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製造品の保守期限について
- 製造品の保守期限についての質問です。最終出荷から5年という申し入れと、客先が言う「7年が一般的な保守期限」との間で意見が分かれているようです。
- 最終出荷から5年での申し入れと、一般的な保守期限は7年という客先の意見の相違が生じています。
- 特殊用途の制御装置の製造品において、最終出荷から5年を保守期限と申し入れしていますが、客先は7年が一般的な保守期限だと主張しています。
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もう結論は出てしまったでしょうか? 私の所でも民生品の製造をしているのですが、生産中止後の部品供給に関しては7年を設定しています。法律上の根拠は無いようですね。 ただし、7年もの間には部品メーカーが製造中止したり、倒産したり、現在のように原油・鋼材等の原材料が急激に高騰したりで、価格を維持する事はまず「不可能」だと思います。それを「価格を変えずに…」というのは理不尽な要求だと私は思いますよ。5年前のデフレの時期に今の原油・鋼材の高騰を誰が予見出来たか?それを考えても分かると思います。 他で取引があってそちらで明らかな利益が見込めるのであれば、バーター的にその条件を飲む事もあるかもしれませんが、現在は修理だけの取引という事なので、強気に出てもOKだと思いますよ。 無責任に焚きつけているわけではありませんが。
法律上の観点からお答えさせてください。保守期間とは 趣旨が異なりますが、一般に瑕疵(この場合は不良と お考えください)があった場合の保証期限は、債権の 消滅時効とされております。 この場合は、10年ですが、購入者が、瑕疵に気づきながら (瑕疵に気づいていたはずだと推定される場合も含みます) 放置していると、その時点から、1年とされます。所謂、 瑕疵担保責任と呼ばれるものです。 ただし、対象製品が、製造業者向けの部品などの場合には、 債権ではなく、商人間の取引となり、見つけにくい瑕疵でも 猶予期間は、半年になります。 保守期間は、メーカー側がサービスで行うものですので、 義務の範囲を超えております。小生の知る限り「7年が一般的な 保守期限だ」という法的根拠はございません。5年でも、7年でも、 契約の範囲で定められるものですので、当事者で納得がいく 期間を定めればよいでしょう。
部品の供給保証期限についてという点では、 一般市場で販売される家電製品等には、取り扱い説明書に明示してある場合があります。ただし、法的には決まっていないのでは? 例として、コニカ・ミノルタさんのプリンタの場合を下記に示します。 これは、7年になっています。 最近、直接経験した装置では、モータで、製造中したため、部品供給は6年間保証するので、その間に予備品を購入してほしいというものでした。 -------- 納入した会社が、そのユーザに対して具体的に何らかの年数で保証をしているのであれば、それなりの言い分は解ります。 とはいえ、メーカーが倒産したりして、突然 対応に苦慮する場合が多くありますし、互いの契約で明確な取り交わしがないのであれば、交渉して妥協点を見つけるしか手立てはないのではないでしょうか。 先に記載しましたように、納入先の会社が7年と言い切っている根拠を確認してみるのが近道だと思います。 なお、部品供給ではなく、保守であれば 他の回答者が書かれているようにユーザとしては、もっと長期間使いたいというのが本音です。 代替業者を推薦できれば問題無いのですが..
要求された保守期間が長すぎて保証できない,と理解しました。 しかし,納入後1年経過後は,無償でなく有償で保守することになると思います。そうならば,仕事が増えて喜ぶことではないでしょうか。 例えば,原子力では40年,石油精製では20年など,保守するように要求しています。そして,家電,容器,自動車など,製造者がライフサイクル終了後に自社製品を回収して処分する方向に,世界的に動いています。この流れは加速され,近い将来には全製品に波及すると考えています。つまり,回収・処分しやすい製品作りが不可欠になってきたのです。 また,商売として,保守点検を業務とした会社もあります。その仕事で会社が成り立っているのです。私だったら,「会社がなくなるまで,いつまでも,ぜひ,当社に保守をやらせてください!」と言うでしょう。ただし,期間は数字で,例えば20年とか取り決める必要はあると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 Simon様のご指摘の通り、製造後、1年以内の故障に付いては、無償で対応しています。 その後の修理については有償扱いで対応しています。 ただ、客先が、全ての部品について「価格も変えずに修理対応する様に」と言っているので、困っています。 ちなみに、lumiheart様の欄にも書きましたが、製品の出荷価格は1万円弱です。
特殊用途の制御装置ならなおさら”5年しか”無いのは致命的ですよね そもそも、その制御装置の耐用年数は何年でしょう(設計寿命でなくてユーザーの平均使用年数) もし、平均使用年数が5年以下なら妥当とも言える もし、10年以上使用しているのなら何らかの代替機種か代替手順を示すべきでしょうね omuronは自社商品が製造中止になる前にアナウンスして更に代替機種も提示してますし もし、代替機種もなかったとしても代替の方策(あれと此れを組み合わせれば可能)とかの情報も開示してます
お礼
ご回答ありがとうございます。 当社としては、製品の使用年数はだいたい5年位だと考えています。 製品の出荷価格も何十万円もする物ではなく、1万円弱です。 JUN11様の欄にも書きましたが、現在は修理以外の取引もありません。
エンドユーザーの立場から 製品を使用しているからには、メーカーからの保守が受けられないと困る。(有償・無償にかかわらず) 御社では、保守期限後は一切面倒を見ないと言う立場での製造販売をされているのですか? (稀に「開発者しかその製品について分からない。で、その開発者は退職した。だから、当社では対応できない」なんて、芸術家きどりのメーカーもありますが・・・) >客先はその全ての部品について「価格も変えずに修理対応する様に」と言っています。 技術料は変らなくても、部品代は別ですよね。
お礼
すみません、もう少し詳しく説明しますと、製造後、1年以内の故障に付いては、無償で対応しています。 その後の修理については有償扱いで対応しています。 累計の製造台数は10万台弱になると思います。 もちろん当社も部品等が入手できれば保守期限以降でも修理は継続しますが 部品の中には、生産中止のアナウンスが来ている物や、コンデンサの様に経年変化で容量が変わってしまう可能性がある物、 少ロットで購入価格が高くなる物もあります。 この様な説明を客先にも致しましたが、客先はその全ての部品について「価格も変えずに修理対応する様に」と言っています。 ちなみに、今は修理以外の取引はありません。
お礼
ご回答ありがとうがざいます。 客先の7年の根拠は、貴殿が言うように民生品を基準にしているとの事でした。 確かに長い期間使いたいと言う意味は理解できるのですが、全ての部品において7年間と言うのは無理があると思うので、 製品の使用年数が5年位だと考えて、この年数を提示しました。 また、取引契約の中で明文化されていなかったので、今になって困っています。 >交渉して妥協点を見つけるしか手立てはないのではないでしょうか。 当社の保守期限と言う言い回しも良くないのかもしれませんね。 部品の供給保証期限という言い方と部品が入手出来ればこれ以降も保守はしますと言う事を強調して再度、交渉してみます。