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夫自慢で英国人の意地を問う?ユーモアな会話に隠された真実とは
- 女性二人が夫自慢で競い合う中、一人が「ウチはスポーツ万能なのよ」と言い、もう一人が「教養があるのよ」と自慢する。その後、質問者Aが「夫は料理も上手いし、縫い物もできてアイロンもうまい」と話す。この時、Bが「彼は英国人?」と尋ねる。この質問に込められた意味について質問者は疑問を持っている。
- 質問者はBの「Is he English?」という質問に対して、二つの意味があるのではないかと考えている。一つは「彼が英国人なら、そのようなことをするのは当然だ」という意味であり、もう一つは「彼が英国人でなければ、そのようなことをするはずがない」という意味である。
- 質問者はBの質問に対して最初は前者の意味だと思ったが、実際の意味はどちらなのか知りたいとしている。
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こんにちは。9/30のご質問ではご丁寧なお礼のお返事を有難うございました。 英国人は皮肉が好きだということ、特に相手が自慢する場面では皮肉に磨きがかかる、ということを英国在住経験より熟知した上で、回答致します。 ご質問1: <最期の「Is he English?」に込められた可笑し味> これは、 「そのようなことをするのは英国人である筈がない、ホントニ英国人なの?」 という意味だと思います。 私の深読みでは、おまけに「皮肉」が入っています。 会話文全文を見ましたが、前半にA夫人が自分の夫はintelligentで多国語を話す、とあります。これもB夫人に「ほんとに英国人?」という疑問を抱かせる一つの伏線になっています。 それに加えて料理、裁縫、アイロンがけ、とくれば、一瞬「召使?」という想像が頭をよぎります。そこに、先ほどの伏線でひっかかっていた「多国語を話す」という国際性。 とくれば、B夫人はA夫人の夫を「移民の家政夫?」と皮肉る意味で「ほんとに英国人?」と言ったのではないでしょうか。この意図だと、かなり辛口皮肉がきいていることになります。 でも英国人の冷徹なironyを何度か見てきた経験から、このような自慢たらたらのA夫人に対して、「ほんとに英国(紳士)?移民の家政夫じゃないの?」ぐらいの辛口皮肉を言ってもおかしくない場面だと妙に納得できるのです。 ご質問2: <私は最初のほうの「そのようなことが得意というのは、あなたの旦那様はきっと英国人でしょうね?」と思ったのですが、・・・・> そうはならないと思います。 1.まず文の流れから見て、最後は B "Really? Is he Englissh?" と2度も疑問口調で聞いています。 また、Really?の使い方が「信じられない」という疑いの念を想定させます。そこから、「本当に英国人なの?」というニュアンスが浮かんでくるのです。 ご質問3: <そんなコマゴマしたことをするのは英国人に違いない> 逆です。英国人って結構「大雑把」です。 英国在住経験からもそうですが、現在同僚にも英国人がいますし、過去出会った英国人男性を見ても、「大味、大雑把、粗い」のイメージは定着しています。(あくまで一般論であって例外は勿論あります) 英国で留学した大学寮などでも、台所を汚すのは英国人、服にも気を使わないし、お風呂もたまにしか入らないので匂うのも英国人、坊ちゃん大学と言われている英国の大学ででさえそうですから、英国紳士のイメージは音をたててくずれました(笑)。 だからこそ、「そんなコマゴマしたことをするのは英国人であるはずがない」に賛同するのです。 結論がないジョークなのであれば、読者がそれぞれの判断で感想を持てばいいと思います。 以上、ご判断のご参考までに。
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- toko0503
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周りにいる外国人に聞いてみました。 イギリス人の男性は、henpecked(女性の尻に敷かれてる) ことで有名なのだそうです。(つまり女性が強い) なので、必然的にそういう joke が多いとのこと。 ここでも、Aさんは、自分の夫が家事を何でもしてくれる 自慢の夫として語っていますが、Bさんは、そんな夫は イギリス人男性のように尻に敷かれてる情けない夫に違いない と思って最後のせりふを言ったものと思われます。 なので、ここでは 「へぇホントぉ?(そんな主夫みたいな)彼って(ひょっとして)イギリス人?」 となると思われます。(^^)
お礼
ありがとうございます! 「えぇ? 彼って典型的イギリス人よね?」の意味が含まれているという回答をいただいて嬉しいです! イギリスの?十年前の教材で、会話している女性二人もイギリス人かと思います、なので自国の男性の気質を知っていてのジョークなのだと思うのです・・・ ジョークは奥が深いですね・・・("_";) ありがとうございました!
- googoo1956
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>ほんとの意味はどうなのでしょうか? ○ 「英国人なの?(英国人であるはずがない。)」という疑問の意味でしょう。 ○ 会話の流れからでも分かりますが、最後の英文自体からも判断できそうです。 ○ 「Really?」と「?」がついている場合には、「驚き、興味、疑念」を表します。読み方は上昇調です。(一方、「Really!」と「!」がついている場合には「同意、相づち」を表します。こちらは下降調で読みます。) ○ もうひとつの英文の「Is he English?」にも「?」がついていますね。これも「英国人なの?」という「疑念」を表しています。 ○ 「英国人だよね。」という意味を表す場合には「Is he English!(下降調)」のように「!」をつけます。これは感嘆疑問文といって「~ですよね。」という「確認」や「(感動的)断定」を表す表現方法で、「Yes.」の答えを期待しています。 (1) Am I hungry! (お腹がすいたのなんのって。) (2) Has she grown! (彼女は大きくなったねぇ。) (3) Did he look annoyed! (彼は怒っていたようだったね。) ○ 同じように「Yes.」の答えを期待するものとしては、平叙疑問文「He is English!(上昇調)」や、付加疑問文「He is English, isn't he?(下降調)」を使うことができます。この場合には「英国人ですよね。(そうでしょ。)」という意味になります。 ○ 読み方だけではなく表記の仕方も、話し手(書き手)の言いたいことを判断する重要な情報です。
お礼
・・・なぁるほど、「?」マークや「!」マークの意味もちゃんと汲み取らなければならないのですね。 「英国人なの?」の方に傾いてきました・・・ ありがとうございました!
- go_urn
- ベストアンサー率57% (938/1643)
こんにちは! これは http://books.google.co.jp/books?id=BJhwB2be2X8C&pg=RA1-PA267&lpg=RA1-PA267&dq=%22Yes,+and+he+can+sew,+and+iron%22&source=web&ots=Fgg1UUktG7&sig=a35cX7Az8XVUnDxhVVrj5MA6dWQ&hl=ja でしょうか?もしこれなら、ということで言いますと―― やりとりの雰囲気からすると、どちらも英国夫人が想定されているように思われます。英国式ユーモアは、その多くが、自分たちを馬鹿にしたようなオチで笑いを取ろうとするところがあります。(自信の裏返しなのでしょうが...) であれば、≪そのようなことをするのは英国人である筈がない、ホントニ英国人なの?≫という解釈の可能性の方が高いと思います。と言いますのは、もし逆に、「そのようなことが得意というのは、あなたの旦那様はきっと英国人でしょうね?」という方だとしたら、その前に出てくる intelligent ということが自画自賛になってしまうからです。 マッチョ型のご主人を持つ奥様の理想的イギリス男性像の中には、知的要素や家庭的な要素というものが微塵もないことを示すことによって、イギリスの男は、頭が悪く家庭の仕事をしないということを自嘲する笑いになっているのだろう、と感じられました。(またそういうことを期待しないイギリス人 "lady"の愚かな滑稽さも...) A夫人:...he's very intelligent. B夫人:Intelligent? A夫人:Can he cook? B夫人:Pardon? のところ、呼吸に滑稽味がありますね。B夫人の頭の中にある理想的イギリス男性像に、知的なもの、家庭的なものが完全に欠落していることが窺えます。そして A夫人:Yes, and he can sew and iron.に至って、B夫人の想像力の限界がとうとうブチ破られてしまったので、これは、冥王星人かなにかの話しか、というような反応になったという... もっとも実際のイギリス男性は、多くが知的で家庭的ですので、余裕の自嘲というべきでしょうが...(これを書いたのはイギリス人男性ではないでしょうか。) 以上、ご参考になれば幸いです。
お礼
そうです、まさにあれです! テープを聴いてディクテーションしたのですが、とても滑稽でした。 やはり「英国人である筈がない・・・」ほうですか・・・ クラスの意見は真っ二つなのです。といっても6人ですが・・・ わたしは英国人特有の自虐的ユーモアで「それは典型的イギリス人ね、まさにイギリス人よね、そうでしょ?」と言ったのかと思ったのですが。 裏を読みすぎなのかもしれませんね・・・? ありがとうございました!
何度もすみません。A no.3の訂正 B夫人は「これだけイングランド的なスポーツを行なっている夫は間違いなくイングランド人である」という認識があり、「それに比べるとA夫人の旦那さんは・・・」という思いが出たのではないか? A夫人とB夫人を取り違えてしまいました。 大変失礼致しました。
お礼
ありがとうございます。 クラスの意見が真っ二つに分かれてしまって、どちらも、お互いにいま一つ自信がもてないまま、うやむやになっています。 ユーモアの解釈は難しいです。。。
A No.1です。 すみません。一部訂正と追加(結論めいた所は変わりませんが) 訂正1:すらっとして逞しくて男前で、位の(以下略) bigを「すらっとして」と訳すのは不適当でした。シンプルに「体が大きくて」の方がよさそうです。 訂正2:イギリス人 これは「イングランド人」の方が良いのかもしれません。 追加:以下を第3段落の前に追加願います。 A夫人は「これだけイングランド的なスポーツを行なっている夫は間違いなくイングランド人である」という認識があり、「それに比べるとB夫人の旦那さんは・・・」という思いが出たのではないか?
- purunu
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これがイギリス発生のユーモアとすると、≪そのようなことをするのは英国人である筈がない、ホントニ英国人なの?≫でしょう。
お礼
・・・やっぱり、そうなのですね。 ありがとうございました。
原文と思しきものに当たってみたのですが、B夫人の旦那様は「bigでstrongでhandsomeで(すらっとして逞しくて男前で、位の意味でしょうか)水泳、スキー、サッカー、クリケット、ラグビーをたしなむ」ことになっています。 サッカー、クリケット、ラグビーはいずれもイギリス発祥、もしくはイギリスで盛んに行なわれているスポーツであると認識しております。 よってA夫人の旦那様についてB夫人は「本当にイギリス人なの??」という意味で問いを発せられたのではないか?と思います。 このコメント、「こんな見解もあるよ」といった感じでお読み頂けると幸いです。
お礼
・・・やっぱり、そうですか。 ありがとうございました。
お礼
この度も丁寧なご回答をありがとうございました。 お陰様で英国紳士のイメージが音をたてて崩れ果てました!(o^▽^o) そうなのですかァ、大雑把な人もけっこう多いと。。。 それにしても随分と辛口な皮肉ということになりますね。 さすが英国人! 面目躍如ですね! 次のクラスでもう一度、皆で話し合ってみます。 ほんとにありがとうございました。