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[高校数学III]数列の極限値
an=(-1)^n/n の極限値を求めよ。 という問題ですが、自分は (-1)^n/n=(-1)^n*1/n lim[n->∞]1/n=0より lim[n->∞]an=0 と解答したのですが、この解答で問題ないでしょうか? 数列が積の形に分割でき、その片方の極限が0に収束すれば、数列全体の極限も0に収束すると言えるのかどうか、いまいち分からず困っています。 ちなみに模範解答は -1≦(-1)^n≦1 をnで割って挟みうちの原理を使っています。
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私も以前経験した疑問です。 其の問題の場合は、(-1)^nの極限が存在しているかどうかを問うているような式なので、 (-1)^nの存在に触れずにそのまま{(-1)^n}/n → 0としては好ましくないかも知れません。 教科書を読むと、極限の性質でlim[n→∞]a_n = α、lim[n→∞]b_n = βに収束するとき、 lim[n→∞] a_n・b_n = αβ と書いてありますよね。然し、この式は「a_n, b_nが共に有限な極限値が存在した時」に限定しています。 ですから、(-1)^nの有限な極限値が存在するかどうかを書かなくてはいけません。 (1/nは有限な極限値0に収束しますけどね;) この場合は、挟み撃ちの原理を使っても良いですし、奇数と偶数で場合分けをして、 n = 2m (mは整数)の時、(-1)^n = {(-1)^2}^m = 1なので、 lim[n→∞] {(-1)^n}/n = lim[n→∞] 1/n = 0 n = 2m + 1 (mは整数)の時、(-1)^n = {(-1)^2}^m・(-1) = -1なので、 lim[n→∞] {(-1)^n}/n = lim[n→∞] -1/n = 0 従って――としても良いと思います。
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- info22
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こういった問題では a_nの絶対値をとって、それがゼロに収束することを示せば、 絶対値を取る前のanもゼロに収束するということを利用して 収束値0を得ます。 つまり lim[n->∞]|a_n|=lim[n->∞] |((-1)^n)/n| =lim[n->∞] |((-1)^n)|/n =lim[n->∞] 1/n =0 ∴lim[n->∞] a_n=lim[n->∞] ((-1)^n)/n =0 と解答すれば良いと思います。 これは a_n = limit[t->∞] cos(at)/(1+t) =0 などでも同じ論法が使えます。
お礼
有難うございました。
- f272
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これだけではまずいよね。 > 数列が積の形に分割でき 例えばa[n]=n*(1/n) > その片方の極限が0に収束すれば lim(1/n)=0 > 数列全体の極限も0に収束する そうであるとは限りません。 lim(a[n])=1
お礼
有難うございました。 反例を挙げて頂いてよく分かりました。
お礼
有難うございました。 別解も参考になりました。