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日本の職業制度について
日本の職業制度について 日本の職業制度について質問があります。 終身雇用制度、年功序列制度、そして新卒、第2新卒といった考え方はどういう背景から生まれてきたものなのでしょうか ? 私的に制度の内容から考えてみると ((終身雇用))はいわば労働者にとってれしい制度なので会社からの労働力の需要が高まった時期に制定された、また労働力の供給が少ない時に生まれた、つまり高度成長期、またはバブルの時に生まれたのでは?もしくは(2)日本人独特の組織、またコミュニティーを大切にする文化から生まれた?(3)もしくは社風を重んじる日本企業ができるだけ自社の精神を浸透させるために作った? ((新卒))の考え方は終身雇用に付随して生まれた。((3)の説より) ((年功序列))は・・・日本的な「目上の人を敬え」的な発想からでしょうか? 知っていらっしゃる方是非教えて下さい。
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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職業制度というと、士農工商やカーストのような連想をしましたが、要するに雇用制度のことですね。 これは一概にひとつの要因だけではなく、歴史や国民の生活の意識や仕方、そして労働市場の融通性などが絡んでおります。 終身雇用制が趨勢を占めていた時代のものですが、この原則も雇用側の経費を見直す考えからの攻勢の対象にならなかったものでは決して無いのです。 年功序列の開始は見習いや手代、のれんわけなども基盤になっていますでしょうが、そういう中で一定の時期に見直すことのできないものでありました。 そして誰でもが特定の知識と技術があれば一定水準の労働を提供できる時代は、そう簡単にも来なかったのです。 機械的ともいえるそういう水準ばかりではなく、訓練の必要な路宇津の現場であったことは否めないでしょう。 そういう時代でも労働力の供給が少ないわけではないし、そう簡単に移動できないからこそ、終身雇用ともなったと存じます。 そういう労働関係を前提にした、社会制度であり、生活であり、就職であり、労働関係規範でありましたでしょう。 終身雇用が大勢であるときも今も、転職する人はいくらもいるし、いました。渡り職人的な立場の方も多いものです。 高まった時期に制定という制定などはないのです。 日本的コミュニニティの問題もいろんな要素がからんでいますが、このことが関係しているとはそれほど思えないと存じます。 自社の精神の浸透は、終身雇用も影響したでしょうが、多くの企業では、それが目的でも結果でもなかったと存じます。
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なるほど。丁寧な回答ありがとうございます。