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「歴史的に朝鮮は中国の一部だった」

と、習近平主席がトランプ大統領に首脳会談で語ったそうです。この習近平主席の歴史認識は中国人の立場からすれば当然で正しいと言えますか。

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  • shpfive
  • ベストアンサー率40% (21/52)
回答No.8

一応、習近平国家主席の発言は、このような感じみたいですね。 http://lite.blogos.com/article/219177/ >習近平国家主席とトランプ大統領の会談時に習氏が「韓国は中国の一部だったことがある」(ハンフィントンポスト)と発言したニュースが大きな話題になっています。このニュースはウォールストリートジャーナルのトランプ大統領とのインタビュー記事から判明したもので産経新聞の記事の見出しにも「韓国は…」となっていますが、記事の中ではわざわざ英語でKorea actually used to be a part of China.とクォートしています。 個人的にはこれは誤訳だと思っています。習氏は韓国ではなく朝鮮半島の意で言ったと思います。訳そのものはフェイクではないですが、非常に不正確であります。Koreaは狭義では韓国を指すこともありますが、習氏がアメリカの大統領と話をするのにはもっと広義の意味である「朝鮮」という意味で使ったと考えられます。(一般に英語圏では韓国はSouth Korea,北朝鮮はNorth Koreaとはっきり区別します。)仮に韓国を指すなら1948年の独立以降韓国が中国に侵略された事実はなく、当然間違いということになります。よって習氏の発言は「朝鮮半島」という意味だったという前提で話を進めます。 韓国の新聞は習氏の発言に対して一斉に猛反発をしています。朝鮮半島が中国の一部だとずいぶん踏み込んだ発言をしたとしたら習氏の思うところは何だったのでしょうか?少なくとも習氏とトランプ氏は朝鮮半島の歴史について10分程度の説明を受けたとあります。そこから読み取れるものは冊封関係を述べているものと思われます。 冊封(さくほう)関係とは宗主国である中国が朝貢国(この場合、朝鮮)から貢物を受け、中国と君臣関係を結び、中国とは従属関係になるということであります。少なくとも中華思想において華夷という差別的発想がありますが、朝鮮は中国に国境を接し、きわめて近い関係にあったために小中華とも言われますし、儒教に於いては本国の中国で廃れる中、朝鮮半島で極めて進歩した点において朝鮮人が中国人に強い意識を持ち続けたのは間違いありません。 では冊封関係をもって中国の一部だったと言わせることは可能でしょうか?中国における論理なら可能なはずです。ご記憶にあろうかと思いますが、尖閣問題で日中間で揉めていた際に中国から「沖縄も中国のものである」という爆弾発言がありました。この時、ほとんどの報道は「調子に乗りやがって」とまじめに取り合いませんでした。 中国が指摘したのは沖縄のもともとである琉球王国が中国と冊封関係を結んでいたことに由来しています。つまり、この関係をもって支配関係にあると誇大解釈していると思われます。 では習近平国家主席がわざわざトランプ大統領にそんな話をなぜしたのか、であります。ここは二人の会話がどう展開する中で朝鮮半島の歴史問題に触れたか、ですが、私の勝手な憶測としては習氏が「中国は北朝鮮に影響力を行使することができる」という趣旨が隠されていたのではないかと考えています。 故に習氏が帰国後、北朝鮮国境周辺に中国兵が大挙しているという報道が出ましたが、それは習氏なりの北朝鮮への「親としての説得工作」だったのではないでしょうか?私が昨日のブログに記載したように「相手(=北朝鮮)が大人になるよう中国が介入する」と書いたのはその意であります。 仮に習氏が北朝鮮を黙らせたなら、習氏の権力への信認は圧倒的に高まり、秋の党大会を確実なものにするでしょう。もちろん、それがたやすいことではないことは十分わかっているはずです。なぜなら同国境付近は習氏の影響力が強く及ぼされるところではないからです。だからこそ、「俺に任せろ」と強気に出た可能性も否定できません。 となれば、北朝鮮問題に関しては中国も引くに引けない状況に陥った可能性はあります。個人的には習氏とトランプ氏のディールは恐ろしくリスキーなものだったのではないかという気がしてなりません。 →私自身も、こちらのURLの作者さんの見解を支持します。 おそらく習近平のいいたいのは 「朝鮮半島は歴史的には中華秩序の一部だった」ということであり 北朝鮮問題は、アメリカなどの「外部」が直接介入するのではなく、「身内」である中国に任せてくれ! ということなのだと思います。

ketsuro8da
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

その他の回答 (7)

  • 441moe
  • ベストアンサー率16% (75/449)
回答No.7

当然です。 朝貢した国は全て中国領です。 日本も室町時代最後の朝貢してますので中国領です。

  • jack-a3
  • ベストアンサー率37% (299/790)
回答No.6

中華思想ってのがありまして、中国(中華王朝)が世界の中心で、周辺国は辺境で秩序も知恵もない野蛮な場所である、という考え方があります。その考え方の中で朝鮮半島や沖縄、日本などは「東夷」と呼ばれる辺境の地でした。「夷」という字には大きな弓というパーツが入っていることから分かるように、好戦的で野蛮な奴ら、というような侮蔑の意味があります。 で、朝鮮や琉球、日本みたいな未開の辺境の地はテキトーに自分たちでやってろ、ただしお前らが支配するのは中国の皇帝が認めてやってるから属国として礼を尽くせよ、となります。なので朝鮮半島や琉球、そして日本も王朝の支配者が交代する度に中国に貢物をもって報告し、承認を貰いに行ってます。これが朝貢。 こういうメンタリティを持った立場から見れば、朝鮮半島には時代ごとに形が変わりつつも中国とは別の国家があったけど、それらはみんな中国の属国として存在を許された国であり、言ってみれば地方の自治領みたいなものだった、となっても何の不思議もないでしょう。むしろ当然。

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2590/17104)
回答No.5

歴史上、「中国」という国が存在したことはありません。今、「中華人民共和国」があるところを漠然とそう呼んでいるのに過ぎないのです。この地域を支配していたのはずっと同じ民族ではなく、モンゴル族、北方騎馬民族など様々な民族が支配してきましたから、何をもって「中国」と定義するのか定めないとはっきりしたことは言えません。人民政府はそれでは不都合なのであえてあいまいにしているのです。

noname#233747
noname#233747
回答No.4

元の支配地域が朝鮮半島にまで及んでいたから ある意味間違いではないですが、今の中華人民共和国が 元の流れを汲んでいるかと言うと微妙です

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2711/13692)
回答No.3

韓国の人たちが、ありもしない従軍慰安婦や強制連行を歴史的事実と認識するよりはるかに客観的で歴史に近い認識でしょう。事実そういう時期もありましたから。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

 朝鮮半島の北西部は、下記の1世紀から2世紀の頃は、中国の「楽浪郡」だったことがありますから、全然根拠がないとは言えないでしょう。  でもその頃、中国語以外の、この辺の記録はないわけですから、お互いに了承済みの国境ないし境界線があったかどうかは分からないと思います。

回答No.1

  A.C.3年の地図 http://www.geocities.jp/nafricap/01/03.html 「中国」と言う国は存在しなかったが、朝鮮半島は中国の元になった国の一部であったのは間違いない   まぁ、そういう歴史観で考えれば沖縄も中国の一部であったのは間違いない  

参考URL:
http://www.geocities.jp/nafricap/01/03.html

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