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数列の極限。解説お願いします。
第n項が次式で与えられる数列は,自然対数の底eに収束することを示せ。 (1-(1/(n+1)))^(-n-1) 本の解答には(1+(1/n))^(n+1)=(1+(1/n))^n*(1+(1/n))→e*1=e(n→∞)とあったのですが,どうしてこうなっているのかが分からないので,できたら,解説してもらえませんか? また,もっと,わかりやすい解答があればそれも教えてください。よろしくお願いします。
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問題の式の底について、分数を整理すると、 1-1/(n+1) = n/(n+1) です。これと、 一般に aの-x乗 = (1/a)のx乗 であることより、 (1-1/(n+1))の-n-1乗 = (n+1)/nのn+1乗 と なります。少し式を整理してみたのです。 いくらか簡潔になった感じがしますか? それが、解答の式の左辺です。 あとは、この式を、有名な公式 (1+1/n)のn乗 → e (流派により、e の定義のしかたによって、 定義だったり定理だったりする。) に帰着させるために、ちょっと頓知を使うのです。 解答の式の右辺が、それです。 n+1乗は、n乗×1乗ですよね。
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ご質問でのeの定義は,“収束数列による定義”を利用したものです. 自然体数の底である“e”のことを,“ネイピア数”(または,オイラー数)と呼びます. “e”の定義は,何種類かあります. ご質問の定義を確認する為にも,是非,こちらをご覧になって下さい. より理解が深まりますよ^^ http://ja.wikipedia.org/wiki/ネイピア数 または, http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%94%E3%82%A2%E6%95%B0
e= (n→∞)lim{ 1+ (1/n) }^n で定義されているからです. (1+(1/n))^(n+1) =(1+(1/n))^n*(1+(1/n)) つまり,(1+(1/n))^n→e (1+(1/n))→1 より, e*1=e このようになるのです. 定義を覚えていないと高校生の範囲では解くことは不可能です.