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戦争は、経済活動ですか?
私は、出来たら戦争は無くなって欲しいと考えています。 何故なら、少なくとも参政権の無い子供の死が理不尽に思えるからです。 やりたい者同士がやるだけなら、必ずしもそうは思いませんが... ...とか こういう論争をしている時に、戦争は経済活動で、必要な活動という事を聞きました。 私が思いつく事と言ったら、 戦争特需による、軍事関連企業及びそれに附帯して必要な物資を供給する企業の景気が上昇という事ぐらいしか思いつかないのですが、 他にも、戦争による経済的プラス面というのは、あるのでしょうか? また、これは仮定ですが... 他国からの攻撃されることも無く あらゆるイデオロギーの対立が無く(宗教等も含めて)、 極端な貧困が無かったとしても、 経済活動だけの目的の為に、この近代社会でも戦争は行われるのでしょうか? 無知で申し訳ありませんが、回答宜しくお願い致します。
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<歴史的な変遷> 19世紀、各国の経済が内需依存で成立可能だった時代は、戦争による勝利は大儲けに繋がりました。 局地戦の形の戦争が多く、戦争によって武器・軍需物資の国内消費が増加し、負けた相手国から賠償金を取って、戦費をまかなった国債を返済しましたので、大儲けできました。 この図式が、第一次世界大戦から変わってきます。 各国の経済が一国の範囲に収まらなくなり、戦争も「総力戦」となっりました。 総力戦で戦った国は戦勝国もあまり儲からず、敗戦国は大損しました。また、驚異的な額の賠償金支払いを求められたドイツ経済は崩壊し、結局賠償金支払は途中で中止となってしまいました。 第二次世界大戦では、この図式がもっとはっきりして、アメリカ以外の工業国の国土は総力戦の戦場となり、賠償金支払いもありませんでしたので、アメリカ以外の国は戦勝国も敗戦国も大損という結果となりました。 この時点で、「戦争は儲かる」という法則は、ほぼ崩れたと言っていいと考えます。 ところが、アメリカ以外の工業国が工業生産力を大幅に低下させたので、第二次世界大戦でもアメリカだけが例外的に儲かり、「戦争は経済にプラス」という幻想を持ち続けることになります。 その後の、朝鮮戦争では、アメリカより日本が儲かる結果となり、ベトナム戦争では、日本・ヨーロッパが儲かったのに対して、アメリカ経済がガタガタになってしまいました。(=ドル危機) また、ソ連はアフガニスタンの内戦に乗じて、アフガニスタンに軍を進めて内戦に干渉しましたが、結局10年間戦い続ける羽目に陥り、軍事支出に耐え切れずに経済が破綻してしまい、ソ連崩壊に至りました。 最近では、ブッシュ前大統領がイラク・アフガニスタンに侵攻し、長期に渡って戦い続ける羽目に陥り、金融・経済のグローバル化の結果、アメリカの経済システムの破綻がアメリカ国内だけで収まらず、世界的バブル崩壊となってしまいました。 補足:アメリカのバブルとイラク・アフガニスタン侵攻 クリントン政権下では、国家財政の黒字を達成し国の借金もほとんどなくなって健全経済となっていました(=平和の配当:1991年12月ソ連崩壊、1993年1月クリントン大統領に就任)が、その順調に経済が伸びている状況で、更に景気刺激策となる軍事支出激増=赤字国債発行を毎年行ったため、経済が過熱しバブル化してしまったのです。 経済のバブル化・バブル崩壊を事前に解消するためには、政治的にお金の流れを絞って、ミニバブル崩壊を起こさなければなりませんが、そうすると不況に対する国民の不満・税収の減少(ただでさえ戦費で大赤字)に直面します。 ですから、サブプライム問題が指摘されてから1年間、何の手も打たず、リーマンショック(あと3か月遅くなっていれば、ブッシュ大統領の任期は終わっていた。)に見舞われたのは、意図的に手を打たなかった結果だったと考えています。 <軍事技術と民生技術> 過去においては、他国にない技術を持つことで軍事的優位を確保できるので、国家的お金をかけることのできる軍事技術=最先端技術であり、その技術がやがて民間を潤すという流れがしっかり出来上がっていました。 ところが現在では、 1.経済がグローバル化し、国家の強弱は経済戦争で決着がつく状況となった。 2.国際競争にさらされている民間企業は、技術力による生き残り戦略を取り、技術開発に多額の投資をするようになった。 3.兵器がハイテク化して極めて高価となった。 その結果、軍事は民生用技術・民生部品(電磁波吸収塗料、電子部品……)を出来るだけ利用して安くすることが、大きな要素となってきました。 つまり、軍事技術が民生技術を助ける形がメインだった状況から、民生技術が軍事技術を助ける形にシフトしつつあります。 <平和の配当> ソ連崩壊で東西冷戦が終結した結果、主要国の軍事支出の過剰な負担がかなり解消されました。特に東ヨーロッパがソ連の支配から解放された西欧では、その影響が顕著です。(日本近辺では、冷戦時と構造があまり変わっていない。) 戦争をしなければ、兵器製造というのは経済効果としては、結局「消費」効果しかなく、道路などのような「消費」+「生産経費節減」のあるものに比べて、劣っていますから。 <まとめ> 現在では、短期に収束させた場合の戦争は、経済にある程度のプラス効果はあるでしょうが、長期戦になった場合は、経済・政治・社会あらゆる面でマイナスでしかありません。 経済効果が主目的で行われる戦争はほとんどなく、あっても短期に収束させる目途がある場合に限られるでしょう。(イラク・アフガニスタンについて、ブッシュ大統領はすぐに済むと考えていたのではないでしょうか。)
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- gungnir7
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>賠償という概念が存在しないなら、どういう理由、手段でイラクからそれをせしめるのですか だから契約ですよ。契約書にサインをさせておしまいです。 戦争で被災したとかの個人に対する賠償ならあり得るでしょうが、 ××を割譲せよとか、租借権をよこせとかいう戦争賠償は帝国主義の時代のものです。 第二次世界大戦後はそのような賠償は曖昧になっており、直接的な要求は不可能に近いです。 まさか、世界の警察を自負するアメリカが帝国主義の真似もできません。 もし、アメリカが油田の割譲をさせれば侵略戦争になってしまいます。 契約書にサインをさせておけば、所有はイラクにありますからイラクも大家として利益を受けます。 その利益はイラク運営には十分でしょうが、莫大な利益は石油メジャーが掌握します。
補足
つまり、イラクから 石油の採掘権や開発権の契約を取り付け 租借料をイラクに支払うというような契約ですか?
- gungnir7
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>結局、成果としてアメリカは石油を得られたのでしょうか これは目的通りになったといっても差し支えありません。 戦争当初、アラブ諸国はイスラム対アメリカという構図を描いていました。 しかし、その後どうなったか覚えているでしょうか? 連日、警察署前で爆破とかイラク市民が数百人単位で死んでいったのは記憶に新しいところです。 結局、宗派や民族対立に話が置き換えられてしまったのです。 これはイラクだけでなく、コンゴなどでも同じようなことをしている、欧米の常套手段なのです。 現在のイラク政権はアメリカの傀儡であり、アメリカの意思通りに動きます。 >戦争賠償として油田をせしめるという事が目的の侵攻という事ですか そういうことですが、あくまで懲罰戦争であり賠償という概念は存在していません。 石油の採掘権や開発権、あるいは販路といったものをアメリカ資本のルートに乗せるだけでいいのです。 俗に型に嵌めると言いますが、経済の枠組みをアメリカががっちり握るということです。 当然、米国とべったりに行動した英国は最大の恩恵を受ける国の1つです。 石油メジャーで国が派兵したところはことごとく恩恵を受けています。 日本の利益配分は残念ながら、殆どないと思われます。 しかし、欧米同盟国の一員として安定的に石油を割り当てられています。
お礼
度々重なる質問に、誠実にお付き合い頂き感謝の極みでございます。 疑問は、晴れました。 本当にありがとうございました。
補足
すみません、一つ分らない所がありました。 >俗に型に嵌めると言いますが、経済の枠組みをアメリカががっちり握るということです。 所謂、石油利権を握るというやつですか...? 賠償という概念が存在しないなら、どういう理由、手段でイラクからそれをせしめるのですか? つまり、 イラク政権がアメリカの傀儡だから、その辺は自由自在にアメリカが権利を行使できるという事ですか? すみませんが、よろしくお願いします。
- 2011年 2月変更(@wwbc)
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再びの返信、読みました。 米国のダブルスタンダードはもう100年くらい続いているのでは… 今もダブルスタンダードですし、それを米国はスマート外交と呼んで駆使しております。 中国に対してもダブルスタンダード、日本に対してもダブルスタンダード。 背景に強勢な米軍事力が弱体化していくという伏線がある。加えて米国経済が奈落の底へと向かっていると言う・・・ 米国は中国との敗戦交渉(←先の米中戦略対話)にあたって、敗戦処理だけではなく未来志向型の経済協力体制を目指しました。 中国側は米国の経済困窮を活用し、米国支配を強化すると共に、米国経済力を用い自国経済の質的転換を図ろうとしている。 日本は米中の取引材料となり、より中国側へと日本は押しやられています。 この米中対話の中で中国はしきりに日本の核武装を持ち出し、米国もそれに応じ、共に「日本の核武装を警戒しよう」と話はまとまった。 もとより米中にとっては20年位前から日本は共通の敵。 日本を経済的に押し詰め、一方中国経済が発展するよう、両国間で合意してます。 日米安保はありますが、米国にとってはソレは極東における対中軍事プレゼンスとして意味があるのであって、つまり中国牽制の手段としての意味で米国益を増進している。 北朝鮮も米国にとっては手駒の一つであり、日本牽制の手段であり同時に中国交渉の一つの武器。 米国も中国相手に 「日本の為に」 戦争するよりは、日本を手駒に中国と仲良くする方が利益になります。 簡単に言えば、「馬鹿な日本より、話の通ずる中国と交渉するのが、オモシロイし、利益になる」 と。 中国と米国が共謀して、日本と中国の戦争を起こすのは、この線上にあります。 両国とも日本の経済力・技術力・資金力を欲していますから、両国共謀でそれを奪取。 当然米中はナレアイの戦争をします。米中で沢山の死人は出ますが、その理由はキチンと用意しておく。 日本の核武装を中国が疑って、中国が日本に先制攻撃したが、米国は「核兵器を使用しないで」通常戦力により日中戦に介入し、ようやく奄美大島あたりで中国を食い止めたが、以下引き続き奄美大島は対中国防衛の為に米国領土に編入。 日本は核武装反対の非核主義なので、代わりに米国が自分の領土内、つまり奄美大島を核武装化する。 で、日本各地くまなく調べてみたら、米国主張通りに「日本に核兵器は見つからなかった」・・・と。 だが中国はそんな事は無い、もっと調べればきっと見つかると言い続ける。 国連では米中は喧嘩同然。日本は「米国はやっぱり頼りになる」と安心する。 中国は沖縄諸島を手に入れ、周辺海底資源獲得。自由通航権確保。太平洋への覇権拡大を目指す。 米国はその牽制の為奄美大島を領有。そこの核武装。 日本は核武装してもらった上に、トコトン日米安保に頼り切る。 ま、以上、こうなるかも? という想像の話でしかないですが、中国もソーユー権利や計画もあるんだぞ、と、先の米中戦略会議でその道筋をつけた。と。
補足
なるほど、 ニュースを聞き流しているだけでは読み取れない。 外交の現状というのがやっと把握出来ましたよ。 しかし、米中共謀で、中国が侵攻というのは、 想定しておく事は、勿論大事ですが 話としては、行き過ぎだと思います。 しかし 恐らくそんな事をしたら、 日本国民はあっという間に極右に豹変するでしょう。 勿論、私も含めて.....。 勿論、核武装賛成論等も日本中から湧き始めるでしょう。 日本人が生来持つ勤勉さが怨念に変わり それに加え頭脳明晰な日本人 米国を超えるシステムを考え出すのは、 決して難しい事では無いと思います。 中国は、ちょろいでしょう。 例えば、 次世代敵基地攻撃システムです。 実際、攻撃を受けた日本は、国連の場で 「平和の為に核は許しません、勿論、戦争も... その為に、武力を無能力化するシステムを作ります。」と宣言し 軍事費を米国に肉薄する世界第2位まで引き上げ CERNのLHCを上回る粒子加速器を作り 素粒子物理学や、量子力学を更に発展させるかも知れません。 つまり、核兵器が前時代的なものになるようなシステムです。 そうなれば、外交の席上でも日本は恐いでしょう。 実際、日本のそういう性質を米中が恐れているのでは..... 実際、北朝鮮問題がある中で、核武装論は出てきていますし。 だから、「日本の核武装を警戒しよう」なんて言うのでは。
- 2011年 2月変更(@wwbc)
- ベストアンサー率28% (247/857)
ご返信読みました。 戦争に良心とか正義を期待するだけ無駄ですよ。戦争に絶対勝つ側は、単純に「稼ぎ」や「利益」の事だけしか考えていませんから。 それ以外に戦争をする何の理由があるんです? 中国が日本に攻撃をかけるのにしても、その表向きの理由は 「日本が悪い」 から日本と戦争をする、という難癖になるに決まってるじゃ有りませんか。 日本が悪い → 自衛の為に戦争する → 日本敗北したら賠償金請求 → 中国は常任理事国なので中国の行為は正当 こうなる算段を付けて、中国は戦争を米国と共謀して日本に仕掛ける、と。 虫や野生動物と同列の次元なのです。 具体的に言えば、日本の核開発疑惑がある為、中国自衛の為に国連敗戦国条項を根拠に日本に先制攻撃をかける。 これは良く米国もやってきた事。先の米中戦略会議で中国は一応この方向への道筋を付けました。
補足
>戦争に絶対勝つ側は、単純に「稼ぎ」や「利益」の事だけしか考えていませんから。それ以外に戦争をする何の理由があるんです? その理屈は当然分りますよ しかし、アメリカは世界の警察としての正当性を維持する為に 必然的に、たまには損な戦争も実際しているのでは? 勿論、世界の警察を買って出るのは、利益があるからなのでしょうが。 >日本が悪い → 自衛の為に戦争する → 日本敗北したら賠償金請求 → 中国は常任理事国なので中国の行為は正当 こうなる算段を付けて、中国は戦争を米国と共謀して日本に仕掛ける、と。 虫や野生動物と同列の次元なのです。 まあ、中国が虫並みの国家という事は、勿論、把握していますが。 少なくとも、 アメリカは日本の核事情については、少なくとも中国よりは把握しているはずです。 勿論、国連や世界的な常識として、どちらが正しいかは明白でしょう。 そして、wwbcさんの言う様に 米国と共謀して中国が実際に攻撃を仕掛けてきた時にダブルスタンダードが発生します。 日本には日米安保が存在します。 アメリカは、 一方で中国と共謀して 一方で中国を攻撃するのでしょうか?
- lequeos
- ベストアンサー率54% (308/566)
追加のご質問にお答えします。 >>出来れば、具体例若しくは、書籍等お聞かせ下さいませ。<< 一つ例を挙げると、ソマリア紛争があります。ここは、貧しい少数派(キリスト教徒など)の住む辺境地域で鉱物資源が発見されたことから、多数派民族が政府を動かしてこの地域を中央政府直轄にしようとし、周辺国や資源確保を目指す大国などの介入もあって、形態上は内戦ですが国際紛争の状況を呈しました。ソマリアは紅海の入り口にあたり、石油航路の確保に危険が生じるため、EUやアメリカ、日本などが軍艦を出して海賊(という名の元民兵)抑止に取り組みだしたことはご存じだと思います。
お礼
なるほど、国家として未成熟の国家、開発途上国ではその様な事が十分有りえるのですね。 非常に参考になりました。 誠にありがとうございました。
- gungnir7
- ベストアンサー率43% (1124/2579)
#4です。補足が来ていましたのでお答えします。 >あれは私も腹が立ちましたが、あの紛争は経済活動だったのですか 少し齟齬がありそうなので補足しますと、イラクへの侵攻の目的は石油です。 地下資源は鉄でさえ2100年をもたずに枯渇するといわれています。 資源が潤沢にあった1900年代とは違い、奪い合いの様相を呈しています。 私は質問文の経済活動だけの目的の意味をこのように受け取り、回答しています。 チベットに関して当初の目的はインドの牽制だと思いましたが、 今ではチベット~中央アジアの地下資源は中国にとって宝の山に見えることでしょう。 >中印の人口のリセット というのは意図的なものなのですか? 意図の有無に関わらず、人口を支えるだけのバックボーンがなくなってきているので 自然と戦争への流れになっているということです。 ここ30年ほどの間でも全ヨーロッパの人口に等しい人口が中国で増加しています。 確かに効率が悪すぎますが、そこまで中国は追いつめられているということです。 したがって中国共産党が戦争を意図的な人口減らしと考えても不思議ではありませんが、 それがあくまでも付帯的なものであり、主因ではありません。 寧ろ中印の戦争で人口が減ると、地球環境には都合がいいと考えているのは欧米先進国の側でしょう。
補足
度重なる質問申し訳ございません。 >イラクへの侵攻の目的は石油です。 1.結局、成果としてアメリカは石油を得られたのでしょうか? 2.ここで言われている石油とは、油田の事でしょうか? 3.つまり、”戦争賠償として油田をせしめる” という事が目的の侵攻という事ですか? 4.勿論、アメリカの主目的が石油だったとしても、名目上は大量破壊兵器保有の可能性等を謳っての事ですよね。 5.アメリカ以外の多国籍軍も、得られた利益(石油)の分配はあったのでしょうか? 大変お手数かけますが、何卒宜しくお願い致します。
- rikukoro2
- ベストアンサー率21% (1316/6195)
>善の戦争と、悪の戦争があるという事でよろしいのでしょうか? 単純に二元論に分ければそうなると思います。 例えば国家が、他国に対し侵略戦争をしかける →これは悪の戦争といえるでしょう。 その戦争を止める為、国連等の話し合いで、その国家を守るために 防衛の為の軍を派遣する →正義の戦争といえるでしょう
お礼
なるほど、よく解りました。 国連発動の軍事行動には僕も以前から賛成でしたが。 よく考えれば、あれも戦争ですものね。 ご丁寧な対応,誠にありがとうございました。
- 2011年 2月変更(@wwbc)
- ベストアンサー率28% (247/857)
昔から戦争は「稼ぎ」の為にやられてましたよ。 戦争で稼ぐ → 戦争しに行った地域の金銭・物資・人員を強奪する → 国に持ち帰る → 本人と関係者がウマー いっぺん覚えた味はなかなか忘れがたく、しかも奴隷が増え内需拡大するが供給が追いつきませんので、再び外地に行って「稼ぎ」の為に戦争をする。好戦国は軍備増強するが産業経済の活性化が軍拡と並列して進行していくというわけでは必ずしもありませんので。 ちょと面倒になりますが、戦争して占領した土地を奪って自国で管理してもいい。 代官とか総督とかで占領地を管理させ、生産活動でもさせてその半分くらいを自国に運搬。→ 長らくウマー、と。 第2次大戦までの植民地獲得戦争は、大抵は殆ど経済活動目的であります。 植民地に自国生産物も売り払えますので、一石二鳥。 また、自国に被害が及ばない限り、調節された戦争は自国経済を原則的に活性化させます。 無理をしたり、自国に被害が及べば逆に損しますが。 なので本気の戦争は経済活動を阻害するが、ナレアイの戦争とか計画を立てて行う戦争等は儲かります。 例えば中国が海底資源獲得の為に沖縄諸島全域を奪取するために日本を攻撃したとする。勿論事前にアメリカとは話し合って、戦争の計画を立てておく。 日本は負けますんで、中国は大もうけですがな。 賠償金は取れるし、沖縄諸島は中国のものになるし、周辺海域の自由通航権は確保できますし、何よりも目的の海底地下資源が誰恥じる事もなく自国のものになります。 米国には奄美大島あたりを「日本防衛目的」のために…とかなんとか理屈を付けさせて米国支配下に置く、と。 計画に加担した米国も儲かります。 なので、 「経済活動だけの目的の為に、この近代社会でも戦争は行われるので」 す。
補足
回答ありがとうございます。 (後半部分の例について) 領土奪取目的の為の侵略戦争は、現在の国際法上においても認められているのですか? その上さらに、侵略され敗戦した側が賠償金を払わなくてはいけないのですか? 安保理がそんな理不尽な賠償金を認めるのですか? もしそうなら、 人類は知的生命ではなく、まだ原始人の域を脱していないですね。 (つまり、虫や野生動物と同列)
- jamiru
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ベトナム戦争が終わりそうだ。と言われてマスコミ・経済・財界人がどどどどどどーしようwwwwwwwと慌てふためいた発言を数々漏らしてたんだけどね。
お礼
アメリカの話ですね。 民間レベルの話では、勿論そういう事があるのでしょうね。 それは、容易に想像がつきます。
- gungnir7
- ベストアンサー率43% (1124/2579)
戦争が経済活動で必要というのは、ある意味事実です。 ある国の国富が滅茶苦茶に破壊されれば、そこには物資が必要になります。 しかし、戦争当事国は生産する手段が大幅に削減されています。 周囲の国は輸出で設けることができます。かつてあった朝鮮特需は日本の復興の役に立ちました。 そして、戦争当事国は国富を失うことによってGDPをリセットするという側面があります。 戦後の日本や欧州はまさしくこの典型で、人々の給与が大きく上がる下地ができたのです。 1929年に発生した世界恐慌は足かけ20年かけて第二次世界大戦でリセットしたのは有名な話です。 戦争のもう1つの隠れた側面に人口の調整があります。 この有名な事例が三国志の時代の中国で、当時中国では後漢による平和が長く続き、 人口過剰で食えない人々が大勢発生しました。 そして三国志の動乱時代に人口は1/5にまで減っていきます。 >経済活動だけの目的の為に、この近代社会でも戦争は行われるのでしょうか これは毎年のように行われていますが? 地域紛争レベルをカウントしないというのであれば少々認識が甘いです。 チベット、チェチェン、イラクなど大国が一方的に攻めているだけです。 そして今、まさに人口のリセットによる大きな戦争が始まろうとしています。 中国は既に経済が最終局面に入っており待ったなしです。 中国の水事情は逼迫しており、環境汚染と併せて農業生産も急落しています。 また、チベット上流にダムをつくりまくったため、インドでも深刻な水不足を招いています。 このため中印ともに敵意をむき出しにしており、両国は既に戦争の準備を進めています。 中国は国策として進めていた官製の反日を今は反印に回頭中です。 今の中国の破綻が決定したら、すぐにでも戦争が始まるでしょう。 ヨーロッパにも大きな戦争が発生する危機のシナリオがあります。 ただし、それには地球寒冷化が織り込まれている必要性があります。 北極海の氷が溶けると地球の自動調節のメカニズムがはたらき、 地球は比較的急速に氷河期に向かうことが過去の研究で分かっています。 もし、これが現実のものとなればヨーロッパは恨みの連鎖に飲み込まれます。
お礼
様々な観点から御教授ありがとうございます。 しかし、一部疑問点が残ります。(特に 8.) もしよければ追加回答宜しくお願い致します。 1.朝鮮特需等の最初の節 戦争当事国ではなく周辺国家が輸出等をする事により 戦争当事国ではなく周辺国家の経済が潤う事がある。 という事ですね。 2.世界恐慌→ 勉強致します。 4.チベット→ あれは私も腹が立ちましたが、あの紛争は経済活動だったのですか? 勉強し直します。 5.チェチェン→ 勉強します。 6.イラク→ 名目としては大量破壊兵器保有の可能性が世界の安保環境を脅かしている等の理由だったと思いますが..... 7.三国志に関しては読んでないので詳しくは分りませんが 文脈から意図的ではなく結果的にそうなった。 ように読み取れました。 要は、戦争のある意味の利点という事ですね。 8.中印の人口のリセット というのは意図的なものなのですか? 「人口リセットの為の戦争」というのは、今ひとつ理解出来ません。 口減らしの為に、わざわざ戦争を起こして、相手国に自国民を適当な数まで殺してもらうという事ですか????? 倫理面を無視したとしても 効率が悪い様に思えてなりません。
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お礼
戦争と経済をめぐる歴史的背景、変遷を一つの流れとして 端的に把握する事ができました。 誠にありがとうございました。 sudacyuさんの見解を聞かせてもらって私が感じた事は、 これから先の経済をめぐる戦争は より多元化に向かうのではないか、という事です。 1.先進国(G7) 2.G7に準ずる先進国 3.BRICs 4.開発途上国 勝手に分類しましたが、 それぞれの軍事行動に至る動機付けは 広義での経済活動という一点では合致するものの 狭義での経済活動という点では 根本的に質の違うものになっていくような気がしました。 ・無遠慮で申し訳ありませんが、最後に一つだけ質問です。 >アメリカ以外の工業国が工業生産力を大幅に低下させたので、第二次世界大戦でもアメリカだけが例外的に儲かり... 工業製品の需要に対する供給不足をカバーするための供給を独占出来たという事ですか?