ステンレス鋼のアーク溶接時に付着するスラグとは?

このQ&Aのポイント
  • ステンレス鋼のアーク溶接時に、ビードの片側にスラグのような不純物が付着することがあります。スラグは黒色で大豆ぐらいの大きさで、タガネで割れて取れます。このスラグは外観上好ましくないため、綺麗なビードにするために軽減する必要があります。
  • スラグの発生原因として、電流、電圧、溶接速度、パルス設定などが挙げられます。これらの条件を変更することでスラグの発生を抑えることができますが、完全になくすことは難しいです。最適な条件で溶接することで、スラグの発生を最小限に抑えることができます。
  • スラグとは溶接時に発生する不純物のことであり、その名前は一般的に使われます。ただし、特定の名称は存在せず、溶接ガスリという名前は一般的ではありません。問題のスラグの軽減には、最適な溶接条件を見つけることが重要です。
回答を見る
  • 締切済み

ステンレス鋼のアーク溶接時に付着するスラグは?

自動車部品としてステンレス鋼をパルスMAG溶接で隅肉溶接しているのですが、 溶接ビードの片側(上部)にスラグの様な不純物が形成されています。 黒色で大きい物だと大豆ぐらいの大きさ。 タガネで叩くと割れて取れます。 断続的に付着しています。 客先に外観上好ましくないので、軽減する様にと言われ、 色々試してみたのですが、なくなる気配がありません。 連続で出ても米粒ぐらいにしたいです。 このスラグは何が原因で発生し、どうしたら軽減できるのか? ご教授よろしくお願い致します。 電流、電圧、溶接速度、パルス設定を変更してみたのですが、 変化があったのは、 電圧を下げると長い間スラグが発生しないが、 いきなり大きなスラグが発生し、また綺麗なビードになるの繰返し。 電圧を上げると多少スラグの大きさが細かくなるが、 連続して発生している。大きな物もたまに発生するので、 それはタガネで除去することにし、今はこれで出荷しています。 ところで名称はスラグでいいのでしょうか? 客先には「溶接ガスリ」と言われましたが、 google等で調べてもヒットしませんでした。。。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.4

一度、以下のURLで溶接の事を勉強して下さい。 さて、スラグ又はスパッタの対策は、 * 溶接条件の最適化 * スパッタはカバー設置やスパッタ防止材の塗布(比較的容易に除去   が塗布目的) でしょうか。

参考URL:
http://www-it.jwes.or.jp/qa/sitemap.jsp
noname#230358
質問者

お礼

回答有難うございます。 接合・溶接技術Q&A1000 と 技術の森は私のバイブルです。 いつも参考にさせて頂いています。 ステンレス材での溶接でスラグに対して困っている人は皆無? の様で、ネットで調べても割れか焼けか。しか出てないんですよ。 ですのでもしかしたら、普通のステンレス溶接にはスラグは出ない物? とさえ思えてきました。 溶接条件の最適化はもう少し煮詰めてみます。 まだ行っていないのが、ガスの変更です。 現在使用しているのが、Ar+CO2です。 比率は何度か変更したところ、多少スラグの出方が変わります。 Ar+O2も試してみようと思っています。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

飛んで困るところはカバーする(材質は何でも良い もちろん難燃性) ↑ 安易だが最強 ガラス状になってるものは スラグ 飛翔物全体をスパッタ 条件で多少は軽減できる(ただ根本的に買えないとイケない) http://www.okayasanso.co.jp/category/1167622.html

noname#230358
質問者

お礼

回答有難うございます。 スパッタは今のところ大きな問題になっていません。 また、よく軟鋼材のCO2溶接のように茶色いガラス状のスラグではなく、 黒い「ふ菓子」?炭?砂糖を炙り重曹を入れたお菓子カルメン? のような気泡だらけのスラグがビード上に多数付着しています。 (説明が下手ですいません)

noname#230359
noname#230359
回答No.2

我々もスラグと呼んでますねぇ・・・ スラグは回答(1)さんの言われるとおり不純物や酸化物が表面に 出てきたものと理解しています。 と、言う事は電流や電圧を制御しても出方が変わるだけで 無くならないと言うことです。 不純物や酸化物を完全に出なくする事は不可能だと思います。 しかし、極力減らす方法は 1)素地を綺麗にする。 2)ワイヤーの種類を変更する。 位ではないでしょうか。 ちなみに電極をとがらせてアークを集中させるのはTIG溶接ですので 今回のMAG溶接には適用されません。 MAG溶接でアークを集中させる事も出来ますがアークを集中させる事で 酸化物の生成を少しでも少なくさせるのが目的だと考えられます。

noname#230358
質問者

お礼

回答有難うございます。 スラグ以外での呼び方はネットで調べ倒したのですが、 やはり見当たらなかったです。 仕事人間さんの言うとおり、電流電圧で変化をつけても スラグを無くすのは不可能な気がしております。 2)のワイヤーの種類は残念ながらメーカー指定です。 調べていると、普通のステンレス溶接には余り使わないワイヤーだとか? 自動車の排気関係の部品なので耐熱、割れ防止に効果があるものなのかも知れません。 でも、他のワイヤーならスラグが出ない物なのか、 興味があるので、試してみようと思っています。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

溶接のサイトで確認をするとまず電極をとがらせてアークを集中させる。 またスラグは不純物と酸化物なので溶接箇所をステンレスブラシなどで清潔にする、シールドガスの範井内で溶接を行うなど注意書きが見受けられます。 たしか溶接協会があった記憶がありますのでそこで聞くのもよいかとおもいます。

noname#230358
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 御礼が遅くなり申し訳ありません。 ステンレスブラシで清潔にする。は試してみました。 表面も軽く削り、皮膜をとって溶接もしたのですが、 一切スラグには変化が見られなかったので、原因が他にありそうです。

関連するQ&A

  • アーク溶接がうまくいかない

    この間、アーク溶接機を買ってきました。 アークボーイジュニアです。5千円でした。 http://www.ikuratools.com/seihinsyoukai/arkboy.htm DIYで、ちょっと鉄をくっつける程度なら、大丈夫だろうと思って買いました。 いちおう、溶接に関する基本的な知識はネットで調べたり、本で調べたりして、 溶接に臨みました。 最初は、溶接棒が、母材にくっついてしまって、うまくいきませんでしたが、 そのうち、アークを連続して発生させることができるようになり、 素人の範囲で、うまくできるようになったつもりでした。 それから数日後、この間、溶接した部分の少し上に、 同じ鉄の棒を、同じ要領でくっつける作業をしました。 最初は順調だったのですが、数本、鉄を付けた途中で、 さっぱり、溶接ができなくなりました。 アークが連続して発生しないのです。 母材に溶接棒を突っついて、試行錯誤していると、 すぐに母材に溶接棒がくっついてしまい、ショートして、 溶接機のブレーカー(安全装置)が落ちるのです。 電源スイッチを切り、数秒待って、また作業を始めても、 やっぱりアークが連続せず、母材にくっつき、ブレーカーが落ちる。 それの繰り返しで、そこから全く溶接が進みませんでした。 使用率を越えたのが原因かと思ったので、その日の作業はやめて、 後日、やってみたのですが、 今度は最初から、できませんでした。 やっぱり、アークが連続しないのです。 取扱説明書を見ると、くっつく原因として、 「電源電圧が足りない。」「溶接棒が太すぎる」「低電圧用の溶接棒ではない。」 「アークの感覚がつかめていない。」 と書いてありましたが、 電源は、分電盤からすぐの所で、溶接機のみに使用し、 溶接棒も、φ1.6を使い、低電圧用のものです。 いったい、何か原因でできないんでしょうか? それとも、アークの感覚がつかめていないせいでしょうか?

  • パルスMAG溶接

    お世話になります。 パルスMAG突合せ溶接(スプレー移行)での不具合の改善策を教えて下さい。 状況は板厚6~9でV開先で200A前後の電流(走行台車仕様)でビートの所々にクレーターのような凹みが発生します(テストピースの開先なしの状態でも)。 その時の条件により1000mmに1ヶ所くらいの場合や30mm位の間隔で連続して発生する場合があります。電圧高めでスパッタが全く飛ばないような安定した状態ほど発生し易いように感じ、やや短絡ぎみにすると出にくくなるのですが、幅の広いビートを出したいためにどうしても電圧を高めにしてしまいます。(平面よりは少ないですがターニングロールとトーチスタンドでの自動溶接でも凹みは発生します。) ワイヤはAr-Co2専用ソリッドワイヤ1.2mm、ガスはアタール(Ar-Co2)でワイヤ付だし15~20mm、ガス流量20位、走行スピードは現在計測していません。 この凹み以外はビートの止端が揃った目標とするビートに近い状態なので何とか改善したいと思考錯誤しています。 宜しく御願い致します。

  • MAG・TIG溶接 強度差について

    ロボット溶接に於ける、MAG溶接とTIG溶接についてお尋ねします。 一般軟鋼の隅肉溶接で、同じ材料で、完全に同じ溶込み(薄板側の20%)・脚長(薄板側の80%)を作った時、溶接強度差はどのようになるのでしょうか? (当然溶接条件は異なり、のど厚も違います) 某大手溶接機器メーカーの技術者の方に伺った所、接合強度としては基本的には全く同等で、厳密に言えば素材の完全溶融結合であるTIG溶接の方が強い。 又余盛り端部はフランク角度によっては、破壊の起点になる場合も有り、その場合MAGの方が破壊されやすい。但し振動剛性等体積が影響する物は、TIGの方が弱い。との回答を貰いました。 溶接を開発している専門家からこう言われるとそうなのかなとも思いますが、でもなんとなく余盛りの少ないTIGの方が弱く感じてしまいます。 実際の所はどうなのでしょうか? 又このような関連の資料等が乗っているサイト等、どなたかご存知無いでしょうか? (メーカーさんは知識として回答してくれましたが、資料等は無いとの事で)

  • アルミ交流TIG溶接時の”破裂音”?

    よろしくお願いします。 直交両用(3相200V)の300Aのインバーターパルス機を入手したのですが SUSの直流では問題ないのですが、 アルミを交流で溶接しようとすると、高周波の音とは別に、不連続な”パパパッと弾けるような音がします。 電極を接触させてるわけでもなく、原因が分かりません。 条件は、空冷トーチ4m・純タン(φ2.4、突出し5mm)・ガス6L・ノズル(#7 φ11) 板厚3t(6063)・電流100A・棒径φ2.0・(パルス、クレーター等使用無し)です。 油取り・ケレンはもちろんやってます。 電極径・電流・ガス量等の条件を変えてみても、程度の差はありますが、 なくなりません。 溶接自体は出来るのですが、ビードは広がり気味です。 このような症状で対策をご存知の方、お知恵をお貸し下さい。 よろしくお願いします。

  • 溶接構造物に無電解ニッケルメッキ(カニゼン)する…

    溶接構造物に無電解ニッケルメッキ(カニゼン)するときの注意点  私の会社で溶接(SM490A)した構造物を客先で無電解ニッケルメッキ(カニゼン)しています。めっきする製品ということで一般の構造物に比べたら外観的に手間をかけて手入れをしているのですが、溶接の巻き込み部や止端部(母材と溶接金属の境目)などにめっきが付いていない状態(めっき不良)が発生しています。  構造物の溶接は半自動溶接(ソリッドワイヤー使用)凸形のすみ肉溶接でショットブラスト後、めっき液が溜まると思われるような部分をTIG溶接で滑らかに仕上げていました。しかし、何度もめっき不良が出るので、今は半自動溶接(フラックスワイヤー使用)凹形のすみ肉溶接に変更して止端部が少しでも滑らかになるように溶接しています。  数少ない過去の経験上から考えると、巻き込み部や止端部をサンダーなどで滑らかに擦り上げれば、不良は間違いなく減ると思われるのですが、そのためには多大な手間がかかりコスト、納期に合わせられません。 そこで、どのように溶接すればめっきが付かない不良がなくなるかアドバイス頂けませんか? 溶接の条件は下記の通りです。 ・材質:SM490A ・溶接形状:すみ肉溶接(脚長6~8mm) ・板厚:16~28mm ・構造物の大きさ:300×300×300程度 (L形ブラケットにリブが4枚付いているイメージ) ・焼鈍、ショットブラスト有り ※現状の手順は、社内的にレベルの高い溶接作業者に溶接させた後に焼鈍、ショットブラストを行い、ピンホール、オーバーラップ、アンダーカットなど普通に判定できるような溶接欠陥は修正しています。修正方法は欠陥内容によっても異なりますが、基本的には欠陥部分にTIG溶接することが多いです。 わかりにくい質問で申し訳ないですがよろしくお願いします。

  • パナソニック抵抗溶接機でのフル点孤

    パナの抵抗溶接機に『フル点孤』という表示があります。 以前『設定条件に対し、異常が発生したら機械が停止する』と聞いた記憶があります。 なに(電圧?電流?)が変化(異常)したら停止するのでしょうか? また、条件から何%とか、許容値はあるのでしょうか? 取説がなくなってしまい、客先に説明するのに困っています。 どなたかご存知の方、ご教授頂きたくお願い致します。

  • インコネルの多層盛金

    インコネル718の多層盛金をφ1.2?の線材を用いてMIG溶接(パルスアーク)にて行っていますが、下層のインコネルに液化割れが発生し困っています。 なるべく入熱を少なくする為、電流及び電圧を下げ、また溶接速度も出来得る限り早く設定しているのですが、割れが発生してしまいます。 (因みに溶接条件は、電流:110A,電圧:25V,溶接速度:25?/minです) やみくもに入熱を下げれば良いというものではないのでしょうか? また、溶接速度をあまり早くしない方が良いと聞いたこともありますが、その理由が今のところ考えつかない状態です。 大変恐縮ですが、この件についてどなたかご教授頂きたく、宜しくお願い申し上げます。

  • アーク溶接の耐スパッタ付着対策

    アーク溶接時にスパッタが発生する為、付着防止の為、ワークを固定している冶具にレイデント処理をしていますが、他により良い方法が無いか検討をしています。海外でも、同様の処理を実施したい為、海外でも有効の処理方法を探しています。

  • アーク溶接の耐スパッタ付着対策2

    アーク溶接時にスパッタが発生する為、付着防止の為、ワークを固定している冶具にレイデント処理をしていますが、他により良い方法が無いか検討をしています。海外でも、同様の処理を実施したい為、海外でも有効の処理方法を探しています。 ワーク自体には、治具にてスパッタ対策していますが、治具に付いたスパッタが蓄積によるワークのビードに付着する不良の原因になるため、治具自体にも、スパッタ対策をしたいと思っています。 以前同内容を表面処理技術>メッキだけでカテゴリーを選んでいたので再質問になります。

  • 溶接可能な厚さ(アーク溶接)

    アーク溶接に関して質問があります。溶接未経験者です。 溶接機には溶接可能な板厚という表示がありますよね。 その厚さ以内、もしくはそれぐらいでなければ、溶接はできないのでしょうか。 下記の溶接機の購入を考えています。 http://www.truetools.jp/html/machine/welder/sim-80.html 溶接できる最大の厚さは5mmとありますが、1cm~1.5cmとかはさすがに 強度の面で厳しいでしょうか? 太さ12mmのステンレス丸棒同士を、曲面?同士溶接したいのですが この溶接機では無理でしょうか。

専門家に質問してみよう