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この否定の構文で倒置する理由
否定の構文で Not a day passes but I repent of what I have done. というものがありましたが、 主節はどうしてNotが文頭に来ているのでしょうか? A day does not pass but I repent of what I have done. ではいけないのでしょうか?
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「全部否定」というものをご存知ですね。「1」を表すものを否定する(その後の前に"not"をつける)と「全部否定」になるという規則です。 ●「1を表す語句」=one; (A) or (B); either (A) or (B)に"not"をつけてみましょう。 ●"not one"="none(前に出た名詞を受けてどれも・誰も~でない)"。 ●"not (A) or (B)"=(A)も(B)も~でない。 ●"not either (A) or (B)"=(A)も(B)も~でない。の ●"not [either (A) or (B)}"=[・・・]を開くと=neither (A) nor (B)=(A)も(B)も~でない。 となります。 ★"not + a"も同じことで「ひとつも~でない」と全部否定をさらに強調した意味になります。 ★"Not a day passes but I repent of what I have done." =「一日たりとも過ぎ去らずに、私は自分のなしたことを悔やんだ。」という訳になりますが、実生活上はは、数日あるいは何日も過ぎ去っていたのだと思います。しかし「私の心の中はあの日のことばかり悔やみあの一日は過ぎ去ろうとしない。」という気持ちで心の状態は時間が止まっていることを表しているものと思われます。 ●先ほど「1」を表すものを否定する(その後の前に"not"をつける)と「全部否定」になると申しました。 それ以外に"not any=no=ゼロ"を表し、全部否定になります。 ●"any"という語は今でこそ単数にも複数にも使いますが、語源的に"one"→"a; an"→"any"という形に変形したものです。 ●"not one"="none(前に出た名詞を受けてどれも・誰も~でない)"。の別の形に "not one"="no one"="not anyone(前に出た人を受けて誰も~でない)"という意味になります。 「部分否定」というのもありますがこれは「全部」を表す語を否定する(notをつける)と「~というわけではない;~とは限らない」という意味になります。
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本当にたびたびですみません。"repent"の訳を「悔やんだ」にしていましたが、「(日常の習慣のように)悔やんでいる」の間違いでした。
何度もお邪魔します。いろいろ努力されている「納得したい」という気持ちが人一倍強い勉強家だとお見受けします。 ●文法というのは人間が自分たちの使っている言語ができあがった『あとから』「私たちの作った言語はどういう仕組みになっているのだろう?」と言うことを知りたいという欲求からできたものです。さらに突き詰めれば「私たちつまり自分たち人間を知りたい」という欲求からできたものです。 ●英語を学び始めてかなりの期間「品詞」というものを明らかにして単語の働き・意味を考えなければならないのですが、単語は文になって初めて意味を持つものです。まず意味が第一に来ます。同じ単語で複数に品詞をもつのはその単語の使い方が異なっているからです。「個々から全体へ」「全体から個々へ」と両方考えなければなりません。 ●おそらく人間の品詞の分け方で最初は「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」であっただろうと思います。「形容詞」→「名詞」「副詞」→「動詞」の方向へ修飾すると定義したのでしょう。そしたら「形容詞」「副詞」を修飾するものはどうしようとなったに違いありません。西洋人はこれも「副詞」にしようと定義したのだと思います。 ●shikawassさんの考えにそっていけば、「冠詞」と教わっている"a"は「ひとつの~」とか「ある~」という意味の「形容詞」の一種です。"the"も同じです。"not"が副詞であれば「副詞」→「形容詞」という修飾関係になり、理屈から言えばあっていると言えます。 ●shikawassさんの直接の疑問には回答していませんでしたので、そこに言及してみたいと思います。なぜ "A day does not pass but I repent of what I have done."ではいけないのかという問いです。形として、いけなくはないですが意味が少し不自然になります。 「一日は過ぎずに私は自分のなしたことを悔やんだ。」となります。 説明していませんでしたが、もうひとつこの文には大切なイディオムがあります。"not(A) but (B)"「(A)ではなく(B)」というものです。元に戻ります。「一日は過ぎずに」の「一日」とは何でしょうか?我々が経験しているカレンダーの上の特定の「○月○日」の一日のことでしょうか?「まだ夜中を越えて翌日にはなっていない一日」のことでしょうか? ●この場合"not"の次の用法を利用することによって、「心の中の時間が止まっている」ことを言わんとしているのです。 "Not a day passes but I repent of what I have done." =「(私の心の中では時間は止まったままで)一日たりとも過ぎ去らずに、私は自分のなしたことを悔やんだ。」 『ランダムハウス英和』 【副詞】{強意} (2){not a…;not…a …で}一つ[一人]の…も…ない: Not a star was to be seen. 星一つ見えなかった I'm not a bit tired. 少しも疲れていない There is not a shadow of doubt. 微塵(みじん)の疑いもない. ●私のまとめ:冠詞は形容詞の一種です。そしてこの文の着眼点は冠詞というよりはむしろ「否定のしかた」なのです。文法書で「否定」の項目をざっと目を通されてはいかがかなと思うしだいです。
#1です。言い忘れましたが、表題で「この否定の構文で『倒置』する理由」の『倒置』とありましたが、『倒置ではありません』。全部否定の形式です。
- wind-sky-wind
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A day does not pass というのは passes という動詞の否定, あるいは A day passes という文の否定です。 一方,not a day passes というのは not が a day という名詞を否定していることになります。 「一日もない時間が過ぎる」 日本語では名詞を否定することができないので, 「一日たりとも過ぎていない」と訳すことにはなります。 Not a word passed my lips. 「一言も口にしなかった」 Not a soul was to be seen on the street. 「通りには人っ子一人いなかった」 このような表現も,主語である名詞を否定しています。 英語では no ~という表現とほぼ同じになります。 他に not a few「少なからず」,not surprisingly「驚くにはあたらないが」 など,文を否定せず,語を否定する表現で用いられます。 名詞を否定する場合,日本語では結局動詞を否定することになってしまいますが, このような語否定という用法が not にはあります。
お礼
辞書や参考書には not は副詞であると書いてありました。 副詞であれば名詞以外を修飾するんですよね? また、冠詞には壁を作る役割があり、例えば A day のdayを修飾する場合は、dayの後ろかaとdayの間に置く必要があり、aより前だとaが壁を作って邪魔をしてdayを修飾できないと習ったことがあります。 でも、Not a soulという連語は見た記憶があります。 私が今までに勉強したことのどこかが間違っているのでしょうか?
お礼
not は a にかかっているのですか。 今まで冠詞を修飾するなんていう発想はありませんでした。 とりあえず質問はしばらく締め切らず、回答を受け付けるとともに、冠詞について調べてみます。
補足
冠詞の本に目を通したのですが、「冠詞を修飾」ということには触れられておりませんでした。 しかし、nonbiriikoyo様の解説には納得しましたので、これで質問を締め切ります。