったという事ですね。