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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:チーズ)

日本で手に入るチーズの種類とフランスとの違い

このQ&Aのポイント
  • 日本ではチーズの種類が限られており、フランスなどと比べて多く楽しむことができません。
  • 特に田舎ではチーズが手に入りにくく、限られた種類しか購入することができません。
  • 自分でチーズを輸入することも考えましたが、需要があるかどうかは分かりません。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Yusura
  • ベストアンサー率50% (607/1207)
回答No.3

まず、#3さんがお勧めくださっているオーダー・チーズドットコムさん(いいお店ですよ)に、「チーズはなぜ高い?」というコラムがあります。 よろしければご覧ください。 http://www.order-cheese.com/juku/j68.html ご質問の答えとしては、どうしても 「チーズは日本の食べ物ではないから。」 が答えになります。 これは例えば、アフリカ○○国の人が 「なんでこの国では日本の味噌が2種類ぐらいしか買えないんですか?!日本ではたくさん種類があるのに!おまけに高い!日本の3倍もします!」 …というのと同じです。 ○○国では味噌を使う食文化がないので味噌の消費量が低い。ごく最近○○国に入ってきたエキゾチックな食べ物で口にしたことのある人はたくさんいても日常的に食べる人はごくまれ。食べ物として根づいたとは言えません。 なので国内の生産量も微々たる量です。だから輸入に頼るしかありません。 ですが○○国では大豆をよく生産するため大豆製品に30%という高めの関税をかけており、業者は味噌を日本の3倍の値段で売るしかないのです。 そうすると高いからあまり手にとられない…という悪循環です。 日本におけるチーズも全く同じ状況です。 上述のオーダー・チーズドットコムさんのコラム「チーズはなぜ高いか」、読むと前提として「輸入チーズの値段」の話をしていることがわかります。日本で生産するチーズは話に入っていない。 質問者さんも、つつくわけではないのですが、ご質問が「日本ではなぜ買えるチーズの種類が少ないのか」と「フランスの多様なチーズが食べたい」が混ざっておいでですね。「日本産の多様なチーズ」という視点がありません。 つまり、質問者さんですら、チーズ=外国の食べ物という認識でいらっしゃる。 まず、日本はチーズの消費量が低い国です。 http://www.cheesefesta.com/consumption.html チーズ普及協議会の「世界のチーズ消費量」に関するページです。これによると日本の1人あたりチーズ年間消費量は欧米の10分の1ほどだということがわかります。 (この会は11月チーズの日2日間にチーズフェスタを開催しています。この期間に状況のご予定があればぜひご検討ください。) 国全体としてはこのような感じです。 http://www.j-milk.jp/gyokai/database/rreport2012_11/index01-2-8.html 一般社団法人Jミルクの酪農乳業に係る主要データに関するページです。 チーズの値段がなぜ高いか?が議題になるとき、「関税が高いから。」ということがよく言われますが、乳製品にかける関税が高い国は日本だけではありません。北欧などチーズは安いが関税が高いという国もあります。酪農王国デンマークもそうです。 「アメリカのように大量生産ができないから。」が理由に挙げられることもありますが、スイスやアイスランドのように人口や面積において日本よりはるかに厳しい条件の国でも日本よりチーズが安い国はたくさんあります。 これらをまとめると、答えは、やはり関税や大規模生産の可否は一要因にすぎず、「チーズという食材がどれほど日本での需要があるか」に行き着くと思います。 早い話、日本産が可能なほど需要があるチーズは非常に種類が限られる。なので種類があまりないのです。 質問者さん、日本で多様なチーズが食べたければ多様なチーズを日本に根づかせなければなりません。 まあこれが困難なのでしょうね。お年寄りで「ブルーはスティルトンがやっぱり一番ね。でも最近、熟成のきいたウォッシュが好きになってきてねぇ…。」という方、かなり珍しいですよね。 都市部に住む20代、30代ですらブルーやウォッシュを好む人はごくわずかです。 (上の例えで味噌を出した理由のひとつは外国人の中には味噌を嫌う人もいるからです。発酵食品ですので独特のクセがあります。日本人は日常的に口にするので馴染んでおりわからないだけです。) なので「100種ものチーズ」はかなり厳しいです。 ナチュラルチーズが日本で食べられるようになったのがごく最近だということもあるでしょう。ここ10年ちょっとから20年ほどです。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36700 JB Pressの白田 茜による「増産が求められる国産ナチュラルチーズ 」に関するコラムです。 ページ下部「伸びているナチュラルチーズの消費量」のところです。これを見るとナチュラルチーズの消費が増えるのは90年代後半からということがわかります。 ちなみにこのコラムにはこのあと、「なぜ日本でナチュラルチーズの生産が増えないか」→「チーズ用乳の価格が低いから」、「ではどうしたら日本産の多様なチーズが食べられるようになるか」→「付加価値をつけてもっと市場の拡大・安定化を」という、これから私が語りたいことを全部読みやすく押さえてくれているので、ぜひぜひご一読ください…。 特にこちらですね。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36700?page=3 ときおり見かける「北海道で牛乳の生産過剰のため○○百万リットルを廃棄」などというニュース。見るたび「チーズにしろチーズに!」と思っていましたが、どうも日本ではあまり大規模な乳→チーズ加工設備がないようです。(移送が難しいという面もあると思います。が、3・11の原発事故のあとに風評被害のある地域から遠く関西まで運んでいたようですから不可能ではない) なぜチーズへの加工をしないかというと、チーズ用乳の価格が低いので廃棄したほうが価格を維持できる、ということだったようです。 なぜチーズ用乳の価格が低いのか、も結局「チーズの需要がないから」になると思います。 またこのコラムでは「付加価値で日本産チーズへの利用拡大を」とまとめていますが、個人的には、欧米を参考に政府による補助金などの保護政策も必要だと思います。ヨーロッパでは酪農産業への補助金による保護があるために乳製品が安いという側面があるからです。 ですが、そのためには「チーズに加工してインセンティブがないといけない」ということで、日本のチーズ需要の喚起が…。 質問者さん、なかなか壮大かつ迂遠な道のりですね。東京にお引っ越しされたほうがたくさん食べられると思いますけど…。外国人がそうたくさん住んでいるわけではない地域でも、東京ならチーズ専門のチェーン店「チーズ王国」があります。フランスほどではないけれど高級スーパーではそれなりに数があります。ディーン&デルーカ六本木店にはチーズ・プロフェッショナルの資格を持った店員がいましたし(今もたぶん)、イータリーというイタリア食材店にはイタリアのチーズのみ常時20~30種類ほど、年間を通すともっとそろっています。成城石井も一部にAOCの取り扱いがあります。 チーズに限らずどんな商品でもそれを支えられる規模の市場が必要なので…。「人口の多いところに引っ越す」も解決策としてお勧めしておきます。 #2さんお勧めのお店以外に、チーズ専門店といえば国内随一のフェルミエとチーズ・マーケットさんもお勧めします。 http://www.fermier.co.jp/ http://www.cheesemarket.jp/index2.html チーズマーケットさんは、3月末からネットでの販売が非常に限られているとかで、とても心配です…。ここはハード・チーズが特に良いです。 そして「なぜフランスのチーズが日本に入ってこないのか」について。 個人的な所感として、「フランスで百種類もあるチーズ」は、日本の味噌と同じく地域ごとに発展したチーズだということが日本に出回らない理由のひとつだと思います。 例えばブリーが「ブリー地方のチーズ」だということはよく知られていると思いますが、その他のチーズもその地域々々で発展したチーズです。 ブリーは知名度から大手メーカーが作るので日本にも入ってくるほどの生産量がありますが、そうでないチーズで外国にまわせるほど生産量があるものは限られます。 それを輸入しても、関税で現地の3倍はつけないといけません。そうするとあまり売れない。味が馴染まれないままでチーズが広まらないの悪循環。 ちなみに関税はチーズに限りませんが、輸入に関する諸費用に全てかかります。輸送費、保険等にもです。ナチュラルチーズならまさか船便で送るわけにもいきませんから、冷蔵庫仕立ての飛行機で空輸です。条件によってはバター扱いなのでさらに関税が高くなることも。 ただ、法的にはチーズは誰でも輸入することができますので、食べたいチーズを外国から取り寄せることは可能です。発送してくれるかどうかはまた別ですが。 最後に、目で楽しめるチーズの書籍をご紹介。もしまだお持ちでなければ。 紹介するチーズは450種と少なめ?ですが、チーズレシピもある「アルチザンチーズ図鑑」がお勧めです。ですがここに載っているチーズの98パーセントは日本では入手が不可能なもの。眺めながらハンカチをかみしめる練習にもうってつけです。750種を紹介する「世界チーズ大図鑑」もいいですね。海外旅行の渡航先をチーズをテーマに…と妄想をたくましくするか、かなわぬ望みに身を焦がすマゾヒスティックな趣味をお持ちの方におすすめです。

toto77japa
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。 No.2.様まで見たところで、絶望してしまい、しばらく、自分が出した質問サイトさえ見なかったためです。そして今日、ひょんなことから、自分の質問サイトを見て、Yusura様のご回答に出会えたという訳でした。 とても詳しいご説明、大変参考になりました!!! ありがとうございます!!! いろんな事情があって、多くのチーズを安く手に入れるのは無理と分かりました。 日本にいて、いろんなチーズを安く楽しむのは、当分は不可能と諦めます。 チーズ図鑑を眺めたり、時々、東京まで足を伸ばして、教えて頂いたお店を回り、手に入れて楽しもうかと思います。 いろいろ教えて戴き、本当にありがとうございました。 本当に、大変、参考になりました。

その他の回答 (2)

  • elf2814
  • ベストアンサー率40% (283/693)
回答No.2

私もチーズが好きでこだわります。 サンタンドレとか好きなのですが田舎なので普段行ける所に売ってませんし、今家庭が緊縮財政なので積極的に買えません。 高いですが、日本では気候の違いもあり製造が難しいチーズも多くありますので、輸入に頼るのはしょうがないでしょうね。 どうしても食べたい時はやはりネット通販で探します。 こちらで購入されてみてはいかがですか。 http://order-cheese.com/ago/

toto77japa
質問者

お礼

外国のチーズは高いですよね。 もっと安くしてくれるとありがたいのですが、・・・。 愚痴っても仕方ないですね。 どうしても欲しくなったら、ご紹介戴いたサイトで探して見ます。 ご回答、ありがとうございました。

  • nijjin
  • ベストアンサー率27% (4837/17868)
回答No.1

輸入には運賃がかかります。 これがバカにならないのかも? 現地では安い300円もしないテーブルワインが日本まで来ると千円以上したりすることもあるそうですから。 あとは卸業者の利益や陸送の運賃も取られますからその分は値段に反映しますから・・・ 税関も通りますし自分の利益もないと会社が潰れます。 なので現地で安くても高くなると・・・ ジュースもほとんどが人件費や運賃でそれを除けば半分以下の値段だそうです。

toto77japa
質問者

お礼

確かに、いろいろコストがかかるのは分かりますが、もう少し、安くならないものでしょうかねぇ。 関税が高いのかも知れませんね、国内の酪農家保護のために、・・・。 そうだとすると、TPP後は関税も下がって安くなるのかしら? また、もっと流通量が増えれば、値段ももっと安くなるのでしょうかねぇ。 いずれにしても、もう少し、安くなって欲しいものです。 ご回答、ありがとうございました。

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