ステンレス鋼のアーク溶接時に付着するスラグとは?
- ステンレス鋼のアーク溶接時に、ビードの片側にスラグのような不純物が付着することがあります。スラグは黒色で大豆ぐらいの大きさで、タガネで割れて取れます。このスラグは外観上好ましくないため、綺麗なビードにするために軽減する必要があります。
- スラグの発生原因として、電流、電圧、溶接速度、パルス設定などが挙げられます。これらの条件を変更することでスラグの発生を抑えることができますが、完全になくすことは難しいです。最適な条件で溶接することで、スラグの発生を最小限に抑えることができます。
- スラグとは溶接時に発生する不純物のことであり、その名前は一般的に使われます。ただし、特定の名称は存在せず、溶接ガスリという名前は一般的ではありません。問題のスラグの軽減には、最適な溶接条件を見つけることが重要です。
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ステンレス鋼のアーク溶接時に付着するスラグは?
自動車部品としてステンレス鋼をパルスMAG溶接で隅肉溶接しているのですが、 溶接ビードの片側(上部)にスラグの様な不純物が形成されています。 黒色で大きい物だと大豆ぐらいの大きさ。 タガネで叩くと割れて取れます。 断続的に付着しています。 客先に外観上好ましくないので、軽減する様にと言われ、 色々試してみたのですが、なくなる気配がありません。 連続で出ても米粒ぐらいにしたいです。 このスラグは何が原因で発生し、どうしたら軽減できるのか? ご教授よろしくお願い致します。 電流、電圧、溶接速度、パルス設定を変更してみたのですが、 変化があったのは、 電圧を下げると長い間スラグが発生しないが、 いきなり大きなスラグが発生し、また綺麗なビードになるの繰返し。 電圧を上げると多少スラグの大きさが細かくなるが、 連続して発生している。大きな物もたまに発生するので、 それはタガネで除去することにし、今はこれで出荷しています。 ところで名称はスラグでいいのでしょうか? 客先には「溶接ガスリ」と言われましたが、 google等で調べてもヒットしませんでした。。。
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一度、以下のURLで溶接の事を勉強して下さい。 さて、スラグ又はスパッタの対策は、 * 溶接条件の最適化 * スパッタはカバー設置やスパッタ防止材の塗布(比較的容易に除去 が塗布目的) でしょうか。
飛んで困るところはカバーする(材質は何でも良い もちろん難燃性) ↑ 安易だが最強 ガラス状になってるものは スラグ 飛翔物全体をスパッタ 条件で多少は軽減できる(ただ根本的に買えないとイケない) http://www.okayasanso.co.jp/category/1167622.html
お礼
回答有難うございます。 スパッタは今のところ大きな問題になっていません。 また、よく軟鋼材のCO2溶接のように茶色いガラス状のスラグではなく、 黒い「ふ菓子」?炭?砂糖を炙り重曹を入れたお菓子カルメン? のような気泡だらけのスラグがビード上に多数付着しています。 (説明が下手ですいません)
我々もスラグと呼んでますねぇ・・・ スラグは回答(1)さんの言われるとおり不純物や酸化物が表面に 出てきたものと理解しています。 と、言う事は電流や電圧を制御しても出方が変わるだけで 無くならないと言うことです。 不純物や酸化物を完全に出なくする事は不可能だと思います。 しかし、極力減らす方法は 1)素地を綺麗にする。 2)ワイヤーの種類を変更する。 位ではないでしょうか。 ちなみに電極をとがらせてアークを集中させるのはTIG溶接ですので 今回のMAG溶接には適用されません。 MAG溶接でアークを集中させる事も出来ますがアークを集中させる事で 酸化物の生成を少しでも少なくさせるのが目的だと考えられます。
お礼
回答有難うございます。 スラグ以外での呼び方はネットで調べ倒したのですが、 やはり見当たらなかったです。 仕事人間さんの言うとおり、電流電圧で変化をつけても スラグを無くすのは不可能な気がしております。 2)のワイヤーの種類は残念ながらメーカー指定です。 調べていると、普通のステンレス溶接には余り使わないワイヤーだとか? 自動車の排気関係の部品なので耐熱、割れ防止に効果があるものなのかも知れません。 でも、他のワイヤーならスラグが出ない物なのか、 興味があるので、試してみようと思っています。
溶接のサイトで確認をするとまず電極をとがらせてアークを集中させる。 またスラグは不純物と酸化物なので溶接箇所をステンレスブラシなどで清潔にする、シールドガスの範井内で溶接を行うなど注意書きが見受けられます。 たしか溶接協会があった記憶がありますのでそこで聞くのもよいかとおもいます。
お礼
アドバイスありがとうございます。 御礼が遅くなり申し訳ありません。 ステンレスブラシで清潔にする。は試してみました。 表面も軽く削り、皮膜をとって溶接もしたのですが、 一切スラグには変化が見られなかったので、原因が他にありそうです。
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