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ステンレスの溶接溶け込み試験
- ステンレスのMIG溶接の溶接断面の溶け込み評価を行いたいのですが、ステンレスのエッチングは何で行うのでしょうか?
- ステンレスの溶接評価は鉄溶接と同じ方法で行うことができますが、評価には材料の違いも考慮する必要があります。
- 現行鉄の評価では、硝酸をメチルアルコールで5%に希釈したものを使用しています。
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通常は王水というものを使います 硝酸1に対して塩酸3です 最初はなかなか出てくれませんが ブクブクとなり始めたら反応は早くなります かなり高温になるので耐熱ガラスなどを使用してください それと十分過ぎるくらいの換気が必要です あとは水洗いをしっかりとしてください 不十分だと錆がでます
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SUSにも色々ありますが、先ず薬品に対する耐食性の確認がポイントです。 SUS表面の“不動態皮膜”がエッチングされるか否かで、SUS本体のエッチング も決まってきます。 さて、以下の資料等でも、確認下さい。 http://www-it.jwes.or.jp/qa/sitemap.jsp
ステンレスの種類にもよりますが、オーステナイト系ステンレス(SUS30※) は5~10%シュウ酸水溶液を用いて電解エッチングを行ないます。電圧は試料 の面積にもよると思いますが、5~6V程度です。 フェライト系ステンレスの場合は塩化第二水溶液を使います。
業務上、よく圧力容器の各法規の要求に従い、SUS材(ステンレス鋼)の溶接試験をしている者です。ご質問の溶接溶け込み試験とは、金相試験、マクロ試験、ミクロ試験という名前で実施しています。こういう試験の仕方・要領は、社外に受け入れられなければいけないので、すべて規格に従って行ないます。通常は、JIS規格で行ないます。そこで、JISを紹介します。 JISでは、Z3422-1「金属材料の溶接施工要領及びその承認―第1部」の、「7.4.3 マクロ/ミクロ試験」で、適切な規格に従って片面をエッチングしてマクロ試験、ミクロ試験を行なうことを要求している。 ここでいう、適切な規格とは、JIS Z 0571「ステンレス鋼のしゅう酸エッチング試験方法」を用いています。 では、どういう所がやってくれるかといいますと、都道府県の産業技術センター(旧工業試験所)が安くて、しかも、判定に関しても専門家がいますね。
追記ですが 断面はできるだけ綺麗に仕上げてください できれば400番位のペーパーで最終仕上げを 行えば綺麗に出ますよ
お礼
大変参考になりました。ありがとうございました