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流動性選好理論

経済学を勉強しているのですが、資産市場の流動性選好理論のところでつまづいています。私の持っているテキスト 経済学入門塾1 マクロ編によると 利子率下落 -> 債権価格上昇 -> 債権割高 -> 債権需要下落 -> 貨幣の資産需要上昇 とあるのですが、どうも風が吹くと桶屋が儲かる的な考えでいまいち理解できません。もっと単純に 利子率下落 -> 債権需要上昇 -> 貨幣の資産需要下落 ではないのでしょうか?なぜなら利子率が低い時は現金を持って低利子に甘んじるより、債権の方が高い利回りを期待できると思うのです。逆に利子率が上昇すれば、債券を買うようなリスクを犯さなくても現金を持っていればそれなりに利子をもらえると思います。 くわしいかた、私の考えの間違っている部分を教えてください。的外れな質問だったら申し訳ありません。

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回答No.4

なんだか難しい説明が多いので簡単に。 利子率についての勘違いが原因ではないですか? 利子率というのは債券の利子率のことですよ。 つまり教科書の説明は風が吹いたらではなく同じことを別の角度からいっているのです。 >逆に利子率が上昇すれば、債券を買うようなリスクを犯さなくても現金を持っていればそれなりに利子をもらえると思います。 利子率は債券の利子ですので現金には利子はつかないです。 銀行も貸出(=債券購入)によって利子をつけるので(定期)預金は債券購入と同じなのです。 普通預金や当座預金は現金と考えますが、金利はほとんどつきません。

takakura
質問者

お礼

そういうことなら納得できます。 テキストには貨幣=現金+預金 と書いています。しかも 利子率の変動によりる貨幣需要の変動の説明で、 「定期預金の利子率が変動すると」と説明してありました。 だから、「貨幣の利子率」と「貨幣需要」の関係だと思ったのです。 みなさん、ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • moqmoqmoq
  • ベストアンサー率53% (33/62)
回答No.3

下の方の補足です。 『利子率下落 -> 債権価格上昇 -> 債権需要下落』の部分。 今,毎期dの配当を得られるコンソル債券を考えます。 コンソル債とは,永久に配当を得ることはできる反面,元本の償還の ない債券をいいます。 このコンソル債の価値は,割引現在価値で表現すると, V = d/(1+r) + d/(1+r)^2 + ・・・・ 無限等比級数で和を求めると V = d/r となります。つまり,rがもうこれ以上下がらないというところまでく ると,コンソル債は(ほぼ)最大の価値を持つことになります。 そうすると,あとは価値が下がる方向に力が働きますから,貨幣を持っ ていることが合理的ということになります(いま貨幣を保有していて, 債券の価値が低下した後に債券を買ったほうが利益を上げることができ るから)。 これが 『債権割高 -> 債権需要下落 -> 貨幣の資産需要上昇』 の部分を意味しています。

noname#14479
noname#14479
回答No.2

まず間違っているのは 「債券(債権)を買うようなリスクを犯さなくても 現金を持っていればそれなりに利子をもらえる」 の部分です。 マクロの分野では、金利(利子率)については 「一般利子率」という扱いになっています。 誤解を恐れずに言えば、世の中の金利は1種類しかなく、 現金を持っていても利子は付かないと考えます。 ですから、「それなり」はあまり意味がありません。 もう少し厳密には、利子は"流動性を失うことによる 対価"であるわけですから、流動性のある現金に 利子が付いてしまったらおかしいですよね。 おそらく銀行預金をイメージしてのことかと思いますが、 預金に100億円の残高があっても、手元に現金がなければ 新聞の集金の人が来ても代金は払えません。 次。 「利子率下落 -> 債権需要上昇 」 も違ってます。こちらは致命傷です。 流動性選好から頭を切り換えて 「利子率下落 -> 債権価格上昇 -> 債権需要下落 」 この流れは理解していますか? 「利子率下落 -> 債権価格上昇」 ここの部分は「割引現在価値」を理解している 必要があります。(調べてみてください) ちなみに言っておきますが、 この考え方は絶対です。経済学の分野ではおそらく 例外はありません。 利子率が上がったら「必ず」債権価格は下落します。 「債権価格上昇 -> 債権需要下落 」 ここは単純に「価格が上がれば需要は減る」ということ。 異論はないですね。 ですからあなたのいっている 「利子率下落 -> 債権需要上昇 」 は価格が上がると需要が増えると言っているの と同じこと。ミクロの分野ではこのような財を 扱うこともありますが、基本的にそうは 考えないでしょう。 最後に一言。 経済学は単純化から始まります。流動性選好でも そうですが、世の中には現金か債権かのどちらかしか ないと考えましょう。債権が高くて需要が減れば、 現金を持つしかないわけです。 長くなりましたが、理解していただけたでしょうか。

回答No.1

あまり得意な分野ではありませんが、テキストの流れは経済学的に考えて順当に思います。 まず周りの利子率が低いときにはその利子率より高い利子率を持つ債権の価値は上がりますよね。価値が高いものの値段が上がるのは当然なので 利子率下落→債権価格上昇となります。 債権価格上昇→債権割高→債権需要下落の流れは説明の必要はなさそうです。 最後の債権需要下落→貨幣の資産需要上昇についてです。 貨幣の資産需要とは資産を貨幣で持つか債権で持つかという2者択一の意思決定の結果生まれます。総資産の量が一定の中で人は貨幣を保持するか債権で運用するかを決めるわけですから、債権の需要下落はすなわち貨幣の資産需要の上昇です。 従いましてテキストにある流れのとおりになります。

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