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「お前らの命は一銭五厘」の意味(召集令状)

太平洋戦記を読むと、新兵が上官から「お前らは一銭五厘でいくらでも集められる消耗品だ」「お前らの命は一銭五厘の値打ちしなかい」と言われたという話がよく出てきます。 一銭五厘はハガキの値段とされています。 調べてみると、郵便ハガキの値段は、昭和12年に一銭五厘から二銭に値上げされています。封書は四銭です。 赤紙(召集令状)は、赤い紙に役所の人が必要事項を書き込んで、封書で送達したそうです。 とすれば、一銭五厘はハガキの値段ではなくなり、弾丸一個の値段という説が浮上します。 赤紙は郵送されたと思いますが、そのとき切手を貼りましたか? 役所によっては手渡ししていたのでしょうか? 特別送達で切手はないと思いますが、それならどうして一銭五厘といわれたのか? 「お前らの命は二銭(四銭)だ」という話は聞いたことがありません。 あるいは軍事郵便は一銭五厘だったのでしょうか?

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  • buchi-dog
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回答No.6

一般に赤紙と言われる「臨時召集令状」は、 「*月*日*時までに***へ出頭せよ。正当な理由なく出頭しない場合は犯罪者となる」 という、現在で言えば「裁判所の訴状」のような、本人の運命を左右するような重要な公文書です。そもそも、書留郵便でもない「一銭五厘のハガキ」で送りつける筈がないと思われませんか? 臨時召集令状はNo1さんが言われるとおり 「役場の人が本籍地に送達」 していました。「証言 私の昭和史」収載の、役場で兵事関係事務を担当していた人の証言などで明らかです。 これは、現在の裁判所の訴状が「特別送達」される場合と意味合いとしては同じです。 特別送達 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5%E9%80%81%E9%81%94 召集令状に記載されている出頭期日にはあまり余裕は取られていなかったようです。本人が遠方に居住している場合、電報を打ったり速達郵便を送ったりして本人に知らせるのは家族の役目と費用で行われました。 「一銭五厘」の根拠ですが、恐らく言う側も良く分かっていなかったのではないでしょうか。なお、兵隊を教育するのは下士官の役目ですが、下士官になる人は徴兵検査後に直ちに現役兵として入営し、下士官に昇進した人が比較的に多かったと思われます。 その場合、臨時召集令状」を受け取った経験がないはずです。だから「臨時召集令状はハガキで送られて来るんだろ」と勘違いした可能性もあります。

その他の回答 (5)

回答No.4

   百聞一読 ~ 豪放・反骨・奇矯・真摯の人の代表作 ~   http://blogs.yahoo.co.jp/hagetaka0/54715836.html  「見よ ぼくら一銭 五厘の旗」 http://blogs.yahoo.co.jp/hagetaka0/54715900.html    花森 安治 編集者 19111025 神戸 東京 19780114 66 /1948《暮しの手帖》創刊 http://www.kurashi-no-techo.co.jp/index.php/books/b_1034.html ── 花森 安治《一戔五厘の旗 1971‥‥ 暮しの手帖社》  

回答No.3

赤紙は郵送ではありません。 役場の中で選抜された職員が手渡しで行っていました。 1銭五厘も大東亜戦争以前は本当に赤紙の中に入っていたと聞きました。

yoshinobu_09
質問者

補足

ありがとうございます。 >1銭五厘も大東亜戦争以前は本当に赤紙の中に入っていた 召集令状の封書の中に返信用の切手が入っていたのでしょうか?

  • ssykpu
  • ベストアンサー率28% (319/1125)
回答No.2

たしかに郵便ハガキの値段は、昭和12年の4月に一銭五厘から二銭に値上げされていますが、明治32年の5月25日から長い間、一銭五厘だったので、一銭五厘と言えば葉書と言うのが習慣となったんでしょうね。一銭五厘の葉書でいくらでも集められるという、人命を消耗品扱いする意味が込められていたなんて悲しい事ですね。実際には役所の兵事係によって配達されていたそうです。

  • merlionXX
  • ベストアンサー率48% (1930/4007)
回答No.1

その昭和12年(1937年)7月の盧溝橋事件を発端として始まった支那事変当時の葉書代から召集令状は別名「一銭五厘」とも呼ばれたのです。実際には葉書ではなく役場職員により送達されていました。 なお、支那事変(日中戦争の正式名称)は日中双方とも「戦争」としたくない事情があり「事変」となっていますが、実際は日中双方の全面戦争であり、開戦前に比して召集令状の件数が飛躍的に増大したため「一銭五厘」が定着したものと考えられます。

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