溶接構造物に無電解ニッケルメッキ(カニゼン)する注意点

このQ&Aのポイント
  • 溶接構造物に無電解ニッケルメッキ(カニゼン)するときの注意点
  • 溶接構造物の無電解ニッケルメッキ(カニゼン)におけるめっき不良の問題
  • 溶接時の条件と手間を削減する方法
回答を見る
  • 締切済み

溶接構造物に無電解ニッケルメッキ(カニゼン)する…

溶接構造物に無電解ニッケルメッキ(カニゼン)するときの注意点  私の会社で溶接(SM490A)した構造物を客先で無電解ニッケルメッキ(カニゼン)しています。めっきする製品ということで一般の構造物に比べたら外観的に手間をかけて手入れをしているのですが、溶接の巻き込み部や止端部(母材と溶接金属の境目)などにめっきが付いていない状態(めっき不良)が発生しています。  構造物の溶接は半自動溶接(ソリッドワイヤー使用)凸形のすみ肉溶接でショットブラスト後、めっき液が溜まると思われるような部分をTIG溶接で滑らかに仕上げていました。しかし、何度もめっき不良が出るので、今は半自動溶接(フラックスワイヤー使用)凹形のすみ肉溶接に変更して止端部が少しでも滑らかになるように溶接しています。  数少ない過去の経験上から考えると、巻き込み部や止端部をサンダーなどで滑らかに擦り上げれば、不良は間違いなく減ると思われるのですが、そのためには多大な手間がかかりコスト、納期に合わせられません。 そこで、どのように溶接すればめっきが付かない不良がなくなるかアドバイス頂けませんか? 溶接の条件は下記の通りです。 ・材質:SM490A ・溶接形状:すみ肉溶接(脚長6~8mm) ・板厚:16~28mm ・構造物の大きさ:300×300×300程度 (L形ブラケットにリブが4枚付いているイメージ) ・焼鈍、ショットブラスト有り ※現状の手順は、社内的にレベルの高い溶接作業者に溶接させた後に焼鈍、ショットブラストを行い、ピンホール、オーバーラップ、アンダーカットなど普通に判定できるような溶接欠陥は修正しています。修正方法は欠陥内容によっても異なりますが、基本的には欠陥部分にTIG溶接することが多いです。 わかりにくい質問で申し訳ないですがよろしくお願いします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

溶接方法よりもめっき工程に問題がありそうです。 基本的に溶接の上には、通常の無電解ニッケル工程ではめっきがつきにくいです。 工程の途中でニッケルストライク(ウッド浴)を施さないと、溶接に安定的にめっきを施すのは難しいでしょう。 「通常工程」脱脂→活性→無電解ニッケル 「めっきがつき難い材質」脱脂→活性→ニッケルストライク→無電解ニッケルです。ニッケルストライクの時間は1分程で。 これで、溶接にピンホール、クラック、巣穴等の欠陥がなければ、めっきは問題なくつけることが出来ます。 これで問題が有るならば、溶接方法や溶接材料の改善をしてください。 

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます。 勉強になります。 一つ質問ですが、通常専門業者でしたら1,2回じゃないですしメッキののりが悪ければ「脱脂→活性→ニッケルストライク→無電解ニッケル」の工程に切り替えないんでしょうか?あえて指示を出さないとやらない工程なのでしょうか? 客先経由でメッキしてるのであまり失礼なことなら聞きにくいものですから。。。

関連するQ&A

  • 溶接部分にめっきがのらないのは?

     お世話になっております。  TIG溶接した部分にクロームめっきがのらない という クレーム がきました。 材料はSPCCt2.0にカレイナットがついた根元に隅肉溶接の点付け でやりました。  今後 どのような溶接をしていけばよいか 考えております。  アフターフロー が短すぎて煤が 少し残ったかもしれないとは 思いますが ほかに原因があるようでしたら  アドバイス 願います。

  • 無電解ニッケルメッキ後にさびが発生

    SS400(t=12mm)を溶接で接合した構造物を 無電解ニッケルメッキかけておりますが、 溶接部分からさびが発生して困っております。 溶接は全周ですが部分的に溶接できないところがあり、 その部分にたまった、洗浄液などが流れ出てさびているのではないかと 考えています。 さびを防止する、何かよい方法はないでしょうか。

  • MAG・TIG溶接 強度差について

    ロボット溶接に於ける、MAG溶接とTIG溶接についてお尋ねします。 一般軟鋼の隅肉溶接で、同じ材料で、完全に同じ溶込み(薄板側の20%)・脚長(薄板側の80%)を作った時、溶接強度差はどのようになるのでしょうか? (当然溶接条件は異なり、のど厚も違います) 某大手溶接機器メーカーの技術者の方に伺った所、接合強度としては基本的には全く同等で、厳密に言えば素材の完全溶融結合であるTIG溶接の方が強い。 又余盛り端部はフランク角度によっては、破壊の起点になる場合も有り、その場合MAGの方が破壊されやすい。但し振動剛性等体積が影響する物は、TIGの方が弱い。との回答を貰いました。 溶接を開発している専門家からこう言われるとそうなのかなとも思いますが、でもなんとなく余盛りの少ないTIGの方が弱く感じてしまいます。 実際の所はどうなのでしょうか? 又このような関連の資料等が乗っているサイト等、どなたかご存知無いでしょうか? (メーカーさんは知識として回答してくれましたが、資料等は無いとの事で)

  • メッキの巻き込みについて

    現在、母材が黄銅で半光沢電解Niメッキを 施したものを自動機でカットし、溶接を行うものを 製作しております。 ここで、カット後のNiメッキの巻き込み量を 測定する方法が無く困っております。 つきましては、Niのみを変色もしくは腐食させて 母材との境界をはっきりとさせる物、もしくはその逆の 効果を出すような試薬をご存知ならば御教授頂けないでしょうか。 よろしくお願い致します。

  • 溶接構造のロール製作について 焼鈍と調質

    溶接構造のロールの製作を考えております。 通常ですと、溶接完了後焼鈍し、残留応力の除去を行った後仕上げ加工に入るのですが、焼鈍すると材質の硬度が落ちると聞いております。その後セルの表面はボブ切し、表面をメッキするのですが、ボブ切りする前に、再度セルの表面だけ調質すればセルの硬度を高める事ができるのでしょうか。 プレス用に使用するのでできるだけ表面硬度を上げたいのですが、高周波焼入れをすると後の加工ができませんし、基本的にどのような方法で進めていけばよいのか頭を抱えております。何か良い方法があればご教授願います。ちなみに、セルの素材はs45cを今のところ考えております。

  • ユニクロメッキの変色

    板金部品で、スポット溶接をしている部品をユニクロメッキしているのですが、業者さんから納品された物にユニクロメッキの変色した物があり、都度不良品で返却しています。なぜそうなるのか問い合わせると、スポット溶接部のスキマに洗浄液、メッキ液?等が残り、後から湧いて出てきて結果変色してしまう様なのです。業者さんへ改善を求めると、「スポット溶接でない構造に。」と云うことなのです。構造を換えるのも一つのてであるとは思いますが、他に対策は無いでしょうか。

  • メッキが乗らない現象

    過去 寸法 40*70*4.0 材量 SKD11 HRC57-59(高温もどし) 平面研磨やW/Cカット等の 加工後に無電解ニッケルメッキをしていた。(外注さん) メッキの密着が悪く剝がれる現象が起きていた。 原因が酸化膜が残っているから(外注さん談)と言う事で 現在 SKD11 HRC60(低温戻し)←焼き入れ時に酸化膜が発生しない為 に変更したのですが まだメッキが密着しない現象が起こります。 上記の現象が起こったらメッキを剥がし ショットブラストを当てて 再メッキを行います。 そうすればメッキは密着します。 何か酸化膜の他に原因が有るのでしょうか?

  • 製缶品(フレーム)の制作方法について教えて下さい。

    最近、全く違う業種から、板金、機械加工の分野に転職したものです。 鉄の板やアングル、チャンネルで構成された2000×2000×200とかの フレームの図面をよく見る機会があるのですが、 製造方法はどういった流れになるのでしょうか? 材料を買い、溶接、最後に機械加工で表面を引くと思っていたのですが 焼鈍やショットブラストが必要だと言われました。 それは溶接の前に、材料の段階でするのか、 それとも全てを組み終わった後にするのか、 それとも外枠だけ組んだ状態でするのか、 素人の質問なので、答え難いと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。 あと、焼鈍やショットブラストの必要性についても教えて頂くと助かります。

  • ビード部に割れ?

    隅肉溶接のビード部に髪の毛1本ほどの隙間が見えます。 6mm板と12mm板をTの字に溶接します。 ━━━━━┳━━━━ ←6mm \ ┃ /↑ \ ┃ / 隙間 \┃/ ┃←12mm 6mm板側のビードの端に僅かな隙間が見えます。 溶接は半自動のアークです。 12mmの板はSS材で黒皮のまま、 6mmの板はSS材でカニゼンメッキしています。 が、溶接箇所はメッキを落としています。 お聞きしたいのは、 ?この隙間は何だと思いますか? ?溶接不良で、ビードの端から剥がれる様に割れる事はありますか? ?カニゼン厚は10ミクロンです。 アーク溶接を阻害する原因になりえますか?

  • SUS316には、カニフロ・電解研磨どちらが有効…

    SUS316には、カニフロ・電解研磨どちらが有効でしょうか? いつも興味深く拝見しております。 標記の件ですが、SUS316L製の搬送用のトラフ(TIG溶接あり)に 気持ち湿った、2mm程度の塩粒のワークを搬送させております。 防錆性とりけい性(清掃性)を向上させる為に、表面処理の追加を 検討しております。 小生が考えるに、電解研磨を施し不導態皮膜を作る事によって 向上させる方法と、無電解ニッケルメッキにフッ素が含まれる カニフロ系のメッキが有効ではないかと考えております (尚、フッ素ライニングはクライアントよりNGの指示が出ています)。 両方をテストするのが一番良いのですが、諸都合により1種類しか 施工が出来ません。 そこで今回の場合、どちらの方がより有効なのか? また他にもっと有効なものがあれば、御教授頂ければ幸いです。 以上、宜しくお願い申し上げます。

専門家に質問してみよう