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日商簿記の残存価額について質問させて下さい
日商簿記の残存価額について質問させて下さい http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2106.htm 上記のURLの中に残存価額が廃止され、1円まで償却することとされました。と書いてありますが、日商簿記の試験では残存価額は10%となっていると思います。 日商簿記と実務上の計算では違うと言う事なのでしょうか? 平成19年度より改訂とかかれているのでだいぶんたつのですが、それが日商簿記で出題されると言う事はないのでしょうか?
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お書きの1円償却は税法上の措置になります。 会計と税法は必ずしも一緒ではないってところがあります。(会計は適正な費用配賦を目的にしていますし、税務は適切な税金計算を目的としています。この改正前だって税法上は5%まで償却できるってなってました。) この改正は、税金計算上1円まで償却できるので今までの税金計算より有利になるってものです。 でもって、通常実務では会計処理を税法処理にあわせて減価償却しているケースが多いです。 (会計計算と税金計算2回やるのはめんどくさいですしね) ところが、会計上、減価償却を行った資産であっても、最終的にスクラップ価格分くらいの価値はあるだろうって考え方があります。つまりは、この考え方があるので、税法上1円まで償却しても会計上10%残すことは会計上ある意味合理性があります。(会計ってことだけ見れば、税法は耐用年数が法律で定められていますが、会計上は本当に何年使えるかで償却年数をはじいてもいいわけです。) これまでも税法上5%だけど会計計算上10%であったことを考えると試験で1円まで償却にすることはないんじゃないかなって思います。(断言は出来ませんが)
お礼
お答えありがとうございます。 会計と税法の2種類あるなんて考えもしませんでした。 さらに、通常実務では会計処理を税法処理にあわせて減価償却しているっていうことは今簿記で習っている事って実務では使われてないと考えると、実際に実務につけたとしても混乱しそうな気がしますね。 勉強は奥が深いということを感じました。ありがとうございました。