• ベストアンサー

赤紙(召集令状)と入営通知書の違い

pem42391の回答

  • pem42391
  • ベストアンサー率52% (70/134)
回答No.7

No.2、3、4、5、6の回答者です。次は「入営命令書」の件。 > 入営が間近くなると入営命令書が届くシステムだったように思われます。 申し訳ないですが、私はその説にはあまり乗る気になれません。根拠となるソースを示して明確に否定なり肯定なりできれば良いんですが、恥ずかしながら、まだそういうものはわかりません。yoshinobu_09さんが正解という可能性もあります。ただしこうやって見ていただけるように、私もそれなりに法令や書籍を調べて(そういう趣味ですから)自分なりに研究した途中経過としての考えでは、ちょっと疑問を持ちます。 > 「(友人の現役兵証書)」 > http://blogs.yahoo.co.jp/siran13tb/archive/2012/1/27 この現役兵証書には右上に「入営延期」という山口連隊区司令部の赤いハンコが押してありますから、兵隊になる人間か陸軍か知りませんが、どちらかに何かの理由があって入営延期となったためこの現役兵証書には入営日が記入されなかったわけです。こういう例はすべての者に当てはまるのではないと私は考えます。 > 現役兵証書のウラ面には、召集令状にような > 「この証書を持参すれば運賃が無料になる云々」の記述はありません。 > それは入営命令書のウラ面に書かれていたのではないでしょうか。 現役兵証書は1927(昭和2)年の兵役法施行規則(陸軍省令第24号)を見ればわかります。現役その他の役種が決まったら、現役兵証書、第一補充兵証書、第二補充兵証書、徴集延期証書、兵役免除証書が各人に応じて交付されると第217条で定められています。第3様式という見本でどういうデザインで何が書かれているかも規定されています。表面右側を切り取って受領証にするのは召集令状と同じです。現役兵証書には「入営期日及時刻」として年月日と時刻を記入する箇所がある以上、そこに記入して現役兵証書イコール「入営命令書」として使うのが普通ではないでしょうか。現役兵証書をまず交付して、その後でわざわざまた「入営命令書」も交付というのは軍や役場も手間の負担が大きくなるだけなのに、例として挙げられた満州での体験談は戦争末期の混乱期にそういうことをやったことになっています。その理由が理解出来ません。それにしても、これも2月に徴兵検査ですか。 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1112389/99 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1112389/151 裏面については現役兵証書の場合、質問者もご存知のように心得などが印刷されているようですね。これは兵役法施行規則の見本でもそうなっています。「入営命令書」も同じではないでしょうか。入営の場合は召集と比較すると時間的余裕があることも多いし、人数もある程度まとまっていることが多いでしょうから入営部隊までの交通は役場か軍が手配しやすいと考えます。召集の場合は急であるのが基本だし、小さな村から出発する場合は1人や2人だけかもしれない(それも1人は歩兵連隊、1人は工兵連隊とバラバラな行き先かもしれない)、そういった事情から召集令状には交通運賃に関する記載があり、イザという時には自分でどうにかしろということだと解釈しています。 http://www.library.pref.nara.jp/sentai/gallery003/gallery003005.html > 「入営命令書」は昭和20年に集中してますが、大正時代からあったようです。 > 「入営命令書 大正13年11月4日」 > http://rnavi.ndl.go.jp/kensei/tmp/TanabeSadamu.pdf 大正13年のこの「入営命令書」は <一般の入営ではない> と考えてほぼ間違いありません。一緒に出てくる書類には「一年志願兵」であることを匂わせる書類があります。この田辺定という人は開成中学の創立者の三男で逗子開成中学を卒業しているとのこと。国会図書館の説明文では「志願兵」として騎兵第1連隊に入ったと書いていますが、それはこの文を書いた人が一年志願兵を知らないのでしょう。財力と学歴のある若者は一般の現役3年(当時)という徴兵ではなく、一年志願兵という1年だけ兵隊になればよい優遇された道も選べる制度がありました。詳しくはWikipediaの「幹部候補生 (日本軍)」という記事も2013年2月13日現在の時点では全て私が執筆したもので、そこに一年志願兵のこともある程度載せていますから、よかったら見てください。 http://rnavi.ndl.go.jp/kensei/entry/TanabeSadamu.php 1919(大正8)年11月制定、同12月にそれまでの同名の細則を廃止して施行された、新しい陸軍一年志願兵条例施行細則(陸軍省令第49号)によると一年志願兵も連隊区司令官から「一年志願兵証書」という証書が交付されます、しかしこの証書には入営する部隊も入営日時も記入されません(第13様式)。第40条で師団長により「入営命令書」(第15様式)が発行されると定められ、その命令書で入営部隊と入営日時が指定される段取りになっています。手間が掛かりますが、一年志願兵になる者というのは少数です。「一年志願兵証書」と「入営命令書」がどのようなデザインで、どんな文面かは細則の終わりに見本が示されています。しかしながら、1927(昭和2)年12月に兵役法制定によって一年志願兵の制度そのものが無くなったので、それ以後この「入営命令書」は無いと考えるべきです。 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954308/4 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954308/7 一般の徴兵による「入営命令書」を規定した法令などを探しているんですが、今のところはまだ見つかりません。見つからないかもしれません。ただ1945(昭和20)年の現物写真がある以上、存在したことは確かです。気になるのは「現役兵証書」と「入営命令書」との関係ですね。写真で確認できる物では、この2つは驚くほどデザインも文面も似ていますから回答No.2ですでに書いたように「入営命令書」とは「現役兵証書」が終戦間近になって、その名称を変えたものという考えも捨て切れません。あるいは「入営命令書」ができてからは「現役兵証書」の様式等々が変って2つが併存したのでしょうか。それらを裏付けるような手がかりが何も見つからないというのが現状です。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/幹部候補生_(日本軍)
yoshinobu_09
質問者

補足

入営通知書というのは「入営を命ず」と書かれた書類の総称であるらしいことが わかってきました。具体的には「現役兵証明書」と「入営命令書」です。 入営命令書 昭和20年4月6日 http://www.pref.aichi.jp/kenmin-soumu/chosakai/tenjishitu/c/s-c/s-c-24.html 「昭和20年2月25日徴兵検査、乙種合格、3月28日現役兵証書、5月16日入営命令書」 http://www.heiwakinen.jp/shiryokan/heiwa/10hikiage/H_10_276_1.pdf 上記2件を勘案すると昭和20年4月から「現役兵証明書」の名称が「入営命令書」に変更された可能性があります。 ネットで検索した結果、他にも入営を命じる書類があった可能性を感じます。 「入営令達書」「入営兵令達書」なるものも登場します。 翌(昭和20)年1月私にも入営通知が届きました。 http://www.pref.tottori.lg.jp/80236.htm 昭和20年2月ぐらいから開拓村の成年男子にも「入営通知」が出されて関東軍に編入された。 http://books.google.co.jp/books?id=25PnHsxSuS4C&pg=PA95&lpg=PA95&dq=%E5%85%A5%E5%96%B6%E9%80%9A%E7%9F%A5&source=bl&ots=Dyw-b-EbpY&sig=PfZOsDne7q0RC6VMw7PzDRDfNak&hl=ja&sa=X&ei=XO0dUZKREI2ElQX7n4DoDQ&ved=0CNMDEOgBMEk4ZA#v=onepage&q=%E5%85%A5%E5%96%B6%E9%80%9A%E7%9F%A5&f=false 昭和19年春か夏に徴兵検査、甲種合格、兵種は輜重兵、昭和20年8月入営通知 学生 http://nevertolate860.blog129.fc2.com/blog-category-13.html 韓国全州師範学校5学年に在学中の1944年8月、旧日本陸軍から入営通知書を受取、同年9月に入隊 http://ha2.seikyou.ne.jp/home/nkhp/kakutinj.htm 昭和20年2月徴兵検査、第一乙種合格、5月9日入営命令書、東部軍司令官名で「5月15日宇都宮第三十六部隊に入営を命ず」 http://books.google.co.jp/books?id=5t1GXwO3R9MC&pg=PA68&lpg=PA68&dq=%E5%85%A5%E5%96%B6%E3%82%92%E5%91%BD%E3%81%9A&source=bl&ots=jMYak0UY5g&sig=72Z5Gel4bwtKp8Dk1HnzryJGUeQ&hl=ja&sa=X&ei=60MdUdOVHIXylAWMx4GoCg&ved=0CDoQ6AEwAQ#v=onepage&q=%E5%85%A5%E5%96%B6%E3%82%92%E5%91%BD%E3%81%9A&f=false 現役兵証書 現役兵であるという証明書で入営時には携行した。 入営命令書 徴集現役兵として入営する部隊や集合場所、日時を明記した命令書。「名古屋連隊区司令官」の発行になっている。 http://www.pref.aichi.jp/kenmin-soumu/chosakai/smap/shiryouichiran_tahara%20.pdf 昭和17年4月以降徴兵検査、入営兵令達書、「昭和18年2月1日福島県郡山市東部第六十六部隊に入営を命ず」 http://www.heiwakinen.jp/shiryokan/heiwa/03onketsu/O_03_167_1.pdf 昭和14年甲種合格、入営令達書、昭和15年3月5日満州の戦車第五連隊入隊のため広島集合 現役兵 http://www.heiwakinen.jp/shiryokan/heiwa/12onketsu/O_12_437_1.pdf 陸軍回顧録 入営兵令達書(赤紙) http://library.main.jp/index/jst13487.htm

関連するQ&A

  • 海軍の召集令状について

    太平洋戦争中の臨時召集令状(いわゆる『赤紙』)について調べています。 海軍が臨時に兵を召集する場合の召集令状はどのようなものだったのでしょうか? 陸軍のものと違う部分を詳しく知りたいです。 また、陸軍の場合、連隊区司令部が発行しているようですが、海軍はどこが発行していたのでしょうか? もし令状の見本が見られるサイトなどありましたら教えていただけると嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

  • 「お前らの命は一銭五厘」の意味(召集令状)

    太平洋戦記を読むと、新兵が上官から「お前らは一銭五厘でいくらでも集められる消耗品だ」「お前らの命は一銭五厘の値打ちしなかい」と言われたという話がよく出てきます。 一銭五厘はハガキの値段とされています。 調べてみると、郵便ハガキの値段は、昭和12年に一銭五厘から二銭に値上げされています。封書は四銭です。 赤紙(召集令状)は、赤い紙に役所の人が必要事項を書き込んで、封書で送達したそうです。 とすれば、一銭五厘はハガキの値段ではなくなり、弾丸一個の値段という説が浮上します。 赤紙は郵送されたと思いますが、そのとき切手を貼りましたか? 役所によっては手渡ししていたのでしょうか? 特別送達で切手はないと思いますが、それならどうして一銭五厘といわれたのか? 「お前らの命は二銭(四銭)だ」という話は聞いたことがありません。 あるいは軍事郵便は一銭五厘だったのでしょうか?

  • 召集令状発行は陸軍ばかりか

    戦時中の召集令状に関して質問です。 私が過去に戦争体験者から聞いたのは、実際召集令状が来て出征した先は中国、タイ、朝鮮、比島等で大方が「陸軍」でした。 逆に『海軍』は少なくとも私は聞いたことありません。海軍は兵を集めるのに召集令状なるものは発行していたんでしょうか。陸軍同様に地上戦を戦った部隊に「海軍陸戦隊」なる組織があったようですが、これを含め召集令状を受け取って赴任してみたら「戦艦大和の砲手になれ」とか「海軍爆撃機に搭乗し爆弾を落とせ」など言われた例はあるんでしょうか。 当時海軍の主力戦闘機のゼロ戦や紫電改などの航空機はさすがに訓練しないと操縦出来ないから、赤紙を貰って戦地に来た人が操縦したとは思いませんが、史実として海軍には赤紙なるものが存在して実際配属された人はいるんでしょうか。 戦記にお詳しい方、宜しく御教示ください。

  • 太平洋戦争の際の兵士召集について

    こんにちは! 太平洋戦争の際の兵士召集についていくつか質問があります。 よく「赤紙が来る」とか言われると思うのですが、召集令状が来たのは良いとしても、軍服、銃などはいつ頃に渡されるのでしょうか?自分の家には太平洋戦争の際に、兵士として召集されサイパンで亡くなられた方の写真があるのですが、その写真にはしっかり軍服と銃を持って写っておられます。ということは、赤紙が来るのと同時にそういう物も貰えるのでしょうか? あと、赤紙を貰った場合、当然、とりあえず何処かに集まらなければなりませんよね?例えば、戦地へ向けて走る舟がいる港などに。その目的地へ行く際は、集団で行くのでしょうか?それとも、各自で行くのでしょうか?

  • 太平洋戦争時の軍服って支給? それとも手縫い?

    太平洋戦争の話題で、軍人の価値は○○銭(赤紙の葉書代)というのがありますよね? でも、よくドラマの出征シーンでは軍服を着て家を出て行ったり 駅から見送られるシーンがありますね。 それで思ったのですが、軍服はどうなっているのでしょうか? 昔の人は服を自分で作ったりしていたでしょうから女性が縫ってたりしてたのでしょうか? それとも赤紙の後に実は軍服が郵送されたり 役場とかで受け取ったりしているのでしょうか? 一つ一つの台詞の揚げ足取りをするつもりはないのですが 実情はどうなっていたのかお教えください。

  • ゆうパックの配達確認通知について

    ゆうパックの 相手に荷物が届いたよ~ という自分にくる通知は電話ですか?郵便物ですか? 郵便物の場合、封書かハガキかどちらですか? またそれに、相手の名前は外から見えるように書いてあるんでしょうか?

  • 免停通知に気が付かなかった・・・

    妻と別居中で、家に帰っていない間に、 妻が別の家を借りて、元の賃貸を(免許の住所の家)処分し 郵便物を妻の新居に転送にしていました。 先日、正式に離婚届を届けに行った際に、私宛の郵便物を 受け取ったのですが、半分ほど中身を見ずに処分したそうです。 残りの郵便物を見ていると、免停通知のハガキが1枚 混ざっており、出頭期限が過ぎて居ました。 その後、裁判所からの封書が送られてきていたようで、 同じく、出頭するよう書いてありましたが、こちらも 期日を過ぎている物でした。 封書には3回目の通知とも記載されていました。 私は、免停になっている事を知らずに、 原付で整備不良とスピード違反で捕まりました。 (この時の違反金は納付しました) 違反した事は確かなので、免停になる事には 問題無いのですが、余りに放置している事に なっているので、かなり恐ろしくて。。。 出頭期限は切れていますが、担当者に電話連絡を 入れようと思うのですが、 罰金等発生するのでしょうか・・・? 免停の通知期間に原付に乗って捕まっている ようなので、無免許運転という事になり、 免取等になるのでしょうか?

  • EXPACK500と配達記録の違いは?

    私は今ヤフオクでゲームソフトを出品しているのですが、その送付方法について悩んでいます。 ヤフオクでは送付、受け取りに関する詐欺や事故があると聞くので、それの対策として配達記録とエクスパックを考えています。両者の違いは何ですか? 値段は配達記録のほうが安いんですが、配達記録は万が一相手が「届いてないよ」と言って来たら、それは郵送事故の保障が利かないので、結局は不着詐欺の対処としては意味が薄いですか? でも相手が受け取りを拒否しても、郵便局には通知を出してるという証拠が残るので、一応対策としてそれなりの効力はありますよね? またエクスパックの方はどうでしょうか?これは不着詐欺への対処としては効果的ですか? 最後に質問です。ゲームソフトは配達記録郵便でも受け付けてもらえますか?300グラムぐらいです

  • 正しい言葉の意味

    今、公に出す文章を作っています。 間違いがあると恥ずかしいのでお聞きします。 郵便物を送ることを「郵送」と言いますが、例えば、郵パックで送るときもこれに該当するんでしょうか? 郵便局の取り扱いなので「郵送」でいいような感じもしますが、どうもイメージ的に、はがきや封書でないとこのようには言わないような気もします。 また、小包の場合はどうなのでしょうか?

  • こんなことがありましたが、どう思われます?(長文です。)

     先日、某保険会社の中途採用試験を受けました。結果は残念ながら不採用となりましたが、結果ではなくそれまでの経過について不審な点がありましたので、それをみなさんがどう思われるかお尋ねしたく投稿いたしました。  試験当日に「結果は審査通過であれば当日か翌日に電話連絡で、残念ながら漏れた方には郵送にて通知。」とのことでした。電話連絡があるであろうと思われる両日に連絡がなかったのですが、1週間経っても封書も届きません。そこでメールにて問合せたところ、通知はすべて済んでいるとのこと。メール返信をもらった翌日に封書が届きました、しかも速達で。「初めは放っておいたけど、これは問合せがあったから早急に郵送したに違いない。」と受止めた私は、真相を確かめようと電話しました。  郵送は不合格者全員に、私が封書を受取った前日に速達で送ったそうです。通知が遅いのでそれさえも不審に思ってたのですが、先方は東京本社から投函したと言っていたのですが、郵便局が押すスタンプが私の地元の郵便局のものだったのです。ここでつじつまがあわないので問いつめると「それは郵便局の方でないと…。」と、言い逃れました。あと、通知が遅いことに関しては、出張だったのですぐには送れなかったと言っていました。これは完全な言い訳ですよね。こんないい加減なことでいいのでしょうか?みなさん、どう思われます?